添田孝史さんは、原発プラント安全評価を決定論でやれの立場
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もう一つ加えておくと、「想定外」ではなく、都合の悪いデータを検討しなかった「想定除外」です。地震規模は想定外でしたが、高い津波を起こす地震は、2002年の地震調査研究推進本部の長期評価で想定されていました。想定外と言ってるのは、電力会社だけ。
2013-01-27 10:22:00「その不十分な部分をどう補正するかを考えることは政治が判断するべきところ」は重要なご指摘です。原発の地震に対する確率論的リスク評価を政策・規制にどう使うかは、2001年から06年にかけて耐震指針の改定が進められたときに議論されました。というかこれに時間をとられすぎたほどです。
2013-01-27 10:25:33続)その結果、2006年に全面改正された耐震指針では、確率論的リスク評価の導入は見送られました。まだ規制に使えるようなレベルになっていないから。従来の決定論的は方法が引き続き使われることになったのです。PRA大好き近藤駿介vs「ハザードの顔つきが見えなくなる」入倉孝次郎の対決。
2013-01-27 10:30:42続)数年以上にわたったそのへんの議論の結果を忘れて、岡本孝司氏がPRAを再び持ち出して、決定論的方法を「幻想的、非科学」と声高に主張するのはどんなもんかと。原子力推進側にとってはPRAはよほど便利な道具なんでしょうねぇ。
2013-01-27 10:33:32PRAの使い方としてはご指摘の通り。ところが東電は都合の悪いデータを除外して確率を低く抑え、その結果出てきた数値をもとに「対策は不要」とした。そういうPRAの使い方をする業界だから、怖いんです RT @SkiMario 確率がすごく低くてもそれを評価するのがPRAじゃないんですか
2013-01-27 10:37:43@sayawudon いや、仰る様にPRAすらまともにしていなかったと言う事ですよね。そうする義務も無かったという所には問題も有るでしょう。 それで、非科学的・感情的にあるリスクを重視して他に大きなリスクがあるかもしれない方針をリスクの比較も無く採用するべきと言えますか?
2013-01-27 23:41:33「原発の耐震安全性について、PRAは政策判断に使えるほど成熟していない」というのが安全委の結論。状況は変わっていません。 RT @SkiMario それで、非科学的・感情的にあるリスクを重視して他に大きなリスクがあるかもしれない方針をリスクの比較も無く採用するべきと言えますか?
2013-01-28 12:27:51続)リスクをきっちり数量化して、トレードオフも考慮して、政策判断するというのが理想というか専門家だけで結論まで出せるので簡単なんでしょうが、数量化にほんまに信頼性があるのか。手法の成熟度、実施主体(電力会社)は信頼できるか、等の問題があります。
2013-01-28 12:33:59続)そもそもなぜ安全目標が長年の議論にもかかわらず数値化できていないのか(例えば周辺の住民の被曝によるがん過剰死を10のマイナス6以下にする)、もここにかかわってきます。
2013-01-28 12:37:17続)「しっかりとリスク評価すべき」は、おっしゃる通りです。でもフラジリティ関連のデータはみんな電力会社が握っている状況で、出てきた数字はとても信頼できません。福島のPRAでどこを失敗したか、反省してないから同じことをやる蓋然性が高いからです。
2013-01-28 12:40:00続)確率論的リスク評価が政策的に使えない状況のもとで、決定論的、保守的に「活断層の真上は避ける」という判断が、なぜ「非科学的、感情的」なんでしょうか。よくわかりません。
2013-01-28 12:45:03続)確率論的リスク評価がまだ政策的には使えない、というのは私の個人的意見ではなく、原子力安全委が2001年から2004年ごろにかけて議論した結果です。安全委の耐震指針検討委員会の議事録をご参照ください。近藤駿介氏がPRA導入派だったけど、大勢とはなりませんでした。それは非科学?
2013-01-28 12:48:11続)PRAは、炉心損傷がどんな経路でおきやすいかを明らかにして、対策を取ることには役立ちます。福島第一が壊れる経路もちゃんと当てていた。ただし、PARの結果出てきた「炉心損傷確率はいくらです」という数値に、ほかのリスクと比較できるほどの精度があるのか、PRAの専門家でも懐疑的です
2013-01-28 12:51:03続)「怖いからこそ、しっかりリスク評価すべき」。いろいろ考えさせられる言葉です。「怖い」のは、リスクなのか、いい加減なPRAでリスクをごまかす電力会社なのか。リスク評価は、確率論的にやらないといけないのか。保守的にやると「非科学的、感情的」なのか。
2013-01-28 12:54:15出てきた数値で政策判断するほどには使えないという意味。壊れやすい経路を探して安全性向上に役立てる、などには十分使えます。スリーマイルでも炉心損傷にいたる経路はあててます。確率はえらく間違ってましたけど。
2013-01-28 13:17:11@sayawudon 結局、PRAは福島では使われてなかったんですよね?使われていたかどうか(計算が正しかったか)と事故の有無とは直接関係ないでけども。っで、それはどちらでも良いんですが、感情的に判断して良いとする理由はどこにあるんですか?どんどん話がそれてるんで戻しましょう。
2013-01-28 16:34:01@SciCom_hayashi @sayawudon PRAの手法そのものが否定されたんじゃないですよね?誤算が大きい中でどう判断するかという政治の部分がまだまだ大きいということのように思いますが。
2013-01-28 16:40:00まあその、7m 以上の津波がきたら100%メルトダウン、とわかっていても、7m 以上の津波の確率に桁で不定性があれば全体にその誤差がそのまま波及するわけで。
2013-01-28 17:07:58あ、7mで 100%メルトダウンってのは、JNESの http://t.co/SneVRJWj の3章に書いてある話。3.11 の前にでてる。ほぼ仮定=結論なのでシミュレーションが必要な話じゃないけど。
2013-01-28 17:27:44東電のPRA を事後検証したら、予測プロセスがデタラメとわかった。だから「事故前の福島の」PRAはまちがっていた、という意味です。そのほかのPRA を否定するものではありません。しかし、電力会社のPRA は、信頼を失いました。回復の努力もなされていません。@SkiMario
2013-01-29 10:11:52なんだこれ。どーゆことだ。がっくし。