冥王計画ゼオライマー感想
とりあえずフォロワーさんの中でもお勧めの声が高い作品であり、実際に見た訳だが、内容の濃さに関しては少なからず本物と言わざるを得ないだろう。
2012-12-18 21:55:48個人的には尺が4話分で収まりきらないのでは?と心配だった。八卦州8人とかちゃんとドラマに盛り込む事が出来たの?って感じだったが実際にその件に関しては杞憂に終わったようである。
2012-12-18 21:56:54第1話……いきなり絶望へ突き落す展開である。マサトに対して鬼のような沖の仕打ちにより、軟弱なマサトが徐々にマサキとして目覚めていく過程は出だしとしては十分か。
2012-12-18 21:58:29ただ、沖の考えについては全体を通して、今一つ良くわからなかった。八卦州の野望に対して、やむを得ず自分が射殺したマサキのクローンであるマサトを目覚めさせなければならない状況だったと考えた方が良いか。
2012-12-18 21:59:30まぁ、沖も悪人という訳でもないんだけどね……。彼の描写や真人と美久の関係はさすがに4話では描き切る事が出来なかったかもしれない?
2012-12-18 22:00:12それはさておき、幽羅帝については、普段とベッドシーンにおいてメイクの有無もあってか随分異なる印象を与えるボスポジションである。
2012-12-18 22:00:56ただ、ベッドシーンの時のデレスイッチが入った彼女が本来の彼女じゃないかって感じは、終盤に進むたびに実感させてくれる。(少々Hな話で申し訳ない)
2012-12-18 22:01:45第2話……火と水の姉妹。確執から和解へ至るまでの物語がなかなか面白かった。ゼオライマーにおいて面白い点は「主人公(マサキ)の方がどう考えても悪人であり、八卦州が案外いい人だったりする」構図だったりする。
2012-12-18 22:03:17そして、前半におけるマサトは絶望の淵からどのように覚醒を迎えるかのドラマだった。全体からすれば毒を持って毒を制し、その毒をどうやって除去していくかの物語なのかもしれない。
2012-12-18 22:06:35第3話……「お父さん」→「俺は父なんかじゃねぇ」 マサキさんぱねぇな外道発言。あとマサキさんの万一に備えた対策が半端なくて困る。
2012-12-18 22:07:32葎から明かされた、トラウマを背負って生きていかなければならない因子の存在は面白かった。このトラウマを抱えている姿勢も八卦州がいい人に見えてしまう設定の1つなのかもしれない。
2012-12-18 22:09:30そういえば、神無月の巫女に登場したオロチ衆も全員トラウマを背負っている設定があったっけ……。やはりゼオライマーの影響も大きかったとか?
2012-12-18 22:10:06個人的な突っ込みどころとしては次元連結システムの美久について、骨格が変形してシステムとして合体する訳だが、どうやって元の形態に戻る事が出来たのだろうか……。
2012-12-18 22:11:29最終回……結果としてマサトがマサキによって生み出されたクローン達(あるいみ兄弟)を次々と粛清しなければならない悲しい物語だったのかもしれない。
2012-12-18 22:14:32マサトの「優しいなぁ……君は。君だけじゃない八卦衆もみんな美しい心を持っていた。どうして僕の作った君たちだけが優しく、僕だけが薄汚いんだ」とのセリフが個人的には気にいっているかな。
2012-12-18 22:16:50このオリジナルとクローンの関係を扱った作品だと、名無しとしてはダルタニアスに並んで秀逸なストーリーだと思う。
2012-12-18 22:19:13最後に優しい心を持つとはいえ、宿命ゆえに消え去らなければならなかった幽羅帝の描写も良かった。鉄甲龍を壊滅させて全ての問題が解決したかは分からないけど、一つのけじめをつけた終わり方かな。
2012-12-18 22:21:10