大重版決定!重松清さん『とんび』名セリフ・名場面集

ドラマ「JIN」のスタッフがふたたび集結したことでも話題の、大ヒット中のドラマ「とんび」ですが、「決定!みんなが選んだ発見!角川文庫」で「感動する1位」に選ばれた、直木賞作家・重松清さん『とんび』が原作です。号泣必至の原作の、名セリフ、名場面をご紹介します!
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カドブン(KADOKAWA文芸WEBマガジン) @Kadobunofficial

角川文庫売上4週連続1位!大ヒット中のドラマ「とんび」ですが、「みんなが選んだ発見!角川文庫」で「感動する1位」に選ばれた、直木賞作家・重松清さん『とんび』が原作です。原作の、名セリフ、名場面など、コンテンツ満載の特設サイトはこちら!http://t.co/wgGCAT9M

2013-02-10 21:52:53
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角川文庫売上7週連続1位!ドラマ「とんび」ですが、「みんなが選んだ発見!角川文庫」で「感動する1位」に選ばれた、直木賞作家・重松清さん『とんび』が原作です。本日の読売新聞読書面に、全5段広告を掲載させていただきました! http://t.co/YNUFjfpRIv

2013-03-03 23:03:18
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なんと、ハッケンくんが生まれて初めて泣きました!ドラマ「とんび」ですが、「みんなが選んだ発見!角川文庫」で「感動する1位」に選ばれた、重松清さん『とんび』が原作です。昨日の読売新聞全5段広告で、ハッケンくんも感動のあまり泣いてい http://t.co/wHkyOp7VtO

