《みんなに支持されるポイントってなんだろう?》

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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

小出先生は、講演や著書のタイトルが悲観的に見えるけど、「農産物は結局誰か(個人)が勝って食べるべき」だと言うし、できなくても「がんばるしかない」という。結論で考えると「がんばろう日本。だけど原発は止めよう」という主張。「脱原発は言うけど被曝回避は言わない」という点で安心される。

2013-02-03 19:15:57
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

もう一つ。小出先生は、ガン以外の健康被害については「確認できないから存在を認めきることができない」と言う点でも、安心される。

2013-02-03 19:19:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、小出先生が安心される一番のポイントと私が考える点は、別にある。小出先生は、大人の健康被害の話をしない。「子どもを守れ」という表現で、「大人は大丈夫」と言っているのと同じなのだ。

2013-02-03 19:20:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

そこで逆に、受けないだろうという話を、真実かそうでないかを無視して並べてみる。「東日本の農水産物は全部食べちゃダメ」「がんばってもどうにもならない」「全ての健康被害に原発事故の影響がある」「大人や高齢者にも健康被害が出る」「原発は、どうがんばっても止めることができない」

2013-02-03 19:25:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

以上は、「マーケティング」上の話だ。真実か事実かを考えて話すのでないなら、受ける話をするのが良いだろう。しかし、小出先生は違うのだろう。結果として小出先生が話す、新年に基づく内容が、みんなに受け入れられる話になっているだけだ。だけど。「受ける話が事実である」保証は、ない。

2013-02-03 19:30:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

かつて、広瀬隆氏が著書や講演会で人気が高かった時期がある。「朝まで生テレビ」で原発特集をやった時期だ。チェルノブイリ原発事故から2年後位の話だ。広瀬氏の話す予測は悲惨だったが、一つだけ救いがあった。当時、日本では過酷事故が起きていなかったことだ。

2013-02-03 19:36:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

既に日本で過酷事故が起きた現在、広瀬隆氏のような主張をする、けれど他のテーマでは話をしない人が現れたとしても、それほどの人気は得られないだろう。

2013-02-03 19:38:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

例えば、フォトジャーナリストの広河隆一氏。広河氏はチェルノブイリ事故後の被災地の支援をかなり早い時期からずっと続け、福島原発事故後もいち早く事故現場近くに取材に入っている。広河氏は旧ソ連地域の健康被害もつぶさに見ている。知っている。けれど、広河氏が話をする機会は限られている。

2013-02-03 19:42:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

広河氏は、ウクライナやベラルーシの被害を良く知っている。かの地の子どもたちの健康被害を減らそうと、ずっと支援活動をしている。今は、福島の子どもたちの為に、沖縄に保養施設も作り、運営している。だが、広河氏は「受け」が悪い。記者クラブにずっと叛旗を翻しているので、報道が少ない。

2013-02-03 19:46:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

両者を並べるのはどちらにも失礼なのだが、広河隆一氏と早川由紀夫氏には、共通点があるのだ。記者クラブメディアが、頻繁に報じることはない、いわば大手メディア経営者に好かれない存在だという点だ。もしかしたらこれは安冨氏にも共通しているのかもしれない。

2013-02-03 19:48:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

大手メディアが好む「論者」とは何か?「この人に話を聞いたら、こういう立場で、報道できる範囲の安全な答えをくれる」という人だ。そして、「その人のコメントを載せても、抗議の電話やメールが殺到しない」という人だ。

2013-02-03 19:51:49