小説用突発文章術講座6.5

書き出しについての補足。 ワナビーのような何かによる小説向けの文章術講座。 主に自分向けに、反省リストとして何を言ったのかをまとめてます。 前回(http://togetter.com/li/35601)にて例に不足が あったので、適当に例を踏まえつつ書いてみました。 続きを読む
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E_Rubik @E_Rubik

TLも静かだし、文章講座をやろうか。

2010-08-23 00:46:15
E_Rubik @E_Rubik

さて、前回何をやったかを思い返していたのだが、冒頭文についてだったらしい。で、今回は例文を使って検証をして行こう という話になっていた。

2010-08-23 01:01:53
E_Rubik @E_Rubik

実は、駄目な文例を捏造しつつどの辺が駄目なのかを検証するのと、名作から引用してどの辺が素晴らしいかを説明するのとどちらが良いかと考えたが前者を採用しよう

2010-08-23 01:11:23
E_Rubik @E_Rubik

とは言ったものの、例文を捏造してたら色々自信がなくなってきてしまった。どうするかな。

2010-08-23 01:38:00
E_Rubik @E_Rubik

一応前回の講座に則って、歴史書風の書き出しでも捏造してみよう。

2010-08-23 02:08:23
E_Rubik @E_Rubik

無論駄目な文例として出すし、すげー適当なのでその辺は了承の上

2010-08-23 02:09:21
E_Rubik @E_Rubik

例文:××暦1234年、○○帝国と△△共和国は仮初の平和を享受していた。しかし、その平穏も1の月45の日には崩れようとしていた。

2010-08-23 02:14:15
E_Rubik @E_Rubik

まぁ、これくらいならまだ良いのかもしれない。と言う訳でもう少し読みたくない方向に改定してみる。

2010-08-23 02:15:59
E_Rubik @E_Rubik

駄目に例文:□□大陸の二つの国、○○帝国と△△共和国。二つの国は、■■の祝祭を前に仮初の平和を享受していた。しかし、その平穏もAの月Bの日には崩れようとしていた。

2010-08-23 02:21:37
E_Rubik @E_Rubik

もっと駄目にしようと思うと、この後に延々と帝国と共和国の設定が延々書き連ねれば大体そんな感じになるだろう。

2010-08-23 02:23:04
E_Rubik @E_Rubik

と言う訳で更に駄目に改定。

2010-08-23 02:24:55
E_Rubik @E_Rubik

更に駄目な例文:□□大陸の二つの国、農業を主産業とし人口XXX万人の○○帝国と工業を主産業とし人口YYY万人の△△共和国。二つの国は、■■の祝祭を前に仮初の平和を享受していた。(政治体制の話をだらだら書く)しかし、その平穏もAの月Bの日には崩れようとしていた。

2010-08-23 02:27:37
E_Rubik @E_Rubik

さて、どのように贅肉的情報が増えていけば文章が読み辛く、読者の関心を失うか理解できたかと思う。例文は講釈より雄弁だ。

2010-08-23 02:29:32
E_Rubik @E_Rubik

この文章の拙い点は、読者に伝えたい情報を絞りきれていない点。ここでは多分「戦争の気配がすること」だけ書けばよいのであって、それ以上は読者の関心を損ねる。少なくとも政治体制については後回しで良い。と言うか今ここで全て語る必要はない。

2010-08-23 02:35:01
E_Rubik @E_Rubik

そんなの語るくらいなら紛争の理由でも語ればいい。

2010-08-23 02:35:32
E_Rubik @E_Rubik

また、この手の文章を後で書け と言っているのは、書き始めの時点で使いにくい設定を練ってしまったり、適当にスカスカの歴史を捏造した結果、「あれ」とか「これ」とか具体のないものを連打して現実味を失うか、或いは適当な「見栄えだけ」の固有名詞を連打して読者をどん引きさせる可能性が高いため

2010-08-23 02:38:26
E_Rubik @E_Rubik

その点ある程度書き終わっていれば、使いやすい(or整合性の高い)設定の目処は立っているし、固まっていないからと具体性の無い名詞を使わずに済む。そんな訳で、ある程度できてから の方が良かろう。

2010-08-23 02:43:04
E_Rubik @E_Rubik

さて、続いて伏字連打パターン。

2010-08-23 02:44:08
E_Rubik @E_Rubik

例文:あの日、僕はあの子に出会った。あの日の出来事を、僕はきっと忘れないだろう。

2010-08-23 02:53:21
E_Rubik @E_Rubik

伏字分が足りないので追加。

2010-08-23 02:53:49
E_Rubik @E_Rubik

例文:あの日、僕はあの街であの子に出会った。あの日の出来事のあの感動を、僕はきっと忘れないだろう。

2010-08-23 02:54:27
E_Rubik @E_Rubik

そんなに忘れないなら、もっと具体性ある話できるだろ という感想を少なくとも私は持つ。なのでお勧めはしない。伏字の害については前回延々語ったので今回はもう十分だろう。

2010-08-23 02:58:17
E_Rubik @E_Rubik

さて、続いてシームレスな接続を狙うパターン。これはまだ私自身挑戦中なので何ともいえない。ただ、自己紹介を延々書き殴るのはやめよう。

2010-08-23 03:01:54
E_Rubik @E_Rubik

例文:僕の名前は山田太郎。身長170cm、体重65kgの平凡を絵に描いたような高校生。

2010-08-23 03:03:24
E_Rubik @E_Rubik

この例文を致命的に改悪する方法として、「僕の」を「彼の」に置き換える というやり方がある。どっちにせよ「そんなこと聞いちゃいねーから前菜出せ。さもなくばメニューよこせ」といった感なのだ。作品見せないうちに後書きを読まされた気分になること請け合いである。

2010-08-23 03:06:06