雑誌というフォーマットはどこへ行くんだろう。
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(承前)雑誌ではなく書籍だけど、ハイパーリンクを見事に紙で実現した本にこれがあります。『テレビゲーム[電視遊戯大全]』 http://t.co/oB0aIOHe ワールドワイドウェブが出現する前にすでにできている。
2013-01-11 11:11:24(承前)「雑誌がリニアなメディアだって、誰が言ったの?」「紙メディアの限界を勝手に決めてない?」というは僕の中にずっとあるテーマで、編集の仕事のときにも、あるいは大学やカルチャースクールのセミナーでも、常にちょっと強調する部分なんですよ。
2013-01-11 11:14:51(承前)書籍はともかく、雑誌がリニアなメディアでいていいわけがないということを考えていた人たちは多いと思う。たとえば76年に創刊されたポパイにはすでにそういった新しいフォーマットが仕込まれている。編集者とデザイナーの意図というか「癖」として。それは新しい試みでした。
2013-01-11 11:08:47(承前)リニアに展開していく編集手法を〈フランス料理〉や〈懐石料理〉にたとえ(順番に出てくるでしょう?)、ランダムアクセス的編集、ハイパーリンク的編集を〈お弁当型〉(どこから食べてもいいんだよ)と説明すると、みんなよくわかってくれる。そしてワークショップでは〈お弁当型〉が多数派。
2013-01-11 11:17:44(承前)特集まるまる〈お弁当型〉で作ってしまったのが、ちょっと前だけどブルータスの「YouTube特集」なんだ。 http://t.co/rj6lziTf こういう実験的なことを当たり前のようにやらせてくれて、読者も理解してちゃんとついてきてくれるいい雑誌だよね。
2013-01-11 11:21:37(承前)「紙メディアの可能性」とか、「雑誌の進化は時代のテクノロジーとともに」とかは、僕が大学やカルチャースクールやトークイベントでやる大きなテーマのひとつです。そういう目で見ると、新しいたとえば電子書籍の可能性も漠然としたものから、より具体性を帯びてくるかも。
2013-01-11 11:25:45(承前)雑誌に(たとえば、リニア以外の)新機能を与えた偉大な編集者たちはたくさんいるけど、今かんたんにおもいつくだけでも、スチュアート・ブランド、松岡正剛、木滑良久、石川次郎という人たちの名前がすらすら挙がってくるよね(敬称略)。
2013-01-11 11:33:57後日、こんな報道もありました
ほほう。/朝日・木村社長「電子版は春に10万達成」「若者に紙は届かない」「デジタルに対応できない記者は仕事を失う」 - edgefirstのメモ (id:edgefirst / @edgefirst) http://t.co/n14UOjdg
2013-01-20 09:16:54先日、30代前半の男性に「BRUTUS…って何ですか? 雑誌? そういえば見たことがあるような…ビジネス誌でしたっけ? 興味持ったことがないものですから…スミマセン。というか、雑誌って興味持ったことなくて…」といわれた。
2013-01-20 09:21:51「アンアン」は知ってますか? と聞いたところ「あ、ジャニーズが表紙のイケメン雑誌ですね! 見たことはありませんが知ってます」と。(まあ、間違いではないが)
2013-01-20 09:22:5720代後半の女性の友人は「雑誌は生まれて一度も買ったことがない」と言う。「立ち読みで済ますの?」と聞くと「立ち読み? そんなことしないよ。だって別に何か知りたいことが載ってるわけじゃないもん。そんな面倒なことはしない」と。
2013-01-20 09:24:43先ほどのpostをまとめてブログに書きました。EDIT THE WORLD: 若者がある日突然、雑誌を読み始めることは期待できない。 http://t.co/hBRjdahB
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