「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く

島薗進 @Shimazono

１「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く（元旦号）。同社は新たに「コメンテータ制度を導入」。「宗教界の各分野の第一線で活躍する有識者45人に委嘱し、社会的に関心の高い諸問題やテーマについて随時意見を求めて紙上で紹介していく」というもの。リストが掲載されている。

島薗進 @Shimazono

２修正「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く。玄侑宗久氏（臨済宗）、野下千年氏（カトリック）、黒住宗道氏（黒住教）、東久世通世氏（大阪産土神社）等。「他のエネルギーへ徐々に転換を図りつつ原発を減らす、あるいは将来いずれ廃止する」が29件で最も多かったと。

島薗進 @Shimazono

３「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く（元旦号）なお、選択肢はＡ現状維持or原発推進、Ｂ原発を減らすor廃止、Ｃ即時全廃・再稼働中止、Ｄわからないで、Ａ4.4%、Ｂ64.4%、Ｃ２６．７％、Ｄ4.4%。ＢとＣが41人、ＡとＢが2人ずつということになる。

島薗進 @Shimazono

４「脱原発・反原発が9割」中外日報元旦号「杉山正晃・橘神社宮司は脱原発・卒原発を志向しつつ「たとえわが国から原発が無くなっても、それは単にわが国から原発が無くなったに過ぎず、（中略）世界中にある核兵器や原発に伴う核の問題は残る」とクローバルな視点でこの問題を見る必要性があるとする

島薗進 @Shimazono

５「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く（元旦号）「福島県泉崎村の秋央文・曹洞宗昌建寺住職は「迷わず『即時に全廃し、再稼働も中止する』を選択するとしながらも、「原発に依存することでしか生活が成り立たない人たちの苦悩を無視する訳にはいかないいて」と訴える。」

島薗進 @Shimazono

６「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く（元旦号）「南相馬市の白江順昭・浄土真宗本願寺派光慶寺住職が選んだ回答は「わからない」だった。「将来的には廃止、即時廃止には大賛成ですが、本当にそんなことが現実的に可能だとは思えません。核兵器すら無くならないのですから」

島薗進 @Shimazono

７「脱原発・反原発が9割」中外日報コメンテータに聞く（元旦号）「原発（核施設）を無くすのはまず不可能だと思います。（中略）現代人は科学技術や医学等の進歩発展の途上に成り立っており、私たちはそれを受け入れてきたことも事実」……と見る」このコメンテータ制度は新しい試み。

島薗進 @Shimazono

８「脱原発・反原発が9割」中外日報。他に日本社会における宗教の役割、死生観の変化など興味深い問題も問うている。今後の日本社会のあり方については「経済至上主義からの脱却」が必要との意見が多かった。サイト掲載を望む。同社元旦社説も関連。http://t.co/KNpZjPIg