#硝子の腐蝕

愁 @SighsAndRibbons

４、美しく作られたものも壊れていく。虚飾が剥がれた。 ５、感情はまた、世界を覆うとするだろう。拒否する。偽の感情と本当の感情が別たれ、虚飾だけが散らばる。 ６、本物を失くしてしまった僕は、もう一度取り戻そうとして、硝子細工（ニセモノ）を作る。 嘘で飾られる。 #硝子の腐蝕　二巡目

愁 @SighsAndRibbons

うん、こんな感じだ。三巡目は書きあがってから。

愁 @SighsAndRibbons

７、本物を失いたくないがために、偽物を量産する。偽物は色彩を持たず、世界は脆くなった。そして、罅割れていく。 ８、世界を失くしてしまう。本物を偽物へと作り変え、それでもまだ覆ったのに。そして、本物を失くす。残ってしまった欠片は凶器となり、狂気となる。傷つけてしまう。 #硝子の腐蝕

愁 @SighsAndRibbons

９、傷跡は癒される。偽物さえも失くした本物は消え、新しい『本物』が出来上がる。凶器は優しく削られていき、忘れ去られた場所で柔らかに煌めいた。 世界は生まれ変わる。 #硝子の腐蝕　三巡目

愁 @SighsAndRibbons

長らく時間のかかっていた、 #硝子の腐蝕　終了になります。とお、は行ってしまえば統括、かな。僕にとって、本物が去り、偽物が去り、そして、本物が来る。というイメージになった。硝子の腐蝕、という言葉が僕にとって「偽物は去る」というイメージだったのかも。ここまで書いてやっとわかった。

愁 @SighsAndRibbons

本物に何を置くか、偽物に何を置くか、で色々変わってしまう結末かもしれない。でも、書けて良かったなーと思う。ある意味、僕の中で、これは物語一本、くらいの意味があったかも。