江戸期のおっぱいについて

杉浦日向子『百物語』(新潮文庫)を起点に。途中からは若干おっぱいから離れてますが、江戸-明治期における身体観・性観として取っていただければ。(2010/2/15)2000view超えてました。お読みいただいた方々、どうもありがとうございます。
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市川絡繰 @awajiya

@joe_kuga 娘の お栄が,小金稼ぎに春画を描くのですが,父北斎に「やったこともねぇ癖に」と馬鹿にされて,プンプンしながら陰間茶屋に男を買いに行ったりするのですw

2010-01-27 14:49:24
@joe_kuga

そもそも陰間茶屋を知らなかったw http://j.mp/8ELPVz

2010-01-27 14:53:04
@joe_kuga

紹介された渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)の八章「裸体と性」を、先程半分ほど読んできたわけであるが(長かったので読み切れず)、みんな裸だった。で、欧米人=「文明人」の間で、さんざん日本人の裸体(とりわけ女性)について議論があったとも知らなかった。

2010-01-27 14:56:58
市川絡繰 @awajiya

@joe_kuga 「東のエデン」というのは「西欧の道徳 (基督教的原罪) に無縁な人々の国」という含意でw

2010-01-27 15:00:13
市川絡繰 @awajiya

@joe_kuga そう.だから (原罪と無縁な) 日本人の見習画工が, (原罪を齎した) エヴァの裸像に衝撃を受けるのですよw

2010-01-27 15:08:33
@joe_kuga

@awajiya すごく読みたくなってきた……w しかし、先程古本屋などなど巡ってもなかったので、買えないという。新品では少々きついし。

2010-01-27 15:11:58
@joe_kuga

食べ終わったので北斎の春画を見ようと思って画像検索かけて最初に目に留まったのがこれとか……w (当然春画ですのでご注意をば) http://j.mp/OO75F

2010-01-27 15:10:02
@joe_kuga

江戸期において、夫婦交換など、時にはおもてなしとしてあった、だと……

2010-01-27 15:31:53
@joe_kuga

春画を見るにしても、そもそもどう鑑賞すればいいのか分からなかったので、杉浦日向子の『江戸へようこそ』(ちくま文庫)の「よっこら、すうすう、はあはあ――春画について」を読むことにしたわけであるけれど、勉強になった。春画は手にとって部分部分を見ていく。で、春画は絵師の真髄を見られる。

2010-01-27 15:36:10
@joe_kuga

殊に面白かったのは、静的な絵ではなく、動的な絵であり、一連の動作が封じ込められているが故に、一見不可能な体位等の身体所作が描かれているのではないか、ということ。全体から見たときには、それが失われるが、部分を見ていくことで、動いていく。

2010-01-27 15:38:15
@joe_kuga

受容のされ方についても言及があり、春画自体は性的な意味はもちろんあったろうが、猥褻なものではなく、むしろ笑いに根ざす(売笑などを挙げた上で)「趣き」であり、エロティシズムではなかったのではないか、と。「好色的な諧謔」(P.79)と述べられている。色情ではなく、好色。色を好む。

2010-01-27 15:41:31
@joe_kuga

あとパッと春画を見ていて、思ったのは、結構着衣のまま、というのが多いということ。ある意味で、着物の「色」も楽しんでいたのかな?

2010-01-27 15:45:35
@awajiya

@joe_kuga そのあたりは観る方法が後世のキュビズム絵画と似ておるのですな.尤もキュビズム絵画は浮世絵技法の影響を受けておるということはあります.

2010-01-27 15:46:13
@joe_kuga

@awajiya なるほど。杉浦日向子自身も「キュービズム」と言っているので、その辺を意識した上で述べているのでしょうね。

2010-01-27 15:49:14