航空機銃としての伊ヴィラール・ペロサ
「M1915」 正式名称はオフィシネ・ディ・ビラール・ペロサで、ビラール・ペロサとは通常イタリアの地名を指す(ピエモンテ州トリノ県のコムーネ)。
2013-01-30 18:27:47もともと航空機銃として開発されたが、拳銃弾では威力射程不足になり、艦載機銃や車載器銃に転用されたがやはり威力不足で、さらに2脚をつけて軽機関銃として運用されたが、威力射程不足の問題は大きく、小銃弾を使う軽機よりは軽便と言う理由だけで山岳戦でした用いられたにすぎなかった
2013-02-03 04:53:33ビラール・ペロサは世界最初のSMGとされる(MP18よりも数週間先に生まれた、と一般的にされる)ベレッタM1918のベースにされ、また基本設計はそのままにショルダーウェポン化が図られ、OVPサブマシンガンとしてWW1後に生まれ変わったりもしてる。
2013-02-03 04:59:19ビラールペロサは9パラよりもさらに威力の低い9㎜グリセンティ弾を使用するはずなんだけど、トーマスネルソンのTHE WORLD'S MACHINE PISTOLS AND SUBMACHINE GUNSに掲載されてる諸元表だと9パラを使用って書いてあるんだよな…
2013-02-03 05:04:18床井さんのサブマシンガン図鑑にはビラールペロサは「軽機の代用火器として開発された」とあるけど、正確には「搭載可能重量が少なかった当時の航空機においては大口径機銃を搭載できなかったので、その代用として開発」、なので間違い。航空機の性能が向上して仕方なく軽機関銃に転用されたにすぎない
2013-02-03 05:08:50当時の航空機の搭載可能重量はどの程度なのだろうか。WW1の頃には大口径機銃の搭載ができるようになってたみたいだけど、WW1前とWW1後ではどれくらい航空機の性能に差が生じてたのだろうか
2013-02-03 05:10:571915年ですよね。既にピッカースもルイスも載せてる時代なんで、重量は関係ないような気もRT @Mitsuteru_M: 床井さんのサブマシンガン図鑑にはビラールペロサは「軽機の代用火器として開発された」とあるけど、正確には「搭載可能重量が少なかった当時の航空機
2013-02-03 05:19:22カルロス・ハスコックはM2重機による2300mの長距離狙撃に成功して長らく狙撃最長記録の称号を得てたし(現在は4位)、敵狙撃手のスコープを貫通して眼球を撃ち抜いたとか言う逸話もあるので恐ろしい。
2013-02-03 05:19:30@baritsu 開発者のベセール・レベルリがいつ開発構想を練ったかは定かじゃありませんが、特許自体は1914年8月に認可されてるので最低でも1913年までには開発を始めていたと思いますが、どうなんでしょうか?
2013-02-03 05:24:34航空機については無知なのでよく分らないが、ビラールペロサの初期型には航空機に搭載するためのマウントが存在するので、少なくとも航空機銃として使うつもりでいたのは確かではある
2013-02-03 05:28:07装甲版をつけて艦載用にした仕様の写真も手元で確認できる。軽機関銃の代用として開発、というのは少々無理な気がする。あくまでも軽機関銃の代用にされた、というならまだしも
2013-02-03 05:32:021914年としてモラン・ソルニエLが80馬力。12kgくらいのホチキスを載せてますしね。 ただイタリアは飛行機開発遅れ気味だったんで、軽め志向があったのかもRT @Mitsuteru_M: 開発者のベセール・レベルリがいつ開発構想を練ったかは定かじゃありませんが
2013-02-03 05:37:02@baritsu なるほど一応、ホチキスを載せること自体はできたのですね 航空機については無知なのでイタリアがどの程度遅れていたのか分かりませんが、銃本体だけでなく弾薬の搭載も考えると、やはり拳銃弾の小型機関銃を…という考えに当時のイタリアにおいては至ったのかもしれませんね
2013-02-03 05:42:40ひとつあるのはレべり1914が17キロと重めで発射速度も遅いことですかね。また本格的に空戦を経験する前だと低威力でも発射速度の高い方が良いと思った可能性はあり得ると思います RT @Mitsuteru_M: 少なくとも航空機銃として使うつもり
2013-02-03 05:43:00@baritsu たしかに空戦の経験がほとんどなく完全な模索状態であったならば、重量面を考慮しただけでなく、威力を軽視し発射速度を重視した可能性もありますね。
2013-02-03 05:54:42ビラールペロサを開発したベセール・レベリは、同時期にM1914を開発しているが、これの航空機銃仕様も存在するようなので、いまいちどういう目的があってビラールペロサを開発したのかハッキリしなくなったな… 本当に床井さんの言うように軽機関銃の代用を目指したのか?
2013-02-03 06:00:24単座だと第一次大戦の開戦前に作られたと言われているカプロニCa20試作機だけどルイス機銃を載せてるな。となるとヴィラール・ペロサはやはり旋回機銃は振り回しやすい軽量で、発射率の高いのが有利と思ったのかしら http://t.co/ITN7aPAB
2013-02-03 06:15:52航空機に搭載可能な重量の問題からではなく、旋回機銃として運用するに適した機関銃を模索した結果から、軽量で発射速度が毎分1200発のビラールペロサが開発された、という解釈したほうが適切か
2013-02-03 06:34:02頑住吉さんのよると、ビラール・ペロサはオーストリア軍で鹵獲使用された他、M18の名で製造もされたとか http://t.co/8O0qCECZ http://t.co/ufm0nARi
2013-02-04 00:30:36ちなみにビラールペロサのアイデアを拝借した銃は他にもあり、それは珍SMGの宝庫であるスイスによってつくられてる。スイスのW&F社で製造された、SMGとしては珍しいショートリコイル式のMP41/44に2連装仕様があり、主に車載用機銃として使うつもりだったみたいが、試作で終わってる
2013-02-04 00:35:53また、二連装ではないが、同じくスイスのソロターン社で、車載機銃や三脚を使用しての陣地防御機関銃としてS17-100サブマシンガンが1930年に開発されてるが、これも当然兵器としての有用性は皆無だ
2013-02-04 00:38:47