「被災者のための科学研究活動のあり方を問う」@早大シンポ(2012.12.20)

公開シンポジウム「不安と恐怖への適切な対応で未来を拓こう」 https://ssl.waseda-pracdoc.jp/h-ship/ 2012年12月20日(木)13:00~19:00 於:小野記念講堂(早稲田大学) 続きを読む
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かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「一連の現象を考えると、業界・学会だけでなく、市民の責任も問われている。それがこのような活動に結集している。

2012-12-24 01:29:03
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「消防隊員、技術者OBが放射線測定器の自作した。なぜ消防団員か、彼らは原発事故のまっただ中に沿岸部の捜索活動をした。自分たちにも自衛隊のような機械があれば良かったなと。自分たちで安全安心を作り上げている。齋藤「民間測定室でも、市販品の再テスト、見える化を行なっている。

2012-12-24 01:29:04
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「しかしなが被災地でも日常化、風化が進行している面もある。

2012-12-24 01:29:18

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かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「最後に簡単に。私自身は被災者でない当事者という立ち場。2011年の4月に赴任した。3.11も4.7の最大余震も未経験。しかし目の前の学生は東北出身で、大なり小なり被災経験をしている。彼らに喋る人間が、テレビや新聞に書いてあることだけを話して良いのか、と言うのが出発点。

2012-12-24 01:29:37
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「社会学が問うてきた、調査者、被調査者の関係を再び考えなくてはいけないなと。そして一方的な関係ではないことは、支援者/被災者の関係でも同様ではないか。先ほどのリザルツの方の話でもあった通り、相互関係、相互行為では。その中で注意すべきことは何か。

2012-12-24 01:29:57
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「では私が、なぜ福島に向かうのか。宮城と隣県であること、また実家の茨城の線量も0.3くらいあるところで、そういった地続きの生活課題、生活者として勉強してかなくてはいけないことも出発点になっている。

2012-12-24 01:30:23
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「社会学での地域開発批判のような大きなものにせず、既存の認識枠組みにとらわれず、現場から問題を立てていくことはどうしたらできるのか。中長期的な交流と対話を続けなくてはいけない。

2012-12-24 01:31:01
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「二度とこういった事故は起きてはいけないが、仮に起きた時に参照するべきデータは一体何か。生きるため、生き延びるための、運動や思想は非常に重要になる。かつてやってきた開発批判をやっても全く役に立たない。だからこそ現場、現地で何ができるのか、そこから問題を立てていくことが大事。

2012-12-24 01:31:55
かえるくん(多言) @sjozk2

齋藤「最後に一点。被災地出身の学生が、震災に学ぶことは非常に意味が大きい。彼らにとっては自分の生活そのもの、そこからある種の思考、認識、運動を組み立てていくのか。このことが非常に問われていると思う。

2012-12-24 01:32:00
かえるくん(多言) @sjozk2

(cf.総合学術誌『震災学』|東北学院大学 http://t.co/h5W1qycH

2012-12-25 10:49:45

以下オマケ

カエルアイコンのやつがなんか言ってる。

sjozk @sjozk

「被災者のための科学研究活動のあり方を問う」。個人的に、東北に向かう直前に参加したということもあり、非常に良かった。 http://t.co/pHhrZdQB

2012-12-24 22:48:06
sjozk @sjozk

パネリストは、理系。マスコミ、NGO、文系とバラバラだったが、「被災者のための科学研究活動」というテーマの中で共通する部分が多かった。やることやってる人は、根っこは同じなんだと言うある種の感動。

2012-12-24 22:48:28
sjozk @sjozk

自分の中で整理すると。。。

2012-12-24 22:48:33
sjozk @sjozk

被災者の人達は知らないこともある。それは震災前の不十分な情報提供(寺島:原発震災の避難訓練の不実施)だったり、震災後の不十分な情報提供(村上:内閣府パンフレット配布の不備)だったり。

2012-12-24 22:48:44
sjozk @sjozk

その一方で、住民、被災者、当時者だからこその経験や知識や行動もある。震災前から現場を良く知っているがゆえ(溝口:田車除染)だったり、震災後の想いや生きるための必要性からのもの(齋藤:消防団の自作測定機)だったり。

2012-12-24 22:49:02
sjozk @sjozk

その中で被災者の孤軍奮闘の場合もある(寺島:農家の汚染対策/齋藤:市民測定所)。

2012-12-24 22:49:16
sjozk @sjozk

一方で、研究者や支援者が現地に入り、適切な情報提供や支援をする場合(溝口:モニタリング設置、農業土木の技術の適用/村上:専門家の出前相談会)もあるし、、、その結果、主体性を獲得してく場合もある。(寺島:宗夫さんのiPad/村上:総理官邸への要望書の提出)

2012-12-24 22:49:51
sjozk @sjozk

そこでひとつ思うのは、適切な専門家の現場への派遣とか、現場に行けずともアドバイス(like a 村上さんの発表での塩害の影響の情報提供/not上から目線の提言)が円滑になるような、人と人がうまく繋がる仕組みがあると良いのではと。

2012-12-24 22:50:05
sjozk @sjozk

みたいなこと考えたのが、先日の某リストに関するツイートに繋がっているのかなと。 https://t.co/IkZF99jC

2012-12-24 22:50:11

 

Mikihito Tanaka @Regorillated @J_Steman

本日のシンポで一番興味深かったのは東北学院大・齋藤先生の冒頭の指摘。「東日本大震災後の社会学は、津波被災と原発被災、特に原発避難論に集中。いずれ政策批判に上滑りしていくのでは。社会学が活躍すべき福島の日常に分け入っている研究があまりに少ない」ということだった。刺さる。

2012-12-20 18:44:17
Mikihito Tanaka @Regorillated @J_Steman

o0( 社会学は理学・医学に較べてまだまだ地に足の付いた貢献ができていない、という指摘はその通りな気モス。まぁ、ぼく社会学者じゃないけどね(台無し)まぁ、今申請している科研費が中ったら、ちょっと境界領域でやってみたいことがあるけんど…

2012-12-20 18:49:38
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