衆院選・都知事選で雇用・社会保障の争点は

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

日本未来の党…。ぱっと見て、「雇用」や「社会保障」がなくて「ムダを削除」「脱官僚」「居場所」という言葉があると、公共部門の拡充よりは削減、貧困対策よりは社会的包摂、という優先順位のようにも見えますが、詳しい政策を待ちたいですね。http://t.co/kvk9EbNd

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

今回の選挙の雇用や社会保障政策に個人的に批判的だけれど、いま言っても限界があるのは痛感。選挙のスローガン的な部分は、既存の世論でのイメージをいかに操作するかが重要。玄人が評価する現実的な展望ある政策だけを打ち出しても受からない。社会運動による普段からの言説戦が重要ってことだ。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

いまやってる都知事選候補の討論。若者政策について。松沢成文「雇用創出機構をつくる。大企業のブランドによるミスマッチが就活問題の原因。雇用調整だけでなく、中小企業、公益団体、ＮＰＯなどに対して、雇用創出をする。ＮＰＯについては、東京都が独自の支援をする」

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

宇都宮健児「東京の直下型地震に備えた耐震化対策、脱原発政策の自然再生エネルギーで雇用創出。石原都政でつくられていない都営住宅を安く。若者・子育て世帯を対象に民間の空き家に家賃補助。都の最低賃金は生活保護水準以下なので引き上げ。公契約条例を制定。低所得者への福祉が内需を生む。」

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

猪瀬直樹「松沢の雇用機構は官僚を増やす。宇都宮案は大きな政府。大学三年から就活してもしょうがない。単線路線のエリートを大学で育てないこと。都ではビブリオバトルを進めた。正社員、非正規の分類でなく、労働組合のあり方、会社の採用のありかたを含めて、多様な生き方を雇用に組み込む。」

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

猪瀬直樹氏の「単線路線のエリート」批判はどういう意味だろう？かつて「個人の小さなリスクが、国家より優先される。東電型サラリーマン社会」をそう批判していた。さらに、さきほど語った就活批判の対案がビブリオバトルという関係性が不明。正社員でも非正規でもない多様な雇用とは何を指すのか。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

猪瀬直樹氏の、正社員でも非正規でもない反「単線型エリート」論は、欧米型ノンエリートの働き方を若者に整備するということだろうか。しかし、具体的な職務ではなく、ビブリオバトル的な教養の力が対案ならば、日本型でないエリートを育てたいだけで、ノンエリートの若者のことは無関心にも聞こえる。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

都知事選候補の雇用政策→松沢氏は雇用創出機構で企業・NPO等に援助し雇用創出。宇都宮氏は耐震・自然再生エネの公共事業で雇用創出+公契約条例+最賃引き上げ+家賃補助など低所得者・子育て向け住宅。猪瀬氏は「単線型エリート」批判、学生の読書等を通じた正社員・非正規ではない多様な雇用。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

日本未来党の政策要綱の雇用政策。あえてあげるなら、ワークシェアリングによる完全雇用、子育て・医療・福祉・教育・環境配慮型産業、農林漁業での雇用創出、非正規社員の正規社員化、くらいかな。 http://t.co/4n3A0XkH

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

日本未来党の雇用政策ですが、「農林漁業での雇用創出」は当てはめ的で、あまり現実的ではない気がします。被災地の特区でも、大企業が来てすらいないようですし…。「非正規社員の正規社員化」は、正社員化ではないところに、日本型正社員以外の正規雇用の可能性を読みこむのは深読みしすぎですな。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

民主党の雇用政策。「グリーン（環境・エネルギー分野）、ライフ（医療・介護分野）」で雇用創出。「公平・公正なワークルールのもと、雇用の安定を図り、世帯の可処分所得の向上」「雇用のあるべき原則などを定める基本法の整備」これは気になる。http://t.co/MglDm3ys

