うぐいすリボン つくば講演会「インターネットの自由と倫理」
- smooooch2byou
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「刑罰化。フェアユースを導入するはずだったのに、国会図書館でのコピーや携帯電話が壊れた時のデータ写しだけいいことになって、刑罰化がねじこまれた。ポルナレフ状態。権利制限規定がどんどん増えている。盲人向けの点字・録音化が最近難しくなった」
2012-11-25 16:43:18「著作権は言論表現の自由の制約か。現在のメディア企業の役割は縮小・消滅した。元々印刷のための権利。今じゃ世界中に文章があるんだから。やらなきゃならないのは創作者へ利潤を回すこと。創作サイクルを回す合理的手段。なのに新しいメディアを規制してコピー禁止する事ばっかり」
2012-11-25 16:45:32「理由は今の企業がコピーで儲けてるから。早く新しいビジネスモデルを作らないと行けないのに」 「著作権法は倫理的になってない。政治的になってる。もうフォローしてるのが馬鹿馬鹿しい」
2012-11-25 16:46:25「元はデッドコピーしかとりしまっていなかったが、似たモノもどんどんとりしまるようになった。保護期間も長く。創作者の子や孫に権利を保障して意味があるか? 著作権のインフレが起きている」
2012-11-25 16:48:01「著作権が出来た時、電話もネットもなかった。市場を通じて便益を資源の効率的配分を決定させる。取引をさせるために情報を媒体に固定して、情報の価格を決定させる」
2012-11-25 16:50:41「市場への供給主体を一つに限定する。これだけ。本来一つしかない。人格権とかくっついてくるのはフランス革命以降」
2012-11-25 16:51:36「市場で活動しうるよう保護する→だから検閲に結びつく」「創作者そのものを保護するとかになったのは、英では1690年代に検閲が廃止されて。日本は明治」
2012-11-25 16:53:22「ベルヌ条約。これこそ諸悪の根源と最近思ってる。当時の制度で止めてしまった。アメリカで最近抜本改革が出て来て騒ぎになったのは、『現代化』だったから?」
2012-11-25 16:54:15「日本人は国連に弱い。国際条約とか言うと、なんか国家を超越した絶対正義みたいに思ってしまう。WIPO。1970年代。加盟国は180以上。加盟国は平等に投票権を持つ。設立直後に先進国と途上国の対立で動けなくなった(知財で儲けるのは先進国なので)」
2012-11-25 16:57:21「アメリカはベルヌでアメリカ型著作権化を押しつけようとしたけど出来なかった。そのためGATTでトリップス。知的財産権制度を加盟国内で均しく。ベルヌを上書き」「ブランケットシステム。貿易の問題にして、カードを増やして交渉。『農業の要求飲むから知財分野飲んで』」あれ、これTPPやんな
2012-11-25 17:03:25「権利者は未だにパッケージ型。一括でお金を取って後はコピーフリーにした方がいいというのは、経済学者が指摘している。陰謀論めいてくるけど、ネット上での売買。包括的に売買しコピーフリーにすると誰が何を買ったか分からない」
2012-11-25 17:08:02「だが『ネット上で』『一つ一つの物を』買っていると、全ての売買を捕捉できる。誰がいつ何を買ったか。新しい、変な力を持つようになる」
2012-11-25 17:08:58「「権利者を脅かす物があれば規制」というのが今の著作権法になってる」 「本屋で買った本をどう使おうが自由だった。だが今はアクセス権を買ってる、コントロールを握っている何者かが居るのだから、ある日突然何者かの都合でアクセスできなくなる事も考えられる」
2012-11-25 17:10:26「DRM尊重は危険。DRMがかかってるコンテンツはいつまでもかかってる。著作権が切れてもアクセスできない」「また、使用権を買う形だと中古という物が一掃される」「所有権を買えなくなっている」
2012-11-25 17:13:12「私権であると言うが、私権は本来、自力で保全するのが前提。それを国家にやらせたのがブルジョア革命」「国家の費用で違法DLを取り締まらせるのは、特定の人々の利益のために税金を用いていることにならないか??」「それでも一般の幸福に繋がるなら良いのかも知れないが……」
2012-11-25 17:15:21「著作権教育。『創作者は不利益になる』本当にそうなのか?」 「『言論の自由と著作権は衝突しない』本当か?」
2012-11-25 17:18:58「ACTAやTPPでの要求。日米構造協議や年次改革要望書でずっと言われてた」「ACTAの内容はヨーロッパでは一般の人が知るものになった時反対運動になったのに日本ではするっと通ってしまった」
2012-11-25 17:20:39「ポリシーロンダリング。国際的なことだと行政の裁量になるので、議論しても動かない物を条約にして通してしまう」
2012-11-25 17:21:21「日本は検閲されてない国ではない。メディアの利害に繋がるから知財が取り上げられない。それでいて、知財は現実に我々の生き方をコントロールできるほどのものになりつつある」
2012-11-25 17:22:16中川「制度が決まったとしても実態で上書きされるのでは? という期待がある点で私は白田先生と違うと思うがどう思うだろうか」白田「『気にしない』でOKならいいのだけど、面倒なのはコンピュータ動作を制御することが可能なこと。制度とテクノロジーのあわせが怖い」
2012-11-25 17:25:37