森美術館問題を考える討論集会、実況まとめ

渋井哲也 @shibutetu

前田氏「会田さんの『犬』シリーズは現代アートでは有名な作品。この問題も棲み分けがうまくいかない問題だろう。私が見た時には、才能がない作家はポルノに走る。しかし、森美術館が大々的に宣伝をし、棲み分けがいかなくなってきた」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「〜で１月３１日に宮本さんに連絡がついて会場を取って、たまたまここの会場だけが開いていた」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「で、登録団体しか会場を借りられないので、無防備〜ネットワークが登録団体だったんで、この名前で借りました」

渋井哲也 @shibutetu

前田氏「私は棲み分け派。公共空間である博物館に、『犬』シリーズのような作品を展示することの是非。しかし、発言者の宮本さんは、『犬』シリーズの評価についても触れる。美術評論家や学芸員もあたったが、今回はそうした立場の人が発言の場に出られない」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「学芸員などの発言をあたったんだが、見つからなかったので、そういった発言がないので恐縮です。同僚にも、見ていないので発言できないといわれた」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「（富山博物館の天皇コラージュなどの例示）ポルノは、ひとつの美術館のテーマとして問われてきた」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「森美術館の18禁ゾーンは、批判者からは姑息に見えるが春画の展示などで前例がある。しかし、きちんと考えない中でそういうのをやるのは問題」

渋井哲也 @shibutetu

前田氏「（会田誠展では）１８禁ゾーンが作られた。こういうこそくなやり方が問題を示している。ただ、そういうやり方が前例がないわけでない。社会の美意識、性意識、性表現にかかわる問題。時間をかけて討論していくテーマ」

Takashi Hiruma @quadrumviro

前田「会場発言の時間には、反対意見の方にも発言をして頂こうと考えています」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「本職はソーシャルワーカーなんですが、今はフリーということで施設に入り込んでSVをしています。え〜、前田さん初めまして。私、全然知らないんですｗ　お誘いを受けてどうしようかと思ったんですが、フツー内容的にはセンシティブな問題をやろうという」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「全然知らない方に、あ、やりましょうとはいえないと思ったが私が参加しているMLに抗議文を配信したところ、前田さんから集会の依頼を受けた。私の抗議文は原稿用紙20枚の長文、これを読んで集会を判断されたと思うから、感動してなにか一緒にしてみたいと考えた」

渋井哲也 @shibutetu

宮本節子氏「現在はフリーのソーシャルワーカー。私が参加しているメーリングリストに配信したところ、集会をしないかと呼びかけをうけた。抗議文は原稿用紙20枚。普通書く場合はこんなに書かない。それを読んで（主催者の）前田さんは集会をもつべきと思ったのだろう」

Takashi Hiruma @quadrumviro

今、40人くらい。急に増えた

渋井哲也 @shibutetu

宮本氏「人が生きていく上で社会を形成していく中で、規制はないほうがいいという立場。しかしそれでは困るので法律がある。もともとは集団として成熟した大人の関係でやっていけるのがいい。しかしそれではやっていけない。ポルノや性表現は人間の本質にかかわる。基本的には規制がないほうがいい」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「私も自分の立場を明確にしておく。私は、人が生きていく上で、規制はないほうがいいという立場に立っている。しかし、規制がなくても困った事態があるので、いろんな法律ができている。」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「そうした時に、ひとりひとりの自立性の上に立って判断する必要がある。その中身は他者の尊厳をしないこと。そこは、きちんとしていれば規制はなくてもいいと思う。しかし、今の社会の現状は、ものすごい被害がある」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「私はソーシャルワーカーなので、利用している被害者をよく知っている。この被害の加害者を考えなければならない社会に私たちは住んでいる 」

渋井哲也 @shibutetu

宮本氏「しかし、前提となるのは自律性と自立性。それに立って行動する。その中身は他者に対する尊敬や尊厳を侵害しないこと。それがきちんとしていれば規制は必要ではない。現実の社会の中ではものすごい被害がある。SWなので。どういう被害を受けて福祉施設たどり着いたのかを知っている」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「芸術表現と人間の尊厳とタイトルの発言だが、人間とは誰？そこにオンナはいるのか、いないのか 」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「これまで人間と行った時、男の人間。女の存在は見えない。男が中心。私は、社会福祉が専門なので、それを話すと、とうとうと述べたくなる。年金を見ても、女性のライフスタイルは考えられていない。女性はものすごく不利」

渋井哲也 @shibutetu

宮本氏「人間とは誰か？女はいるのか？たいがい、社会の仕組みで、人間と言った場合は、男の人間。女の存在は見えない。いかに社会が男の基準でまわっている。例えば年金もそう。女性はものすごい不利。排除されているのは女性。人間一般であると同時に、女性の尊厳とはなにか？で発言しなければ」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本「女性の尊厳とはなにかというところで、発言しなければいけないし、女性の尊厳といわれたのは歴史的に１００年２００年の話。日本では選挙権を持ったのは、戦後。それまでは、人間じゃなかった。現在に至っても人間扱いされていない人間はいる」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本氏「ポルノは楽しんでいる女性もイルかも知れないが、圧倒的に男性が楽しんでいる。圧倒的に嫌な思いをしている人たちは異議申し立てをしてこなかった」

渋井哲也 @shibutetu

宮本氏「現代に至っても人間扱いされていない女性がいる。ポルノは圧倒的に男のものであって、嫌な想いをする人は異議を申し立てをすることはなかった。１２月半ばで会田誠展を知った。初めて知って、ネットで見て、びっくりした。しかしモノを見ないで発言すべきではないと思い、美術館に行った」

Takashi Hiruma @quadrumviro

宮本氏「で、12月半ばに会田誠展を知った。始めて知って、ネットとかで見てびっくりした。でも、ものを見ないで発言することはできないんじゃないか思って、行きました。行くにしても、随分決心しないと行けなかったですね。」