小説用突発文章術講座6.5
さて、前回何をやったかを思い返していたのだが、冒頭文についてだったらしい。で、今回は例文を使って検証をして行こう という話になっていた。
2010-08-23 01:01:53実は、駄目な文例を捏造しつつどの辺が駄目なのかを検証するのと、名作から引用してどの辺が素晴らしいかを説明するのとどちらが良いかと考えたが前者を採用しよう
2010-08-23 01:11:23例文:××暦1234年、○○帝国と△△共和国は仮初の平和を享受していた。しかし、その平穏も1の月45の日には崩れようとしていた。
2010-08-23 02:14:15駄目に例文:□□大陸の二つの国、○○帝国と△△共和国。二つの国は、■■の祝祭を前に仮初の平和を享受していた。しかし、その平穏もAの月Bの日には崩れようとしていた。
2010-08-23 02:21:37更に駄目な例文:□□大陸の二つの国、農業を主産業とし人口XXX万人の○○帝国と工業を主産業とし人口YYY万人の△△共和国。二つの国は、■■の祝祭を前に仮初の平和を享受していた。(政治体制の話をだらだら書く)しかし、その平穏もAの月Bの日には崩れようとしていた。
2010-08-23 02:27:37この文章の拙い点は、読者に伝えたい情報を絞りきれていない点。ここでは多分「戦争の気配がすること」だけ書けばよいのであって、それ以上は読者の関心を損ねる。少なくとも政治体制については後回しで良い。と言うか今ここで全て語る必要はない。
2010-08-23 02:35:01また、この手の文章を後で書け と言っているのは、書き始めの時点で使いにくい設定を練ってしまったり、適当にスカスカの歴史を捏造した結果、「あれ」とか「これ」とか具体のないものを連打して現実味を失うか、或いは適当な「見栄えだけ」の固有名詞を連打して読者をどん引きさせる可能性が高いため
2010-08-23 02:38:26その点ある程度書き終わっていれば、使いやすい(or整合性の高い)設定の目処は立っているし、固まっていないからと具体性の無い名詞を使わずに済む。そんな訳で、ある程度できてから の方が良かろう。
2010-08-23 02:43:04そんなに忘れないなら、もっと具体性ある話できるだろ という感想を少なくとも私は持つ。なのでお勧めはしない。伏字の害については前回延々語ったので今回はもう十分だろう。
2010-08-23 02:58:17さて、続いてシームレスな接続を狙うパターン。これはまだ私自身挑戦中なので何ともいえない。ただ、自己紹介を延々書き殴るのはやめよう。
2010-08-23 03:01:54この例文を致命的に改悪する方法として、「僕の」を「彼の」に置き換える というやり方がある。どっちにせよ「そんなこと聞いちゃいねーから前菜出せ。さもなくばメニューよこせ」といった感なのだ。作品見せないうちに後書きを読まされた気分になること請け合いである。
2010-08-23 03:06:06