@yar1_ 地域金融機関でも、ロングして爆益のところもあります(例:山陰合同銀行)。現物を持ってクーポンを取っているだけで、先物の買いなどはやっておりません。ショートしている地銀も何行かありますが、こちらは死亡(例:聞かないでくださいorz
2012-12-02 12:25:40単純な先物ショートじゃなくて、CDSやスワップション、オプションとかでやってると、固定のプレミアム払って宝くじ買っているようなもの。当たればでかいけど、外れても300円みたいな。
2012-12-02 12:27:14@sura_taro 日本の地銀は見てませんけど、金利リスクというかデュレーションリスクを取りにいって、キャピタルゲインを得ているってことですかね。でも先物かレポでショートかましている地銀もあるんですか。それはびっくり。。。
2012-12-02 12:30:11@yar1_ 先ほど例にあげました山陰合同銀は自己資本比率が国内基準行で一番で、17%もあります。長く持ってクーポンをとって、蓄積するんだ、とIRでも明言しています。ショートしている地銀(あくまでヘッジ目的)も数行ありますが、これは金利リスクを取れないため、やむなくというケース
2012-12-02 12:32:59まぁ、金利が下がって一番見た目上儲かっているのは、長期と超長期持ってる生保なんだけどね。でも彼らはALMやってるだけで、基本的にキャピタルゲインを実現化するわけでなく、含み益になっているだけ。キャピタル損益の調整というお化粧に使うことは(ry
2012-12-02 12:34:03@sura_taro 余剰資本使ってデュレーションリスク取るのはもちろんありですね。とりわけHFが考えている金利上昇ストーリーってもう少し先なので、それまではトレーディングしてても大丈夫かと。生保はさっき申し上げた理由で満期保有と責任準備金対応アカウントはOKですね。
2012-12-02 12:37:54@NamiNami_ 仰るとおりw 実際負債がどういった特性になっているかなんて前提次第ですし。見かけ上合わせればいいってもんじゃない。
2012-12-02 12:50:46HFの狙いはサブプライムの初期のアイデアと同じ。あの当時はAAAやスーパーシニアのビスポークやシンセティックCDOが使われた。ファンディングしなくていいCDS形態でのショートで、L+10~50bpを払い、宝くじを買っていた。
2012-12-02 12:54:29ディープアウト・オブ・ザ・マネーだからオプションプレミアムは格安ってのと似ているか。ただ、普通はそういうオプションはプレミアム払って終わりで、当たることはほとんどないし、実際今まではハズレクジだったってだけ。
2012-12-02 12:59:13短期は銀行さんの主戦場なので、全く心配してないけど、長期と超長期の需給がどうなるのかには関心がある。高齢化が進行していくなかで、全体の国債保有額自体は変わらなくても、保有している国債の平均デュレーションは短くなっていく可能性があるし。
2012-12-02 13:27:15ということで、やけどや重症負っているのは、CTAやマクロの短期トレーディングで円ショートや金利ショートしてきた人達。JGB崩壊の宝くじ買っている人達はハズレクジ買った分だけ損してきたってこと。例えばFTの記事に出てくるGreenlightも今年15%弱勝ってるし。
2012-12-02 13:35:23究極なところ、リアルマネーを持っている主体って個人か財団、基金ってことになる。銀行や保険会社といった機関投資家の保有している資産も結局個人から預かったものだし、企業の株式を保有している主体も最終的には個人や財団ってことになる。
2012-12-02 16:55:10個人の金融資産の半分強は現預金だけど、御存知の通り預金は主に貸出か国債の購入に充てられている。その次に個人の金融資産の中で多いのが保険や年金とかでこれらが全体の3割弱。これもかなりの額が国債の購入に充てられている。
2012-12-02 16:55:19繰り返すと、日本全体でみると金融資産を持っているのは個人や財団、基金。そして、その資産の大部分は間接的に国債として保有されているということ。言い換えれば、これらが国債のファイナンス主体。
2012-12-02 16:55:28つまり、国債ファイナンスの話においては、個人や財団の金融資産が今後どのように増減するかっていうことと、そのアロケーションがどのようにされるかってことを考えることが鍵になる。
2012-12-02 16:55:36まず、個人の金融資産の今後の見通しだけど、過去を振り返ると2000年以降って、ほとんど金融資産増えてないんだよね。今後増えるトレンドに戻るかって言うと、デフレ環境のままだとかなり厳しい。ただ、急激に減ることはないと思われる。
2012-12-02 16:55:44次にアロケーションの方だけど、傾向しては、高齢化が進むと流動性のニーズの高まりからむしろ現預金の割合が更に増えるかもね。つまりファイナンスの財源が増えるかも。一方で、リスクがあるとすると外貨資産の割合が急増すること。
2012-12-02 16:55:51もしこの流れが加速することがあれば、その時が、国債ファイナンスが危うくなりうる時。この動きがゆっくりとでももし始まることがあったら、その時にやっと本気で国債暴落リスクのことを心配する時ですかね。
2012-12-02 16:55:58