女科学者と奇妙な現象

森 霧矢 @Kiriya_Mori

そういえば今朝見た夢。女科学者が少女を連れてなにかから逃げている。奇妙な現象のせいで人々の姿と記憶が大きく変貌していく世界で、女科学者はまだ変貌が現れておらず、少女はなんらかのキーパーソン。夢の視点のメインは女科学者のもの。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）しばらく行くと公園に出る。移動遊園地が設置されており緑が輝くばかりに美しいが、人がまったくおらず、あちこちに破れて衣服が落ちている。「ここはすでに現象に巻き込まれているわ」と少女をかばう女科学者。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）女科学者、髪はみだれ、ローヒールがすでに折れており、メガネにもヒビ。薄化粧ははげかけて気にしているそばかすが見えてしまっている。やや童顔の白人。（どうも名前はエリーゼらしい）「アンナ、行かなくては。」少女、やはり白人やや赤毛、ツインテール、そばかす、冷静。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）「でも、にい様が来るよ」とアンナ。すると羽音が。新緑の中、回るメリーゴーラウンド、光の差す光景。木の上に悪夢の体現。巨大なオウム。赤、青、緑の美しい翼。顔の部分はまるで白塗りのピエロそのものの、人間の顔。嘴はオウムのもの。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）すると、女科学者のもとに「犬」が駆け寄ってくる。「犬」の姿は頭部だけならぶちの狩猟犬そのもの、首から下は人体、手首と足首から先はイヌ科のそれに近いものになっているが、親指は物をつかみやすい形のまま。現象によって変貌した人間。女科学者の同僚。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）「犬」は語る。「犬の姿を取るものは守ることを選んだもの。鳥の姿を選んだものは語るべきことを語るもの。カエルの姿を取るものはより多くを生み出すことを選んだ者だ。私は君たちを守りに来た。」そういって「オウム」に立ち向かう「イヌ」。（続き）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）「じゃあ語らせて上げなさいよ」と女科学者。しかし「イヌ」がいうには、「オウム」は記憶を失いかけている状態で、記憶を保つには愛するものの血肉、つまり少女の血を必要としていると語る。女科学者、驚いて「イヌ」と争い続ける「オウム」から少女を庇って立ちふさがる。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）どうも、現象が進むと愛するものの記憶が薄れていき、記憶を保つためには相手の血を取り込む必要があるらしい。女科学者を跳ね除けて少女、つまり妹に迫る「オウム」の鉤爪。少女は逃げない。だがそのとき女科学者の身にもとうとう現象の影響が及ぶ。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）女科学者の変貌。頭部がぶちのはいったライオン、胴体は女性、腕は筋肉質に変化し、足はライオンとヘビの混合したようなすさまじいものに変化する。「イヌ」、驚嘆する。「”惑うもの”の出現だ、計算では1パーセントも発生する可能性はなかったのに！」（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）「”貪り喰らうもの”ライオンと”守るもの”犬との中間の意識を保つ”惑うもの”豹が出現した！」”惑うもの”となった女科学者、「オウム」に突っ込んでいく。一撃で「オウム」を跳ね飛ばす”惑うもの”。しかし少女が彼らに割ってはいった。彼らにごくわずかな血を与える少女。（続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）「私は大丈夫だよ？」変貌した兄と女科学者に、嬉しげに話しかける少女。向ける視線は彼らが変貌する前と変わらない。彼らを落ち着かせることに成功する少女。（あとちょっと続く）

森 霧矢 @Kiriya_Mori

（続き）シーンが変わって、再び半ば人の姿を取っている女科学者。しかし、その口からは若い女の声ばかりでなく、男性の落ち着いた声、やんちゃな少年の声がもれており、「イヌ」「オウム」女科学者の３者の意識が同一化した状態になっている。少女と「彼ら」の物語は続く。というところで終った。

森 霧矢 @Kiriya_Mori

こうして書き出すと結構長い夢でしたね。（ちなみに”生み出すもの”カエルも出てきたんですが、かなり不気味かつ美しい外見でした。半透明な外見に背中に赤みがかった卵がびっしり・・・。宝石のようで美しく、つぶらな黒い瞳とはいえ、見るとSAN値が下がりそうな代物でした。）