土肥主査:間接侵害について、実際は 30 条 (私的複製) の問題なのだけれども、そこに踏み込むと議論が複雑になるため、議論を限定するために「従属説」があったと理解していた。
2012-12-13 16:29:45土肥主査:本日の議論を聞いて、かなり対象が広がってしまうのではという印象を持った。この問題はもっと時間をかけて議論をした方がよいのでは。
2012-12-13 16:30:42土肥主査:時間もあるので、このあたりにして、後はリーチサイトについて。WT に参加していた方はご存じと思うが、ワーキングに参加していなかった人にとっては初めてのことなので、まずWT非メンバーから、質問があれば。
2012-12-13 16:31:57大淵委員:リーチサイト全体ということであれば、個別立法が必要。ただし、リンク単体であれば間接侵害の対象となりうるケースもあるし、ならないケースもあるだろう。それぞれ個別判断が必要になる。
2012-12-13 16:35:30上野委員:リーチサイトを間接侵害類型に含めるという議論もあった。B 類型に該当するという考え方もあると思うが、リーチサイトも含めた議論をすると三類型について議論が困難になると思われる。
2012-12-13 16:38:50上野委員:Facebook 等で好きな YouTube 動画を紹介する際に、違法でないことを確認しなければいけないとか、あるいは検索サイトで検索結果に侵害コンテンツが含まれている際にそれも差止対象となるとしたら萎縮効果が大きい。
2012-12-13 16:42:02上野委員:そうした議論が複雑になるものについて間接侵害の一般規定で対象とするよりも、リーチサイトという規制対象とすることに関してコンセンサスが取れるものについては、個別規定で救済することを考えた方が良いと考えている。
2012-12-13 16:43:40奥邨委員:大量のリンクという意味だと、検索エンジンに対するセーフハーバーを(DMCA のように)きちんとしないと萎縮効果が大きくなる。また、個人のブログ等が対象とはならないということを明確にしないと、本当に対象としたい悪質な業者を対象とできず、萎縮効果だけが出ることになる。
2012-12-13 16:47:22末吉委員:間接侵害についてヒアリングで賛成意見を示した方が最も求めていたのはリーチサイト対策として。そうした被害に対して、こうした立法をすればこういう効果があると示すことが法制小委として必要では。
2012-12-13 16:51:04土肥主査:書協さんがヒアリングで出されたような状況は問題であるし、そうした状況に対して法制小委として何も回答を出さないと言うことはあり得ないと考えている。
2012-12-13 16:53:05中山委員:リーチサイト対策では海外での動きが重要。前回の改正でも海外から攻撃があった。攻撃者は若者なので、今後増えていくだろう。そうした動きも見ながら考えていく必要があるのでは。
2012-12-13 16:57:16森田委員:リーチサイトをどう定義するか、また規制するとして手続き的なこときちんと定めないと、萎縮効果等問題が出るのでは。スリーストライクとは違うのかもしれないけれど、そうした手続きを考える必要がある。
2012-12-13 16:59:01土肥主査:事務局から連絡があれば、これまで 3 年間我々をサポートしてくれた壹貫田課長補佐からは最後の連絡となるが、何か付け加えることがあれば。
2012-12-13 17:02:49