メモ・1月前半

15日までのネタメモ
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酔宵堂 @Swishwood

貴石の獄より我等が魂を解き放ちたるもの

2013-01-06 03:44:40
酔宵堂 @Swishwood

いざや還し奉らん、叶いし我が願い、授かりし我が力

2013-01-06 03:46:35
酔宵堂 @Swishwood

円なる環の理が下、哀瞋迷妄一切無量に還し給う

2013-01-06 03:51:37
酔宵堂 @Swishwood

「だいじょうぶ、あなたはそれでいいの。誰も裏切らないし、誰も傷つけない——あなたが守った世界の希望は確かに未来につながるから。あなたがこうして力尽きても、"魔女"になんてさせないから。そのために、円わ環た之し理がいるの。あなたの魂は、わたしがきちんと世界を流れるそこに還す」

2013-01-06 05:17:05
酔宵堂 @Swishwood

さて、じゃあ誰が云い出したんだ、と云う。それはもう数えるのも諦めて久しいほどの昔に、もはやこれまでと傷つき倒れた少女に投げ掛けられた問いの話。黒尽くめの魔女はこう云った、「貴女には選択がある」と。円環の理を承けヒトの輪廻に還る途と、その力を抛ちただ人として生き続ける途とが、と。

2013-01-07 02:08:45
酔宵堂 @Swishwood

その問いは時代を下っても猶投げられるもので、やはり黒尽くめの魔女に尋ねられてその答えを選んだからこそ私はここにこうしているのよと彼女は笑う。「もうあの子もあの魔獣だって見えはしないけれど、みんなは責めることなく時々は来てくれるのよ。私だけが、お婆ちゃんになっていくのだけどね」

2013-01-07 02:20:21
酔宵堂 @Swishwood

"生き残った"女たちがそうして互いに連絡を取り合い、ひとつの隠然たる紐帯を築くのにはしばしの星霜を待つ必要はあったが。とにもかくにもそれは、世界の裏側に静かに張り巡らされることとなる。奇跡を知る女たちに、口外することなく語り継がれ続ける一つの、或いは二つの伝承。

2013-01-07 02:29:11
酔宵堂 @Swishwood

黒尽くめの魔女の"誤解"がとけるのは、それは五十六億七千万年を待つ必要があるのだけれど、それはまた、別の話。"さいごの魔女"を前にして、ようやく守れたと泣き叫ぶまでの、ほんの一瞬の、永遠のお話。

2013-01-07 02:36:56
酔宵堂 @Swishwood

世界を覆い尽くす虚無に、ただ二人だけがあって。何もないそこに、すべてが眠ると気づいた時。白と黒とが、手を取りあって。終わりにして始まりの、光を呼び覚ます。「「奇跡も、魔法も、これで終わりにしましょう」」熱死の虚空は即ち滾る量子的真空、宇宙は真に再び孵るのだ——

2013-01-07 02:44:14
酔宵堂 @Swishwood

みたいなことをずっと考えていてね。宇宙の熱的死自体はそこまで否定的に捉えるべきものなのだろうか、と云う思いもあったりする。

2013-01-07 02:51:17
酔宵堂 @Swishwood

わたしには、熱的死を迎えた完全平衡状態の「死んだ」宇宙と「未だ生まれぬ」量子的真空の無は同じ……とは云わぬまでも極めて似通ったものであると思うのだ。

2013-01-07 02:55:19

黒き翼の軌跡

酔宵堂 @Swishwood

円環の導きがヒトとしての死に他ならないことを確信して、それに抗おうとするのが「黒翼」な訳で

2013-01-06 05:00:19
酔宵堂 @Swishwood

「何ァに、あンたと同ンなじホンモノの魔女だよ、妾(あたし)も。ちょっとばかし長生きして面白おかしく生きちゃ居るがね。そもそもあンたが助けてくれたンじゃないか……あ、今のはマズかったかね? クロノスの戒の揺り戻しがなきゃいいが……ま、そう云うことさね、生真面目な真っ黒の姐さんよ」

