●「低線量被ばくは大丈夫って、本当?」吉田均医師の随筆から
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●「原発の危険から子どもを守る北陸医師の会」HP
吉田均(小児科医)さんの随筆から、引用
●「低線量被ばくは大丈夫って、本当?」吉田均医師 2012年9月14日 http://t.co/9q754zo3 (原発の危険から子どもを守る北陸医師の会:HP) #吉田均氏_
2012-12-01 21:51:21#吉田均氏_ :「低線量被ばくでがんなどが増加するという明確な証拠は得られていない」。医学会のサイトに書かれている。安心してよいのだろうか?
2012-12-01 21:52:17#吉田均氏_ :ネーチャーの論文(Petridou1996)、ギリシャではチェルノブイリ事故で胎内被ばくした子は、被ばくしなかった子に比べ白血病の頻度が2.6倍。ギリシャはチェルノブイリから1,200km、事故後1年間のセシウム137の被ばく線量は、平均2mSvだった、と。
2012-12-01 21:54:28#吉田均氏_ :6/28「低線量被ばくに関する国際会議(チェルノブイリ-フクシマ~ドイツの経験から学ぶ)」に、「原発の危険から子どもを守る北陸医師の会」の大浜和憲さんと参加した。
2012-12-01 21:56:10#吉田均氏_ :会議では、私たちが翻訳した「チェルノブイリの恐ろしい健康被害」の著者・インゲ・シュミッツ・フォイヤハーケさん(ブレーメン大学実験物理学教授)、セバスチャン・プフルークバイルさん(物理学者、ドイツ放射線防護協会会長)からの報告があった。
2012-12-01 21:57:31#吉田均氏_ : 資料 ●『チェルノブイリの健康被害-原子炉大事故から25年の記録』 北陸医師の会、翻訳 http://t.co/zoJQ37iQ
2012-12-01 21:58:38#吉田均氏_ :インゲさんの話では、オックスフォード大学の小児がん調査で、妊婦のX線写真の枚数に比例して白血病のリスクが増えたとのこと(Stewart1956)。
2012-12-01 21:59:45#吉田均氏_ : 広島の原爆被害者の調査では100mSv以下でもがんが増え(Preston2007)、また自然放射線ラドンでも肺がんが増加したとのデータも示された(Darby2005)。1つの細胞からがんが発症するので、どんなに少量の放射能でも影響はゼロとは言えないとのこと。
2012-12-01 22:00:33#吉田均氏_ :セバスチャンさんは、ドイツKiKK調査(Kaatsch2008)について。前から原発周辺で白血病が多いのではないかと懸念されており、マインツ小児がん登記所で1992年と1998年の2度にわたり全国調査が行われた。しかし、いずれもそのような証拠はないという結論に。
2012-12-01 22:01:51#吉田均氏_ :が、話はこれで終わらなかった。ケルブライン氏がデータを見直すと、原発周辺5km以内では、5歳未満の子どもで白血病が増えていたのである。調査に当たった研究者たちは、この結果を認めざるをえなかった。原発を推進している政府も困り果て、3回目の調査を行うことになった。
2012-12-01 22:03:01#吉田均氏_ :立場の異なる12名の専門家が任命され、その一人がセバスチャンさんだった。そして、公平かつ厳密な調査方法が立案された。結果は明白であった。5㎞以内では白血病の相対危険度が2.19、10kmでは1.33と高く、いずれも統計的に有意だったのだ。
2012-12-01 22:04:19#吉田均氏_ :ところが信じがたいことに、論文の結論は「放射線が原因であると断定できない」というものであった。当時の環境大臣もそれに同調し、その理由の一つとして、原発の立地計画地でも白血病が増えていることをあげた。
2012-12-01 22:05:12#吉田均氏_ :しかし、そのバイエルン州レーリング地域は、汚染度の特に高いグンドレミンゲン原発の風下に、位置していた。彼の指摘は否定されたが、それでも権威者たちの考えは今も変わっていない。
2012-12-01 22:05:55#吉田均氏_ :スイス、英国、フランスでの調査を総合しても、同様の結果が得られており、偶然で片づけるには無理があるようだ。 以上を聞いた私の結論はこうだ:「ネーチャー」に軍配!
2012-12-01 22:06:24#吉田均氏_ :では、なぜ正常運転で白血病が発生するのだろうか?燃料交換時に定期的に放出される放射性物質で障害が起きるのだろうか?答えはまだ見つかっていない。
2012-12-01 22:07:00#吉田均氏_ : 帰宅後読んだ論文(Fairlie2009)では、胎児の骨髄細胞は放射線感受性が相当に高いため、放射性物質が微量であっても障害を受けるのであろうと、推測している。
2012-12-01 22:07:34#吉田均氏_ : この会議のもう一つの収穫は、セバスチャンさん、インゲさんの人柄に触れられたことだ。お二人は子どもを大切にされる思慮深い哲学者であった。
2012-12-01 22:08:04#吉田均氏_ :会議で朗読された「親愛なる子どもたちへ」でも、そのことがうかがわれた。このメッセージは京都に先立って開催された「市民科学者国際会議」(猪苗代)で発表された。エッセンスだけでもお伝えしたい。
2012-12-01 22:14:51#吉田均氏_ : 『親愛なる子どもたちへ』 : 私たちは行動を起こそうとしている市民であり、科学者でもあります。 私たちは、ここの自然の美しさに心を奪われています。大きな湖が見え、窓からは濃い緑の山々が見えます。
2012-12-01 22:16:56#吉田均氏_ : 『親愛なる子どもたちへ』 : 私たちがここに集まっている本当の理由は、君たちです。 私たちは、君たちや君たちの子どもたちが健やかに成長することを願っています。
2012-12-01 22:17:30#吉田均氏_ : 『親愛なる子どもたちへ』 : 私たちの力は小さいかもしれない。けれども、私たちはこれからもできる限り真実を探すと、君たちに約束します。 私たちは諦めないと約束します。 http://t.co/k3f5eM3M
2012-12-01 22:19:01#吉田均氏_ :資料 ●CSRP:市民科学者国際会議 2012.06.23 福島 http://t.co/k3f5eM3M
2012-12-01 22:13:58#吉田均氏_ :資料 ● 「福島の子どもたちに」 CSRP:参加者からの手紙 http://t.co/g1yFXS9J
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