少数意見の尊重について

話題は政治だけどそれ以外にも適用できると思うので。
政治
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加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
民主が失敗したのは、「敗者(少数者)は勝者(多数者)に跪け、命乞いも聞かぬ」という手法を採用してたせいだと思う。初期の「議会の少数派」である他党(当時は自民他)を顧みず、党内統治に於いても「少数意見の徹底的な排斥」をやった。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
当たり前の話なんだけど、ある論点において、賛成反対の二択しか選択肢が無いというのはあり得ない。あり得ないというか、それは「最終段階」の話で、そこにいく遙か前の時点では選択肢は様々にある。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
つまり、「多数意見」vs「少数意見」の二択じゃなくて、「多数意見」vs「少数意見A」「少数意見B」「少数意見C」といった具合に、それぞれ同調者の少ない少数意見が、別々に存在する。多数意見が全体の過半数以上ならそれらを無視することもできるかもしれないけど、実際は難しい。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
実際には、様々な少数意見の合計は多数派より多い。つか、多数派だっけ「微塵の疑いもなく一致」してることはまずなくて、内部では微妙に違う意見の集合体だ。つか、もっといえば、多数意見というのは「少数意見を慰撫して妥協点を示して集まったもの」だ。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
だから「民主主義に於いて少数意見は尊重されるべき」はここに生きてくる。少数意見を多数意見に優先させて採用させよ(少数意見側支持者の主張)ではなくて、「少数意見にも何某かの利益配分があるように取り計らい、少数者を自陣に引き入れて自陣を多数派にせよ」のために、少数派を尊重すべきとなる
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
少数意見は尊重せよ(≠採用せよ)でなく、「尊重し、排他されて不平を貯め込ませないようにし、幾らかの我慢もしてもらいつつ何割かの要望も受け入れ、多数派の構築に参画させよ」が多分正しい。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
だから、「全面的な意見採用以外は与しない!」という少数派とは組みようがなくなるから、「じゃあ、全部諦めて下さい」になってしまう。「幾らかは我慢して貰えるなら、少しは分け前が作れると思うので、協力して下さい」というのに参加するタイミングを見誤った強硬な少数意見は何も得られない。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
その意味で、その「駆け引き」や引き所、押し所というのを弁えて事に当たれるのが【政治家】つか【議員】なのだと思うし、これはこれで「誰がやっても同じ」ではない技能職なんだと思うんだよね。取り引き・駆け引きができず、利益を持ってこれないのは政治家ではなくて単なる不平家。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
少数意見はたくさん集めれば「大きな勢力を構成する一員になる」からこそ尊重すべきだけど、そのうちのどれかの意見全部に、残りの全部が膝を折ることを強いられたら、膝を折ることを強いられた多数派が「大きな不平」を持ってしまう。誰も【貴族に支配されること】なんか望んでない。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
少数意見=弱者なんだから、少しぐらいの我が儘は受け入れて救済すべき、っていう考え方をしてる少数者もいるんだろうけど、それってのは「自分がちょっとくらい決まりを破ったって社会に大きな影響はない」って禁煙席で煙草ふかす喫煙者や万引き少女と大して変わらん。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
ただ、そうした「少しずつ異なる少数意見を、できるだけ救おう」とすると、たくさんの「パッチ」が必要になる。例外や救済項目を重ねる必要が出てくるし、不満が爆発しないように妥協を重ねたりする必要も。かつての自民政権時代、散々「玉虫色」と言われた解決方法だって、ぶっちゃければそれだ。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
かつての自民が多数派でいられたのは、「皆が同じ考えで集まってた」からじゃなくて、「幾千幾万の少数意見を、全面採用はしないけどできるだけ考慮する」ってのをやってきた結果だったと思う。少数意見を尊重する、ってのは多分そういうことだ。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
ただそれが、「パッと見ではよくわからない複雑な仕組み」や「接ぎ当てだらけで矛盾だらけの仕組み」を作り上げてしまい、任期4年の政治家には把握仕切れなくなり、精密すぎる仕組みを運用するのに官僚の必要性が上がりすぎてしまった。官僚支配批判もそこらへんから出てきたんだろう。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
民主の「事業仕分け」はその端的な例で、「シンプルにして取り分を増やすが、ありつける人数は減らす」てことだった。ありつけない人をざまあみろ、と皆で(最初のうちは)喜んでたけど、ありつけないのは自分だ、と気付いてから民主の人気は凋落した。それがこないだの選挙の結果だ。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
立ち戻って「政治とは何のためにあるのか」を考えると、究極的には【利益配分と利益確保のための調整】に尽きる気がする。安全保障も教育も環境保護も国土整備も全てはそれらの一部で、それぞれに専門がおり、それぞれに「うちの言い分を聞いて欲しい」がこれまた幾千万といる。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
全部の主張を言いなり通りにはできないから「じゃあ、ここは我慢して」「ここに例外を作るからそれで勘弁して」「ここから捻り出すからこれを活用して」の積み重ねになっていくわけで。その調整のために官僚が求められる作業量と品質が上がりすぎたことが「政治は誰がやっても同じ」という誤解を産んだ
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
選挙で自民に入れた人達は今、「自分達は多数派だ」と思ってるだろう。09年に民主に入れた人達もそうだったと思う。けど、実際には「斑模様のキメラのパーツのひとつとして多数派を構築している少数派のうちの一人」だと思っておいたほうがいいと思うんだな。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
だから、自分の期待をそのまま全面的に自民が叶えてくれるわけじゃない。例えば、上げ潮派、尖閣・竹島強硬派、非実在青少年条例反対派だったとしよう。たぶん、自民は全部が一致はしない。じゃあ、非実在青少年は望み通りにならないから、残りの一致してる部分も棄てるのか?みたいな。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
結局は、自分達の中の優先順位を整理して、何を優先して欲しいか、優先して欲しくないことを先にやられたとしても、それに耐えるだけの「取引条件」に納得できるかどうか、というところで考えていかないとなんない。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
「多数派として味方についてやったのに、(多数派の中の少数意見には)分け前をくれないなんて!」というのが、いずれ多数派が瓦解する不満の原因になるだろうというのは、今のうちから覚悟してるけど、なんでもかんでも「少数意見は採用される」なんて思うなよ、とは思う。
加藤AZUKI@「忌」怖い話卒哭怪談 @azukiglg
まーともかくね、「自分達は少数派だが、少数意見を尊重しろ、言いなりになれ、交換条件など聞かぬ」っていう人は、結局、【何一つ手に入れられない】んだってことかな。

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