＃SJで妄想　＃LT_PARTY

noco @nocohyuk

26.頬が触られた気がして目を開けると彼の顔が目の前にあった。「っちょっ⁈///」『起きた？起きなかったらキスして目を覚まそうと思ったんだけどね？』屈託なく笑う彼に言い返す事も諦めた。『さぁ！準備出来たよ‼』 #SJで妄想 #LT_PARTY

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27.ダイニングテーブルには私が寝ている間にたくさんの料理が並べられていた。椅子を引きエスコートしてくれる彼。『シャンパンでいいかな？』彼がスマートにグラスに注いでくれた。向かいの席に彼が座る。『じゃあ…魔法の時間に？乾杯。』「乾杯。」 #SJで妄想 #LT_PARTY

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28.シャンパンのアルコールが手伝ってか、私たちは先程よりも饒舌になり楽しい時間が過ぎて行った。彼がチラッと腕時計を見た。『23:45。あと15分だね？そうだ！』何かを思い出したのか立ち上がり『こっち来て！』私の手を引き、向かった先…。 #SJで妄想 #LT_PARTY

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29.大きな窓のカーテンを開けると目の前に広がる宝石のようなキラキラした夜景…。『どう？』「すごい…キレイ…。」窓に張り付く様に見ていると後ろから彼に抱きしめられた…。『このまま時間が止まればいいのに…。』彼が甘くそして切ない声で呟いた。 #SJで妄想 #LT_PARTY

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30.『少しだけ…こうさせてて？』私の肩に彼の顎が乗せられる。どうしよう…。このままじゃ私、この人、ジョンスさんの事、好きになっちゃう…。窓に映る反転した時計を見た。23:53…。引き返すなら今しかない。「御手洗いに…」彼の腕を優しく解いた。#SJで妄想 #LT_PARTY

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31.やっぱり、私と彼とは住む世界が違いすぎる…。ポーチの中からリップを 出し鏡にメッセージを書いた。 “私は偽物のシンデレラ 残念でした！バイバイ‼ 夢を見させてくれてありがとう” 彼が選んでくれた靴もそこに残して裸足で静かに部屋を出た。 #SJで妄想 #LT_PARTY

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32.アスファルトを直に感じながら外を歩く。外の風は私を現実の世界に戻してくれるように冷たくなっていた。「やっぱりあれは夢だったんだなー。うん。そうだ、そうだ。」自分自身に言い聞かせる。きっと明日からは何でもない日常に戻るんだ。 #SJで妄想 #LT_PARTY

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33.携帯を取り出し時刻を見る。「0時、過ぎた。やっぱり魔法は解けちゃった…。」私の横を車が一台通り過ぎ、少し先で止まった。あの車…。まさか…。運転席から出てきたのはジョンスさん…。「何で…。」彼が私に向かって歩いてくる。 #SJで妄想 #LT_PARTY

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34.彼の手には踵にリボンのついたあのピンクの靴。『王子様はいつだってお姫様を探し出せるんだよ？』私の足元に跪き靴を置いた。『履いて？』「だって…。」『いいから。』彼の手を借り、片足ずつ靴に足を入れた。『サイズは？』「…ぴったり。」 #SJで妄想 #LT_PARTY

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35.立ち上がると同時に彼に抱きしめられた。「…もう魔法は解けたはずなのに…。」『魔法が解けても二人は幸せになるって物語には書いてなかった？』彼が私を見つめる。『時間が止まればなんて言ったけど、それは撤回。君と過ごす未来が見たい。ダメかな？』 #SJで妄想 #LT_PARTY

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36.「本当に…私でいいんですか？」『こんな運命的な出会い、他にないでしょ？』彼がえくぼを作って笑う。私も一緒に笑って大きく頷いた。『良かった…。』もう一度ジョンスさんにギュッと抱きしめられる。 私たちの物語は始まったばかり。END #SJで妄想 #LT_PARTY