みーゆさんによる低線量被曝とDDREF、チェルノブイリの健康被害に関する考察

みーゆ(miakiza20100906)さんによる低線量被曝とDDREF、チェルノブイリの健康被害および集団線量から被害者数を予測する事の妥当性の考察
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Masato Ida, PhD @miakiza20100906

近年の疫学調査の成果から、ICRP勧告での子供の扱いの粗雑さもだいぶ改められるだろう。 DDREFについても、一度早急に撤回し、がんに関連する被ばく限度を半減させるのが良いだろう。

2013-01-27 22:47:51
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

これらの諸々については、だいぶ確信を持ってものが言えるようになってきた。

2013-01-27 22:50:57
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

ラドンの肺癌リスクが2倍に修正された時も、白内障のしきい値が大幅に引き下げられた時にも、一緒に被ばく限度が引き下げられた。DDREFが撤回されたとしたら、その時にも間違いなく被ばく限度が引き下げられるだろう。参考レベルの2つの上限も、きっと半減される。

2013-01-27 23:05:12
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

この論文も色々な意味で重要: 事故20年後のチェルノブイリ―ウクライナの固形癌発症率 http://t.co/SdMqbfKO  2007年、Prysyazhnyuk ら。 Balonov が http://t.co/37gFfq2K で警告していることと同じことを言っている。

2013-01-28 20:00:09
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

引用・意訳1》 …被ばく後の潜伏期間がより長いタイプの癌については、より長期に渡る調査観察が必要である。(p.49)

2013-01-28 20:01:13
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

引用・意訳2》 …被ばく由来の癌の潜伏期間は様々であり、非常な長期間になることもあるため、甲状腺がんや乳がん、白血病のみならず、肺や胃、結腸、卵巣、膀胱、肝臓のがん、そして多発性骨髄腫にも特段の注意を払うべきである。(p.50)

2013-01-28 20:03:54
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

Prysyazhnyuk はチェルノブイリでの甲状腺がん増加を最初に報じた人 http://t.co/pvV2wz3F スペルが違うけど、同一人物。Balonov とは同僚だった http://t.co/90H0lBHd が、ソ連崩壊後にウクライナへ。Balonov はロシア。

2013-01-28 20:04:53
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

DDREF > 1 に疑義を投げかける疫学調査例 1: 巨大な統合解析(2009年) http://t.co/aYOEZM8f  有名な「15か国調査」のデータからは、後に線量等の記録の精度に強い疑義が出されることになるカナダのデータが除かれているなど、細かな配慮がされている。

2013-01-30 21:45:56
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

DDREF > 1 に疑義を投げかける疫学調査例 2・3: リクビダートルの白血病(2012年) http://t.co/UXLSqUj3 , テチャ川の固形がん(2013年) http://t.co/pJbDYZcv @miakiza20100906

2013-01-30 21:47:05
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

DDREF > 1 に疑義を投げかける疫学調査例 4: そして、自然γ線による小児白血病(2013年) http://t.co/KwGpMpyr @miakiza20100906

2013-01-30 21:48:00
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

メカニズム論ではなく、最終的な結果である「がん」を追った疫学調査で DDREF~1 を示唆する結果が出されていて、当分は決着がつきそうにないのなら、「リスクの過小評価はしない」という防護の大原則にのっとって DDREF=1 としておくべきなはず。 @miakiza20100906

2013-01-30 21:50:15
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

これらの疫学調査については当然 ICRP 委員たちも気付いているので、そう遠くないうちに何らかの動きがあるはず、と思っているけど、一体いつ頃になるんだろうか。 @miakiza20100906

2013-01-30 21:52:06
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

しかし、慢性被ばくの場合、被ばく量の評価が難しかったり、潜伏期間を知るすべがなく、いつまでの被ばくが発がんに寄与したのかがハッキリしないこともあり、定量的な評価が非常に難しいのはよく分かる。

2013-01-30 22:15:43
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

しかし、放射線白内障の閾値については ICRP も急性被ばくと慢性被ばくで『同値』とするようになった https://t.co/2fSQ8BC9 https://t.co/ZJiIEwlM https://t.co/3UYW4OQY  これが何らかの伏線である気がしなくもない。

2013-01-30 22:18:41

みーゆさんのリクエストにより追加 at 09/01/2013

Masato Ida, PhD @miakiza20100906

累積100 mSv未満で「統計的に有意に」癌リスクが捉えられた例は、最近ではCTスキャンによる白血病・脳腫瘍 http://t.co/04ZM395h や自然γ線による小児白血病 http://t.co/ytHNanFm http://t.co/ztlnlNZD が挙げられる。

2012-12-09 07:26:08
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

チェルノブイリに限っても、累積100 mSv未満で乳がん http://t.co/4UJqYwjD や小児白血病 http://t.co/So3rzQKm http://t.co/VxEeR6vA が増えた「可能性」が指摘されている。これらはまだ科学的エビデンスとされていない。

2012-12-09 07:39:50
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

訳ありメモ。論文: チェルノブイリの乳がん http://t.co/4UJqYwjD と白血病 http://t.co/VxEeR6vA 、テチャ川の乳がん http://t.co/gP8EjXZi  いずれも長期被ばくでの累積 100 mGy以下のリスクを議論。

2013-02-17 13:21:02
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

小児白血病については、チェルノブイリでもかなり詰められているように見える。2010年のウクライナからの論文などを見ると、そう思える http://t.co/bnUKsTt7JI

2013-02-24 22:44:57