2013-01-07 04:12:48
酔宵堂 @Swishwood

「あんたは云ってみりゃ”契約”を、魔法少女って奴を究めた存在さ。妾はその、いろいろあって魔法少女じゃなくなっちまった訳だけども、魔法って奴の勘所みたいなのはお蔭さんで身に付いてたからね、ふつうの魔女になるのも人よりは苦労が少なかった。ってもこれで百年は費やしてる……かねえ?」

2013-01-07 04:43:33
酔宵堂 @Swishwood

「まーあ魔女狩りとか云って息巻いてる阿呆どもも鬱陶しい限りではあるさね。ほんとうの歴史も知らないで……気楽なモンさ」「それは」「わかってるって。表に出せない、出しちゃマズい類いのもんだってことは。教会だって難儀はしてるんだろう。”ホンモノ”がかかる筈もないのにご苦労なこったよ」

2013-01-07 05:04:37

土着魔術の”出藍の誉”

酔宵堂 @Swishwood

以前、魂とは「存在確率を正値に保持せしめる定義情報存在」と解いた。が、まあそれはどちらかと云えば形而下寄りの話で、「魔法の行使の為には魂を直接事象に接触させる必要がある」とはどう云うことなのかと云う。恐らく土着魔術に於いては「探針としての魂(の一部)」を尖鋭化させるのだろうと。

2013-01-08 03:08:42
酔宵堂 @Swishwood

この「世界への触角」の感覚を確たるものとしてイメージし、常に必要な時に精製し行使出来るようにすることこそが魔術の探求であり研鑽であるのではないか。その過程で己の暗黒面とも向き合い包摂する、そうやって克服出来たが故にイドの暴走を招くことなく行使出来るのではないか、と。

2013-01-08 03:12:21

”えんかんさまの、おみちびきを”

酔宵堂 @Swishwood

ほむ杏は改変後の自然な流れだとは思っているのだが、そうなるに至る経緯にさやかの存在は大きいんだよな。あの日あの駅でもって消えたその事実が波紋になって、ずっと後まで響いてる感じで。「あいつがいれば」「あいつならどうした」みたいな事を口に出すかは兎も角二言目には思っている、みたいな。

2013-01-09 03:50:49
酔宵堂 @Swishwood

すべては、大いなる環の中にあって。何も、無駄なものはなかったのだと知る。すべてに理由があって、そこに意味がある。その繰り返しこそが世界を紡ぐのだと、消えゆくものはその瞬間に俯瞰する。刻の終りで戦うあなたの為に、この力を捧げよう。そしてわたしは、ヒトとして大いなる環に還ろう。

2013-01-09 04:39:31
酔宵堂 @Swishwood

そうやって、魔女たちはつぎつぎと消えてゆきます。ちから尽きるそのときには、みんなヒトにもどっていました。魔法のちからは、だれもがえんかんさまにおかえしするのです。すべての魔女からちからを取りもどしたとき、それがさいごの魔女に勝つときです。それまでえんかんさまはたたかいつづけます。

2013-01-09 04:50:48
酔宵堂 @Swishwood

さいごの魔女は、そのぜつぼうで世界をこおりつかせます。ながいながい、ちんもくです。でも、おそれてはいけません。えんかんさまがすべての魔女の、そのちからをあずかり一つにできたとき、さいごの魔女に勝つのですから。魔女たちはさいごのしゅんかん、えんかんさまにおあいできるのです。そして、

2013-01-09 04:56:57
酔宵堂 @Swishwood

よく、よくかんがえなさい。あなたにはどうしてもかなえたいねがいはありますか。いのちとひきかえでも、それはおしくないですか。もし、どんなうんめいをせおってもいい、そうおもえるなら。ほんとうにそうおもえるのなら、えんかんさまにおうかがいをたててみるのもいいかもしれません。ほうほうは、

2013-01-09 05:14:47
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