12/1映画「ぼくが処刑される未来」スタッフトークイベントレポート

TOEI HERO NEXT @TOEIHERONEXT

白倉　仕組みはよく分からないですがアクリルのモバイルが結構格好良く見えてだんだん愛着感がわいてくる。あと光を良く使ってらっしゃってきれいなんですよね。どういう仕組みだか分からないんですけど。

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監督　光は意識して使いましたけど。アマテラスの筐体、端末も六角形だったりとかモニターが六角形というのが一番分かりやすかったと思うんですけど、六角形をこの管理社会のグラフィカルなイメージ作りに使えないかなというのが狙いでした。

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アマテラスの上部のソーラー面も六角形だったんです。１カットしかうつらないですけど。

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質問　幸雄くんがずっと「ぼく」って言ってるんですけど、一回だけ「俺」って言ってるんですけど意図があるんでしょうか。 監督　そこは意識したんですか？ 長谷川　まあ・・・多分。（会場笑い）　成長・・・？的な？　 白倉　なんでそんな疑問形？　（会場笑）

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長谷川　本当に内気な青年だったので、やっぱり男がここってところで自然に俺って出るかな、という感じだったんですけど。 監督　(質問者に)大丈夫ですか？　そうか台本どおりだったんですね。全然気にしないで撮ってたんですけど。

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高橋　僕の解釈では紗和子ともやっと打ち解けて、２５年後の幸雄は寝ていて２人きり、素の２人で初めて会話をするシーンだったので、自分が出来てきて「俺」って言ったのかなと、「ぼく」っていうのは自分に殻を作っているというか壁を作っているという意味合いもあったのかと思っていたので、

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ここで「俺」か、さすが！と思ったんですけどね。 長谷川　そういうことです。（一同笑） 白倉　ということは、最後にもう一度メインタイトルが出てるじゃないですか、そこは「俺が」になるべきだったんですかね？

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監督　ああ、フェードアウトして「俺」になると。 白倉　「俺」「未来」みたいな。（会場笑） 監督　「処刑される」は消さないといけないですから 白倉　「俺」と「未来」だけ残るっていう。どれだけ俺なんだっていう。

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質問　今回の映画は２５年後の自分に会う、２５年前の自分に会うっていう作品でしたが、もし皆さんが過去の自分に会えるとしたらいつの時代の自分にどんなことを伝えたいですか？ 長谷川　２５年というか、そうですね。飲み過ぎた自分に、その前にあってちょっと注意したいですね。

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高橋　常に意識しているのに、失敗しちゃうっていうことですかね。ちなみにどんな失敗が 長谷川　それは言いたくないです（即答） 高橋　色々知っているんですがあまり話さない方がいいってことですよね。 白倉　今日はプライベートな質問お断りってことじゃなかったっけ？ 高橋　そうでした。

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白倉　過去の自分にどの段階でもあまり会いたくないですね。どこを切り取ってもいいから、おまえがちょっと何とかしろよ、ってことを言いたいですね。本当にみなさんそうかもしれませんが、学生時代の頃にもっと勉強しろよ、って言いたいですね。

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ちょっと真面目なこと言いますけど、大人が子供に勉強しろ、勉強しろって言いますけど、子供は何でこんなうるさく言うんだって思いますけど、本当に勉強しろって言いたいですね。いいおっさんになってしまった今では。

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あと、大分本とか映画とか見てたつもりだけどもっと読んだり見たりした方がいいっていうことを言いたいですね。 ちょっとしんみりしてしまいました。過去の自分に想いを馳せたりして。

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監督　２５年前なにやってたかなって考えてたんですけど、たまたま初日舞台挨拶に福士くんたちにお手紙を書かなきゃいけないことがありまして、何を書こうか考えていた時に２５年前の自分っていうテーマって確かにあるかなと思いまして考えた時に、

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今４９なんですけど、２５年前、自分が２４の時に「四月怪談」っていう映画でデビューしたんですけど、ちょうど２５周年だなと思ったんですけど、その時に生田の製作部長からパンフレットに書いてもらった言葉が「初心忘るべからず」っていう言葉を贈られた記憶があって、

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今の自分にとても大事な言葉だし、これを福士くんに書こうと思って引用したんですけど。２５年前の自分に僕もいいたいかなと思うんですけど、やりたいことは今も変わってませんし、まあそのまんま頑張れや、ともし自分と会えたらいいたいなと思います。

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12/1トークイベント⑤最後の挨拶 白倉　本日は本当にありがとうございました。先ほど小中監督にも、さすがこれが東映の自力なのということをおっしゃって頂きましたが、今日お集まりの方々は特撮をベースにしつつそれ以外の映画にも興味をもってらしゃる方も多いと思うんですが、

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東映って国内の映画会社多々ございますが、その中でも割とバラエティに富んだものを製作するというのが割と社政としてずっとやってきた会社なんですよね。ただ最近すごく幅が狭まってきたなというのを感じてTOEI HERO NEXTというラインを始めさせていただいて頂きました。

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ただこれに限らず今後とも東映は色々とやって参りますのでTOEI HERO NEXTの「ぼくは処刑される未来」はもちろんのこと第三弾、第四弾もまた来年公開されます。

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またそれ以外にも様々な試みを仕掛けていきたい、という風に思っておりますので、スタッフの健康も凄く心配ではありますが（会場笑）死なない程度に皆頑張りますので今後とも宜しくお願いします。本日は本当にありがとうございました。

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長谷川　こやって直接お客さんと会えるというのが映画の醍醐味っていうか凄く嬉しいので、テレビもいいんですけど、やっぱり映画はいいなって改めて感じましたので、また何かあったらお願いします。みなさんも宜しくお願いします。ありがとうございました。

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監督　僕、２５年映画を作って来ましたけど割とほぼ例外無くSFファンタジー系にこだわってやってきて、仕事の幅が少なくて苦労してるんですけど。TOEI HERO NEXTっていう枠がオリジナルのSFファンタジーをやれる本当に貴重な場だと思って、それ以外の作品もきっとあるでしょうけど、

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是非成功させてずっと続いて行って欲しいし、また撮らせて欲しいなと思います。この枠に限らず戦隊、ライダーのファンの方々たくさんいらっしゃると思うんですけど、その枠を飛び越えてSFファンタジーが日本映画界の中でもっと元気になっていくような、

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そいうために自分も力を尽くしたいと思いますしお客様の方々にもどんどん支えていって頂いて、もっと盛り上げていっていけたらと思います。そのための第一歩としてヒーローネクストこれからも宜しくお願い致します。

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長々とすいませんでした。 ちょっとでも雰囲気を感じて頂ければと思いますが活字だけだと厳しく感じる言葉もありますが終始手作り感満載の雰囲気でお届けしました。