2013-03-04 22:23:51
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重松清さん『とんび』「嗚咽をこらえ、肩を震わせて、ヤスさんが気づいて目を覚ますまで、いつも一人で泣いていたのだ。『寂しい思いをさせてしもうたよ、アキラには。何年たっても、わし、あの頃のアキラの泣き声は忘れられん』」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:38:22
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重松清さん『とんび』「『ええ寝相しとる、この子は寂しゅうない、それがいちばんじゃ。アキラも由美さんも、ええ親じゃ、寝顔を見るだけでわかるよ、わし』ありがとうございます、と由美さんは息だけの声で応えた」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:45:02
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重松清さん『とんび』「アキラは、まるでどこかの隙間にねじ込むような早口で『俺、寂しいことなんかなかったよ」と言った。『親父がいたから、全然、寂しくなかった……』」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:45:17
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重松清さん『とんび』「『親が子どもにしてやらんといけんことは、たった一つしかありゃあせんのよ。子どもに寂しい思いをさせるな』海になれ。遠い昔、海雲和尚に言われたのだ。子どもの悲しみを呑み込み、子どもの寂しさを飲み込む、海になれ」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:45:38
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『とんび』いつか健介も、自分の父親のことを知るだろう。アキラが話すのか、由美さんが打ち明けるのか。それまでは――ヤスさん自身がそうだったように、二人とも胸に苦みを抱いたまま家族の日々を過ごすのだろうか。『わしは、親の親なんじゃけん……』http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:52:56
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重松清さん『とんび』「健ちゃんのおるところには、いつでもおばあちゃんがおる。健ちゃん寂しゅうないか、お友だちと仲良うしとるか、パパやママに可愛がられとるか、いうて……心配顔で見とるんよ、健ちゃんのことを」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:56:33
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重松清さん『とんび』「『ほいでも、おばあちゃんにはできんことが一つだけあるんよ』『そうなの?』『おう……じゃけん、おじいちゃんが代わりにしてやらんといけんのよ』膝を折り、目の高さを健介に合わせて、両手で抱いてやった」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 22:59:03
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重松清さん『とんび』「『健ちゃんは優しいお兄ちゃんになれるわい、のう、おまえはええ子じゃ、世界で一番ええ子じゃ、じいちゃんとばあちゃんの孫なんじゃけん……』と涙声を擦り込むように、強く、強く、抱きしめた』」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 23:01:09
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『とんび』「ありえないはずなのに、健介の面立ちは少しずつアキラに似てきた。これからもっともっと似てくるはずだ、とヤスさんは信じている。理屈は要らんのよ、と仲間たちに言うだろう。それが親子というもん違うか、家族というもん違うんか」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 23:04:23
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『とんび』「空の上で待っている美佐子さんに伝える土産話はたくさんある。『幸せじゃがな、わし、幸せじゃがな』また声がこぼれ落ちて、健介に『シアワセってなーに?」と訊かれた。『幸せいうたら……これじゃ!』と、また健介を抱きしめた」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 23:10:37
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重松清さん『とんび』「『おじいちゃん、見て!こんなの拾った!』貝がらを手に駆け抜けてくる健介を、アキラがおどけた足取りで追い抜いた。笑っている。健介も、アキラも、由美さんも、照雲も、そして、もちろん美佐子さんも」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 23:16:56
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重松清さん『とんび』「アキラのときものう、アキラがいまの健介くらいの頃にはのう、と思い出話のタネは尽きないだろう。そしてやがて年老いて、人生の最期のときを迎えて……。『やっぱり幸せじゃったかのう、わし』」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 23:07:10
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重松清さん『とんび』「ほんのちょっとでいい、美佐子さんと似たところのある女性であってほしい。母親の記憶を持たないアキラが、それでもなにかに導かれるようにして母の面影と重なる女性を愛したのなら、これ以上の喜びはない」P363 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-12 21:19:53
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重松清さん『とんび』「親父がどうしても許せなかったら、それでいいよ。このまま東京に帰るから。でも、僕は結婚する。絶対に、結婚するから」P365 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-12 21:20:08
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重松清さん『とんび』「母と子――由美さんと息子の写真だった。アキラは写真には写っていない。しかし、確かに、アキラの気配がそこにある。カメラを構えるアキラを見つめる二人の笑顔が、「家族」の日々の幸せを伝えていた」P373 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-12 21:20:21
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重松清さん『とんび』「ただ、悲しい。『おじいちゃん』とも『おばあちゃん』とも呼ばれなくなった一組の夫婦を思うと――たとえ二人がどんなふうに由美さんと健介に接していたとしても、むしょうに悲しくなってしまう」P375 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-12 21:20:36
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『とんび』『なめとるんか!このクソ坊主!』怒鳴るのと同時に椅子を蹴って立ち上がる。『由美さんのどこが気に入らんのな!ええ子じゃ!一所懸命がんばって生きとるがな!アキラに惚れてくれて、アキラも惚れとって、それのどこに文句があるんな』P379http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 15:11:32
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『とんび』「ヤスさん、怒りながら、涙をぼろぼろ流していた。『アキラの女房は、わしの娘じゃ!』その直後、カーン、と音がした。たえ子さんが空の鍋をお玉で叩いたのだ。『ヤッちゃん、よう言うた!』たえ子さんの一言で、照雲の頬もゆるんだ」P379http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 15:12:04
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重松清さん『とんび』「カウンターに突っ伏して、美佐子さんの思い出を涙交じりに語りつづけた――らしい。空が白みかけた頃、由美さんの手を握りしめて、『アキラを頼む、よろしゅう頼む』とひたすら繰り返した――らしい」P380 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 15:12:38
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重松清さん『とんび』「コップ酒を何杯もお代わりして、途中から記憶がなくなった。身振り手振りつきで、由美さんに『備後おどり』を教えた――らしい。アキラと膝つき合わせて、夫としての心得を懇々と説教した――らしい」P380 http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-17 15:12:18
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重松清さん『とんび』「初めて思いが通じ合った夜、美佐子さんは『うち、うれしいです、うれしいです』とヤスさんの胸に頬をすり寄せて涙を流したのだ。両親の記憶を持たないヤスさんと、九歳で両親を失った美佐子さんが、出会ったのだ」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-03 21:54:21
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重松清さん『とんび』「父はずっと市川さんのことや備後のことを忘れてませんでした。市川さんをお母さんの親戚に預けたまま、結果的には捨ててしまう格好になったこと、若い頃からずっと、悔やんで、申し訳なく思ってました」http://t.co/wgGCAT9M

2013-03-03 21:54:38
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