「第26回 明日の教室東京分校 #askt26 」野中信行先生(元横浜市立小学校教諭)『1年間をがんばりぬく学級づくり・授業づくり~来年度初任者教師になる人のための講座~』

第26回 明日の教室東京分校   http://asunokyosi.exblog.jp/ 昨年、一昨年に引き続き、野中信行先生を講師に迎えて初任者向け研修講座を開講します。4月から教壇に立つ予定の初任の先生、近い将来教壇に立つ予定の大学生、院生を対象にした講座です。初任者でなくとも、学級経営がなかなかうまくいかない先生、不安を感じている先生もぜひ参加してください。 ※野中先生の初任者向け講座は今回が最終回となります。 続きを読む
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明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:初任者は最初「子供たちと早く仲良くなりたい」「子供に嫌われたくない」という気持ちを持つだろう。しかし、子供たちはそれをじっくり観察して、『昨年はこうしたのに!』『前のクラスでは良かったのに!』と絶対言われてしまう。足下を見られてしまい、自信をなくしてしまう。 #askt26

2013-02-02 14:08:40
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:最初に必要なのは、子供たちから「先生」だなと思われるような「関係づくり」である。そのためには、「子供たちの前で堂々としておく。毅然とした態度」が必要。それが例え虚勢でもいい。先生として持たなければならない。 #askt26

2013-02-02 14:10:17
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:子供たちとの関係づくりをどうしていくか?教育を「織物モデル」で例える。この比喩は、横藤雅人が最初に提案したもの。織物は、最初に縦糸を張り、そこから横糸を絡めて完成する。 #askt26

2013-02-02 14:12:23
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:縦糸を張るとは。教師(教える存在)と生徒(学ぶ存在)の関係づくり。例えば「せんせい、ノートわすれたんだけど」と敬語を使わなかったらどうするか?「敬語を使わなければ社会で生きていけない」と教えてあげる。それで上下の関係ができる。 #askt26

2013-02-02 14:14:46
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:次に、横糸を貼ること。教師と生徒との心の通じ合いを。どんなに忙しくても、休み時間に一緒に遊ぶ。距離をどのように取っていくか。それが教師にとっての「関係づくり」のやり方。縦糸と横糸をどう張っていくか。矛盾する営みではあるが、教師はうまく使いこなせないといけない #askt26

2013-02-02 14:16:29
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:どこで縦糸、横糸を意識するか。教室では縦糸を中心に。運動場では横糸を中心に。「ここは縦糸なのか…横糸なのか……」と戸惑いながら行っているようでは意味がない。 #askt26

2013-02-02 14:17:48

課題4:『学期の最初、子供たちはどう動くか?』

小池翔太@『今すぐ使えるかんたんTeams for Education』 @koike_s

ひさしぶりのツイート実況。野中先生のお話は3回目ですので、味わい直しをさせていただいております。時々ハッとさせられる内容が切り込まれてきます… #askt26

2013-02-02 14:27:02
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:学期の最初、特に1週間は子供たちが教師へ「値踏み」をする時間。「この先生はキビシい先生?甘い先生?」「給食ではおかわりができるか?できないか?」…細かいところから教師を見てくる。 #askt26

2013-02-02 14:28:41
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:やんちゃな子でない限り、学期の最初1週間で(1)さかんに接近してくる(2)質問をさかんにしてくる。初任者は「わたしのためにこんな質問してくれて…いい子たちばかり!本当に嬉しいわ!」と思ってしまうだろう…が、何のことはない!担任がどう動くか探っているだけ。 #askt26

2013-02-02 14:30:05
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:教師としてきっぱりとした姿勢を見せる。「叱る」ということ。…例のことを今からやりましょう(会場一部笑) #askt26

2013-02-02 14:31:01
小池翔太@『今すぐ使えるかんたんTeams for Education』 @koike_s

野中先生恒例の、「値踏み対応のための叱るワークショップ」がはじまる予感…! #askt26

2013-02-02 14:31:33
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:<体育でのこんな場面>体育館へ入ったら、整列をして準備運動を体育係で行うことになっているのに、みんな体育館で遊んでいる。さて、教師としてどう叱るか?…来年から初任の2人に、今からやってもらいます。本当は瞬間的対応が求められますが、2分だけ時間をあげます。 #askt26

2013-02-02 14:34:07
明日の教室東京分校 @askyo_t

2人の実演が終わりました。野中先生より「ほとんどの人が10点満点中で最高でも5点」というフィードバックが。そして野中先生が迫真の模擬実演です。 #askt26

2013-02-02 14:40:48
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:大抵の人は、金八先生の如く語ってしまう。遊んでいるのだから、しっかりと声を張って「やり直し!」と叱らなければならない。やり直してからも、グチグチと何度も言わない。フォローをしっかりと行っていく。 #askt26

2013-02-02 14:42:05
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:体罰や暴力などで騒がれている最近、叱ることに臆してしまうかもしれないが、それは全くもって違う。叱ることは禁止されていない。 #askt26

2013-02-02 14:43:11
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:叱り方のコツは、(1)夕立のごとくさっと終わる。(2)「終わり」と宣言する。(3)「叱ること」は麻薬みたいなこと。魅入られない。(4)叱りの後にはフォローを入れる。 #askt26

2013-02-02 14:44:05
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:叱るときの注意は、(1)みんなの前で個人を叱らない。個別に叱る。(2)特に高学年女子はみんなの前で叱ることをしない。(3)めったに叱ることをしない(せいぜい月に1回か)。怒鳴るのは最終兵器。 #askt26

2013-02-02 14:46:19

課題5:『学級で子供たちにどのような接し方をすればいいだろうか?』

明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:まず学級をつかむためには、『2:6:2の法則』がある。最初の「2」は「まじめで教師の味方になる子」、「6」は中間層、最後の「2」は「やんちゃな子」。そのうち2,3人が「超やんちゃ」。発達障害かもしれないと考える必要も。 #askt26

2013-02-02 14:48:49
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:初任の先生が受け持ったクラスのうち、「すべての音に反応し気になってしまう」発達障害の子がいた。つまり、ほとんど動き回っていると考えて良い。結局その先生は辞めてしまった。管理職の失敗であるが。 #askt26

2013-02-02 14:49:43
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:初任の先生は、目立つ2,3人のやんちゃな子をストーカーの如く面倒を見てしまう。しかし、その結果学級崩壊になってしまう。しかし、この2,3人だけでは学級崩壊はされない。学級がおかしくなるのは、「6」割が「最後の2割」に一緒になって動いたときと覚悟すべし。 #askt26

2013-02-02 14:51:17
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:「6割」がクラスを不沈する。反面考えると、この6割を早く「まじめで味方」な2割に引き寄せていけば、やんちゃな2割も引き寄せられていく。私も2,3人でクラスをかき回されたこともあった。しかし問題は残りの8割の部分だった。 #askt26

2013-02-02 14:53:26
明日の教室東京分校 @askyo_t

野中:「2:6:2の法則」を踏まえてどうすれば?「一人一人に寄り添う」などは理想的で、「8割の子供が願っていることをかなえてあげる」ことが重要。 #askt26

2013-02-02 14:55:34
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