あざらしさん( @azarashidayou )による叙述トリック犯罪学教程

中のひとがあの方だといううわさのある、あざらしさん( @azarashidayou )による叙述トリック犯罪学教程をまとめました。「初級編」、「中級編」、「おまけコラム1-2」、「上級編」、「おまけコラム3-4」、「超上級編」、「おまけコラム5-6」、「異端編」、「総括」の構成になっています。
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アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

つまり「叙述トリックとは読者の読み癖を見抜いた上でそれを悪用し驚きを誘うトリックである」、というパラダイムシフトが既に行われたのではないか。

2013-01-06 00:05:51
アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

そうして見ると「二重底トリック」も叙述トリックである、といったことが理解してもらえると思います。「読者は伏線が回収されると伏線を忘れるのではないか」、という発想から作られたと思われるトリックですから。

2013-01-06 00:06:18
アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

こうなってくると「叙述トリック」という名称自体を考え直す必要があるのかもしれません。これらをまとめて「読解トリック」と呼んで、叙述トリックはそのサブジャンルと捉える、というように。

2013-01-06 00:06:45
アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

…私のボンクラ頭ではこれ以上難しい話に踏み込めないので、それはさておき、

2013-01-06 00:07:15
アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

叙述トリック4.0の地平から打ち出された傑作を世に送り出す人が、あなただったら素晴らしいです。「言い落とし」だけで面白い小説を書くのは、もはや茨の道かと思われますが、他のトリックなら、まだまだ人が少なくてゆったりと歩ける、素敵な道があるかも知れませんので、よろしければ。

2013-01-06 00:07:47
アザラシは隠しキャラ @azarashidayou

さてそれでは素人の放言に長々とお付き合いくださってありがとうございました。叙述トリック犯罪学教程、終了です!

2013-01-06 00:08:40

まとめをご覧になった汀こるもの先生( @korumono )からのご意見

汀こるもの@探偵は御簾の中 @korumono

めも。.@moritapodesu さんの「あざらしさん( @azarashidayou )による叙述トリック犯罪学教程」をお気に入りにしました。 http://t.co/0JRmDfcR

2013-01-05 05:13:33
汀こるもの@探偵は御簾の中 @korumono

5時頃の叙述トリックトゥギャだが…つまり叙述で人を騙すには、これに更に一工夫が必要だということだぞ!

2013-01-05 07:26:44

まとめをご覧になった我孫子武丸先生 ( @sukiyapotes )のご意見

あびこ @sukiyapotes

http://t.co/8lxTWDAt このあざらしさんという方がどういう方かまったく存じ上げないのだが、とても「素人」とは思えない、緻密で詳細な、ミスディレクション、騙しのテクニックについての考察。ただ、これらをひとまとめに「叙述トリック」と呼ぶことについては違和感がある。

2013-01-06 01:03:29
あびこ @sukiyapotes

「叙述トリック」というのは、ミスディレクションやダブルミーニングの集積であることは間違いないので、あざらしさんの感覚が「間違っている」と言うつもりもないのだが、ぼくの感覚では、それらのテクニックを使う目的込みでの「叙述トリック」ではないのかという気がするのだ。→

2013-01-06 01:07:41
あびこ @sukiyapotes

→およそどのようなミステリにおいても犯人を犯人でないように見せたり犯人でない人物を犯人であるかのように見せるのは普通のこと。そこで様々なミスディレクション、ミスリードのテクニックが駆使されるのはむしろ当然。あえて「叙述トリック」と呼ばれる作品群の特徴はやはり「テキスト」だろう。→

2013-01-06 01:11:29
あびこ @sukiyapotes

→そうすると会話によるミスリードをも「叙述トリック」に含めるのはやはり違うと思う。あくまでも地の文を利用したものに限るべきじゃないのかな。そしてさらに、「小説のお約束ごと」に挑戦していなかったら「叙述」を逆手に取ったとは言えないのではないかと思うのだ。

2013-01-06 01:27:04
あびこ @sukiyapotes

先ほど、「会話での騙しは『叙述トリック』とは呼べない」という意味のことを書きましたが、そうじゃない場合もあるなと気づいたので訂正。会話そのものが全部ダブルミーニングになっていて、読者が何かを誤解していると違う意味に取れる、というような会話の騙しは「叙述トリック」だと思います。

2013-01-06 03:29:51
あびこ @sukiyapotes

http://t.co/PZDu3miR この方の「叙述トリック」感は極めてぼくに近い。「テクニックとしての叙述トリックとツールとしての叙述トリック」というのは「手段としての叙述トリックと目的としての叙述トリック」という意味だとしたら同意。(ツール、というのは分かりにくくない?)

2013-01-06 15:43:11
あびこ @sukiyapotes

Aという人物が犯人であることを隠すためにあの手この手のミスディレクションを仕掛けるとして、その中の手段(テクニックでありツールでもある)として性別誤認などを使う場合はもちろん「手段としての叙述トリック」。

2013-01-06 15:50:04
あびこ @sukiyapotes

同じ性別誤認であっても、プロットそのものがそれをメインとしていて「えっこいつ男だったの!?」という驚きこそが作品の主眼なら、それは「目的としての叙述トリック」ということになる。もちろん、現代においてこれをやろうと思うには相当のオリジナリティが要求されるだろう。

2013-01-06 16:02:08
あびこ @sukiyapotes

あれは元々「創元推理」という東京創元社の雑誌に書いたものなのですが、「試論」とあるとおり、あの頃はいずれ「本論」を書くつもりでいたんですよね。今はちょっとその気が失せています。RT @The4thSurviver: 小説たけまる増刊号の叙述トリック試論を思い出します。

2013-01-06 16:38:08
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