ジョイフル・エントリー・オブ・ニンジャスレイヤー #2

Twitter界隈を大いに騒がせるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」。その第二部「キョート殺伐都市」よりニンジャスレイヤー=サンの「登場シーン」だけを集めてみました。 やたらと劇的な登場を好むニンジャスレイヤー=サン。その登場は第一部からますますと磨きがかかっていき…… ※時系列、投稿日時はバラバラですが、基本的に後に行くほど登場の仕方がまとめ人主観でユカイになっていきます。 続きを読む
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その後の古代ローマカラテの行く末は、古代ローマカラテ関連株仕手戦などを見ていただけると分かるかもしれませんね。

ストームビートル=サンの活躍を0ツイートで台無しにする赤黒(「ガントレット・ウィズ・フューリー」より ヤクザ事務所編)

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ダッテメッコラー!?どこのヤクザクランッコラー?」「命は獲りません。ブーンズ洞という男のもとへ案内しなさい!」「アッコラー!?こちとらニンジャがバックにッコラー!」「ニンジャ?」アコライトの眉がぴくりと動いた。「ニンジャと言いましたか?」 45

2012-02-24 22:49:22
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ア?そうだテメエ」ヒゲヤクザは恫喝が効いたと考え、己の額から流れ落ちた汗を舐めると、不敵な笑みを浮かべてチャカを構え直した。「ニンジャだテメエ。ニンジャがもうすぐこっち来るぞ。ザイバツのニンジャがよ!」「ニンジャ?ザイバツ?」「へへへ!そうだ!ニンジャは怖えぞ?」 46

2012-02-24 22:53:25
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「……そのニンジャとはまさか、ストームビートルとか言うサンシタか?」厳しい声が戸口の方向から発せられた。「エッ」ヒゲヤクザは間の抜けた声を出した。アコライトもそちらを見た。ドォン!鉄製ドアが蹴破られ、小肥りのニンジャの死体が投げ込まれた。そう、既に死んでいるのだ! 47

2012-02-24 23:00:55
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「アイエエエエエ!?ストームビートル=サン!?ナンデ!?」ヒゲヤクザはあまりのことに絶叫するしかなかった。そして失禁した。「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」ツカツカと戸口から現れたのは、やはりニンジャ!赤黒の装束を着、「忍」「殺」とレリーフされたメンポを着けている。 48

2012-02-24 23:05:38

僕らのメンター、モスキート=サンのゴクラクとジゴク(「シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー」より)

このエントリーも少し長めに引用フィーヒヒヒ!

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ス、スス、ス……」狭い廊下、紫のボンボリライトに照らされながら、背中を丸めて歩みを進めるニンジャ有り。モスキートだ。「ス、ス、スメル……フローラルめいた……シャンプー?」ガスマスクめいたメンポからシューシューと呼吸音が漏れる。「シャワーつき設備……フィヒヒ」35

2012-02-12 19:01:09
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

モスキートはクスクス笑いながら歩みを進める。ここが……例のコフィン、今回のミッションの目的地だ。ハッカーから投げ渡された潜伏可能性区域は複数あったが、彼は性的執念で「当たり」を見つけ出した。窓口の管理者に汚染血液を注入して殺し(彼はここでまず達した)、UNIX情報を盗んだ。 36

2012-02-12 19:16:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

利用者アカウントに不自然な部分がある。ハッカーに情報を投げると、すぐに解析結果が返った。つまりは、ここだ。「ス……スス……昏睡状態……だがお互いの血液循環はもうちょっと待たないか……なにしろ、き、聞き、インタビュー、インタビューせねば……様々な手段でもってフィーヒヒヒ!」 37

2012-02-12 19:23:51
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

モスキートは狭いエレベーターを使用し、階数の書かれていないフロアで降りた。部屋プレートに「リンゴ」とある。彼はプレートに顔を近づけ、舐めるように見た。「あ……甘し!リンゴとは重点!」モスキートは震え、唸った。「ポエム」 38

