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【大学の論述試験のポイント①】答案用紙いっぱいに、書けるだけ書け。量(長さ)がなければ、十分な論述はできない。長ければよいというわけではないが、短かくてもいいということは絶対にない。
2013-01-15 10:55:28【大学の論述試験のポイント②】最初の三行が大事。最初の三行で、何を、どの順に、どう論じるかを明確に示せ。最初の三行の「質」で、評価はほとんど決まる。
2013-01-15 10:57:04【大学の論述試験のポイント④】説明には、必ず「身近な具体例」(実験例、調査例なども可)を入れよ。それによって、「ああ、こいつ、ちゃんと分かったんだ」と教師は納得できる。
2013-01-15 11:01:30【大学の論述試験のポイント⑤】習ったことだけでなく、自分の「得意分野」の知識、あるいは他の授業から得た知識、過去に読んだ本からの引用などを解答に組み込め。これも、理解力を教師に示す良い方法。
2013-01-15 11:03:47【大学の論述試験のポイント⑥】すなおに設問に答えてもいいが、設問を「問い直す」のもいい。教師の問い方を問い直し、教師に問い返すような解答は、教師を喜ばせる(はずである)。私は、そういう挑戦的な論述が好きだ。
2013-01-15 11:06:17アメリカの大学院一年目の進級試験(qualifying exam)の時、問題の下にこうあった: You may answer the question, but you may also question the question.
2013-01-15 11:08:04もちろん、私は"question the question"のほうを選んだ。一人の先生が「すぐにお前の答案だと分かったが、おもしろかった」と言ってくれた。進級試験の採点者は、公平のために誰の答案か分からないようにしてあったのだが。その先生も既に故人だ。
2013-01-15 11:11:19"You may question the question"という台詞は、とても新鮮で驚いたけれど、そういう試験をすることに感銘を受けた。だから、自分が教える側になってからは、常に「問いを問い直すことも可」と言うことにしている。
2013-01-15 11:14:03短いレポートから博士論文まで全て同じだが、序論で問いを並べ、結論では序論で並べた問いの答えを出すという形にしなければならない。そして、本論は、答えの根拠と理由を順序よく並べたものになる。この構造は、論文の基本中の基本。
2013-01-16 04:25:17これまた短いレポートから博士論文まで全て同じだが、結論では答えを出すだけでなく、答えの意義を、先行研究の成果と比較対象しながら論じなければならない。序論の先行研究レビューは、この考察で使うものを並べることになる。レビューした先行研究は全て考察の材料となることを忘れずに。
2013-01-16 04:28:11短いレポートから博士論文まで全て、このように序論と結論がマッチングしていなければダメである。それができていない例が、実に多い。ここ、指導のポイント。
2013-01-16 04:29:15