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

「新卒世代を中心に、学校における職業教育やカウンセラーによる進路指導、ハローワークでの職業相談など就労支援」。生活保護関連でも「第２のセーフティネットである求職者支援制度の活用、ハローワークや自治体のさまざまな相談機能の縦割りの解消、NPOなどとの連携」による自立支援がある。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

職業教育は具体的な訓練をともなったうえで、新卒世代に限らず必要では。生活困窮者の就労支援が、自立に様々な困難を抱える人と、単に就労支援が必要な人とでわけないで議論されないか懸念。不正受給対策強化は論外ですが。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

民主党の雇用政策つづき。できるなら。「やりがいのある仕事に就けるよう、能力開発の充実や均等・均衡処遇の確保など非正規雇用にかかわる問題に引き続き取り組む。」「最低賃金について早期の引き上げを図る。引き上げに際して、中小企業への支援を行う。」http://t.co/MglDm3ys

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

これもできるならぜひ。具体的に何をするのかはわからないけど。「働く人が安全・健康に働ける職場環境を確保する。病気で休業、休職しても職場復帰し、生き生きと働き続けられるための支援策をすすめる。」

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

民主党の雇用政策、ひとつ気付いたのは「正社員化／正規雇用化」がないってこと。いくら雇用創出しても現在の非正規雇用では困る。ワークルール、最低賃金引き上げ、均等・均衡処遇など雇用の「質」に切り込むような記述もあるのですが、心もとない。http://t.co/MglDm3ys

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

自民党の雇用政策。あんまり取り立てていうことはなさそう。ないことこそが特徴か。ハローワークの機能強化等による一人ひとりの状況に応じた就労支援、ぐらいかな。http://t.co/N4lMFu7n

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

日本未来の党の政策要綱は、生活保護についてはバッシングもしなければ、増やすとも触れていない。それはつまり、そういうことなのだろう。http://t.co/4n3A0XkH

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

選挙対策の政策に問題設定が反映されるような言説的影響力も、継続的な情報発信のための組織化も、そして現在進行形の貧困への対処も、まだ何もできていない。個人的にひたすら痛感させられた一夜だった。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

みんなの党の雇用政策。「同一労働同一待遇（賃金等）」「サービス残業の取締りを強化」「長期失業者、非正規労働者等を対象に職業訓練を実施。その間の生活支援手当の給付、医療保険の負担軽減策、住宅確保支援」など、民主党に見られないような言葉が並ぶ。http://t.co/4mcgJFk4

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

しかし、低所得者向けの継続的な社会保障ではなく、あくまでも「頑張れば報われる」ための一時的なセーフティネットにすぎないことに留意。「正規・非正規社員間の流動性を確保」「ハローワークを原則民間開放」が、能力の高い労働者には都合がいいが、ふつうの労働者のための生活保障となるかは疑問。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

ふつうの労働者が低所得でも安心して生きるためのジョブ型雇用と社会保障なのか。同じ仕事の賃金を切り下げ、エリートを目指してあくなき再挑戦を促すための最低限のセーフティネットなのか。日本型に代わる雇用政策をみるのに、重要なポイントではないだろうか。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

ついに。RT @inabatsuyoshi 宇都宮けんじさんの“希望の政策”に「『住むこと』は人権です」が入りました！ 都営住宅の建設を再開／若者や子育て世帯が入居しやすいように入居基準を緩和／空き家を都や区市町村が借り上げて公共住宅として活用／公的家賃補助制度の導入を検討

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

宇都宮健児さんの政策集、これは画期的。「過労死をうまない雇用・労働政策を進めます」「ディーセント・ワーク」（人間らしいまともな仕事）などの基本理念を盛り込んだ「過労死防止基本条例」の制定をめざします」「都の労働行政を抜本的に強化します」http://t.co/7Kc0EZPa

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

長時間労働についての衆院選政策。社民・共産は当然ありますが、民・自・公はなし。みんなの党で残業割増賃金率を引き上げ・サービス残業取締り強化くらいか…。民主党は2009年は過労死・過労自殺の防止があったのにな。