2012-02-12 19:27:01
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

彼はカーボンフスマに耳を近づけた。「……シャワー中」彼は指先でフスマの表面を撫でた。「昏睡から覚めている時間帯?……様々な反応を確認しつつインタビューだ、これは」モスキートは独りごちた。「まったく、なんてふしだらなタイミングだ!いけないぞナンシー=サン、そんな事では!」 39

2012-02-12 19:41:46
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

ドアのロックは解除されている。モスキートは腰を折って顔をほとんど床にまで近づけ、深呼吸を繰り返した。「紳士的に入室」彼は呟いた。フスマに手をかけ、勢いよく開く!「フィーヒヒヒ!アバーッ!?」 40

2012-02-12 19:45:23
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

彼は驚愕のあまり痙攣して後ずさった。確かにナンシーはいる、奥のフートンで寝ている。だが、だがしかし、彼のすぐ目の前に立っているのは、腕組みをして直立する赤黒のニンジャなのだ!「アバーッ!?」モスキートは再度叫んだ! 41

2012-02-12 19:48:57
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ドーモ。その卑しいなりは、モスキート=サンだったな。ニンジャスレイヤーです」「アバーッ!血の匂い!?じゃあ、シャワーは?だってフローラルな女は……寝ている!」「フェイクだ。水を流しているだけだ」ニンジャスレイヤーは言い捨てた。「私の気配に気づかなかったろう」「アバーッ!」 42

2012-02-12 19:52:24

誰もが予想しえなかったニンジャの川流れ(「スリー・ダーティー・ニンジャボンド」より キョート・ワイルダネス編)

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「うまいもんじゃねェか」ジェノサイドは呟き、岩に身をもたせかけた。「ありがとう」「村の歌か」「お母さんに教わったの。死んでしまったけど」「そういう楽しみは他にも案外あるのかもよ。あいつが昨日言ってた話のようなさ」ジェノサイドは背中を向けた。「1時間後に出発」とフォレスト。 82

2011-12-13 00:38:51
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

彼は川の上流の白い泡の塊に気づき、手をかざして注視した。「……何だ」「あン?」横になったばかりのジェノサイドが面倒そうにその方角を見た。何か大きなものが川を流れてくる。「嫌な感じだぜ」フォレストは頷き、眉間にシワを寄せた。「ベトコンはああして水中から近づき奇襲をかける」83

2011-12-13 00:41:45
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「お前のドージョーにゃ、水棲ニンジャもいるのか」ジェノサイドのバズソー刃が岩場の上にゴトリと落ちた。「あっちがやる気なら、悪いがサシミにするぜ」「……」フォレストは無言だ。彼もマチェーテを構えた。「川から離れておれ、ワタアメ=サン。だが離れすぎるのもいかん」「……!」 84

2011-12-13 00:47:03
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

まさに彼らのキャンプのすぐ手前、流れて来たものが飛沫をあげ、岩を掴んで水から這い上がった!「グハァーッ!」草の上に転がり出たそれは……そのニンジャは野営に瞬時に気づき、バック転で飛び離れる!「……」ジュー・ジツを構えたそのニンジャを見、フォレストとジェノサイドは目を見開く! 85

2011-12-13 00:53:29
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「「お前は!」」二者は同時に叫んだ。そして顔を見合わせた。「「知っているのか、こいつを」」「……ゴホッ……」濡れそぼった赤黒のニンジャは咳き込んだ。そして、雫を滴らせながらアイサツした。「ゴホッ、……。……ドーモ……ニンジャスレイヤーです」 86

2011-12-13 01:00:37

全てのユカイエントリーを押しのけるツーカイエントリー。アイアンリングの正体は……!(「シャドー・コン」より)

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヤーッ!」異常回転の勢いを載せた回し蹴りが、体勢の崩れたミラーシェードに!ナムサン!蹴り足もまた謎の炎につつまれ、暗黒の軌跡を描いて襲いかかった!「グワーッ!」キリモミ回転しながらドヒョーの角へ吹き飛ぶミラーシェード! 29

2012-01-09 19:57:20
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ニンジャ!」アイアンリングはドヒョー角で身体をくの字に曲げて苦悶するミラーシェードをカイシャクすべく、決断的に歩みを進める!「殺すべし!」「イヤーッ!」 30

2012-01-09 20:01:08
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