エースコンバット・アサルトホライゾン開発当時の思い

ROBIN @robin01jp

エースコンバット・アサルトホライゾン、自分が関わった最後のエースコンバットで、基本ゲームシステム考案（オンラインオフラインともに）したので、面白いって言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいのでついリツイートしてしまった。

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エースコンバットは大きく変わらなきゃならない、っていう命題をどう解決するか、スッゲー考えたっけなぁ。「そのまま豪華にしてくれればいい」っていう、もともとのユーザーの声だけ反映させればいいという時代じゃなくなっちゃってて、頭をひねって何ヶ月も模索したっけ。

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PC版は、3日ほど前に海外でのみ発売したのか。マウス操作、結構スムースできそうだ。多くの人に遊んでももらえて、幸せなゲームになってくれてよかった……

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プロジェクトメンバー内にも「元のままのゲームシステムでもっとコアな戦闘機ファンが喜ぶような要素や戦略性を強めて……」みたいな声が多くて、でも会社からは、もっと多くのお客さんを取り込めって言われて、板ばさみで大変だった。あの頃はホントつらかった。

ROBIN @robin01jp

最近のユーザーさんは、どんどんゲームに対して「手軽さ」と「快感」をそれが「すぐに味わえること」を欲していて、それでいて「やりこんで楽しい」とか「奥が浅いのはダメ」ときている。でも、娯楽ってそういうもんだよね。\7,000前後のお金払ってんだからなぁ。

ROBIN @robin01jp

自分もかねてから、東京ゲームショーやE3の試遊台で、だだっぴろい空とコムズカシい計器類の表示に難しい操作のせいで、コントローラーを置いてそこから離れちゃう人を見てどうにかできないかと思ってた。「ちょっとコントローラー貸して！オレに遊ばせて！」って言ってもらえるものが作りたかった。

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だから、どうにかして、目の前にあるドでかいメカの塊に、まるで自分が拳を叩き込んでるような手応えをガツンガツン感じられるような、そんなエースを作りたかった。敵の姿が遠くて見えなくて、コンテナ表示（敵につく四角いマーク）を相手に戦うゲームから大きく脱却したかった。

ROBIN @robin01jp

なので、アサルトホライゾンの「半オートフォロー」の市組を導入した。「半」という部分のさじ加減をすごく気をつける必要があった。そこの作りこみを担当してくれたスタッフに心から感謝。

ROBIN @robin01jp

その最中にも、旧来のエースファンの一部のスタッフから「こんなの面白くないに決まってる」ってさんざん反対されたっけな……　見たことも無いのにどうして面白くないってわかんだよ。っていうか、面白くする努力しようとしないやつはもういいよ！とか思ったけど、ゲーム開発は一人じゃ無理だもんね。

ROBIN @robin01jp

なんとか、自分の頭の中にある出来上がりのビジョンをわかってもらう努力を、辛いけどするしかなかった。その点において助けてくれたスタッフがいなかったらどうにかなっちゃってただろうな……名前は言わないけどありがとー。ありがとー。

ROBIN @robin01jp

ちなみに、アサルトホライゾンの出来上がりをイメージするのに一番使った言葉は「空のバーンアウト3を作ろう！」だった気がする。オレの頭の中では一番プレイ感覚が近いんだもん。バーンアウト3をやったこと無い人はぜひオススメします！破壊の快感が連鎖して脳汁出まくりの爽快ゲームですよ！

ROBIN @robin01jp

オレが会社辞めちゃってからアサルトホライゾンは完成したので、シナリオ部分とかは詳しくなかったりします。それらで気になった点は公式に問い合わせてネ！

ROBIN @robin01jp

@namitin 今までのエースのシステムもオレは大好きなんだけどね。でも、それを臨むお客さんの母数がどんどん減っていっちゃったんだよなぁ。時代の流れかねぇ。

ROBIN @robin01jp

@murasaki_imo_JP ですねー。で、実際にシミュレーターを欲してる人はごくわずか、という。きっと苦労したことの一番の原因は、過去のエースコンバットという教科書が存在したからだと思います。

ROBIN @robin01jp

あ、ちなみに、エース6までのシステムを否定はしてませんよ。自分が一番思い入れがあるのはエースコンバット04ですし。それまでの3作の大ファンでもあります。アサルトホライゾンはそれまでのエースコンバットとは全くの別ゲーム、というだけのことです。補足オワリ。