山奥からPKA(PKAnzug)さんが呟く「PET検診」原稿(?)

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

PET検診に関して最後に1つ。こないだの学会で出てたポスター発表の表を紹介します。これはPET検診・PET/CT検診のリスク（被曝）とベネフィット（病気の早期発見）を数値化したもの。要は1を超えてれば有益、1未満は有害、と思って下さい。 http://t.co/d7LDa97m

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𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

たぶんその発表を論文化したのがコレだと思いますが、中身見てないので違うかも（山奥でズラズラ書いてる呟きなのでご容赦）。 http://t.co/o5VVymXc

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

この数字は飽くまでも検査による医学的なリスク・ベネフィットの話なので、検査費用が高いとかPET施設が近所にないから受けるのが大変とかいう話は含んでいません。見ると気がつくと思いますが、これ、PETの方がPET/CTより数字がいいんですよね。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

これは、PETが2〜3mSv程度しか被曝しないのに対して、PET/CTは全身のCTを撮る分だけ外部照射が多くて、10〜15mSvくらい被曝するからです。病変の検出精度は当然PET/CTが圧倒的に上なんですが、病気を持ってる人自体が少ないので、リスクの増大分が大きく出ちゃうのです。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

もちろん、撮る側もこのPET/CTの問題点には注目していて、できるだけ低い線量でCTを撮るようにしたり（その分画質が犠牲になる）はしているんですが、うちの機械を含めほとんどのPET/CTはCTが不可欠なので、被曝量は多くならざるをえないんですね。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

最近病院で入れる新しい機種はほとんどがPET/CTですし、これからどんどん古いPET専用機が新しいPET/CT機に入れ替わっていくと思われるので、もしかしたらPET検診そのものがあまり重視されなくなっていくかもしれません。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

一応、うちにはまだPET専用機が2台（しかも2D撮影が可能な優れもの）あるので、そいつらを検診・長期フォロー・発癌ハイリスク患者に使っていますが、この先にどういう状況が待っているかは、わりと霧の中だったりします。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

案外、島津製作所のちょっと変わり種のPET/CT（PETとCTが独立してて、CTなしでPETを撮影できる）がすごい重宝されるようになったり、なーんてこともあるかもしれませんね。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

ということで、久々の連続ツイートでした。ちなみにこれ、今書いてる原稿の下書きとしての意味もちょっとあるので、なんか似たような話を医療系雑誌で中小病院の院長が書いていたら、そのゴーストライターは私かもしれません。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

※うちの建物に前入ってた病院の放漫経営がどうのこうの、みたいなのはTwitter独占コンテンツです。

𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

長ーい。これ、文体変えたらそのまま原稿にならんか。ならんな。