カクシゴト

nico★三年鰯組(ω)担任 @sj_time0404

51【カクシゴト】何時間待ったのかわからない..窓から見える景色は来た時と変わっていた。どんなに待ってもあの子は現れることはない。だけど、諦めが着かない.."ピッピッ"携帯を手に取りダイヤルを押す"〜♪"ドアの向こうから聞こえる着信音。まさか..廊下に駆け出した。 #SJで妄想

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52【カクシゴト】「キュヒョ..ッ」そこには座り込んで俯くキュヒョンがいた『ヌナ..俺..』言い終わる前に私は抱きしめていた「来てくれてありがとう」来ないと思っていたからただ嬉しかった『実はもっと前から来てたんです..』抱きしめ返しながらゆっくりと話し始めた。 #SJで妄想

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53【カクシゴト】抱きしめられた腕は小刻みに震えてる［俺..怖かったんです］今まで見たことのない姿に心が痛む［この前あんな別れ方だったし、それに..］俯いたまま続けた［今日、呼ばれたのもいい意味じゃないでしょう？］見上げられた瞳には涙がたまりこぼれ落ちそうだった。 #SJで妄想

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54.【カクシゴト】「それは..」違うとは言えなかった。ただ、会いたくてそれだけだった。キュヒョンの言葉に自分の行動がいかに軽率だったかを思い知らされた「会いたかったの..」でもこれだけは伝えたかった「私、あなたが好きなの」ずっと心に秘めていた事を吐き出した。 #SJで妄想

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55【カクシゴト】［へっ？］呆気にとられた表情で私を見つめる［ヌナが俺を？でも..］言いたい事はわかってる。私が想い恋い焦がれているのはソンミナ。キュヒョンと関係を持った理由だって彼への歪んだ愛情から。ただ彼の好きな人に近づきたかった。抱かれる事に感情はなかった。 #SJで妄想

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56【カクシゴト】何度か身体を重ねるうちにキュヒョンの香りが染みつき始める。何も知らないソンミナはそんな私の事をご機嫌で抱きしめ眠りにつく。初めはそんな日々に満足していた。でもキュヒョンの香りを身に纏うことが当たり前になり、その心地よさに微かな感情が芽生え始めた。 #SJで妄想

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57【カクシゴト】ソンミナへの愛は言わば意地みたいなもの。手に入らないものだから欲しい。だけどキュヒョンの存在は大きくなるばかり。次第に身体を重ねる事に抵抗を覚え、ソンミナと会うこともできれば避けたくなっていた。そして、本当の気持ちをしまい込み私は心を隠した。 #SJで妄想

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58【カクシゴト】まだ、不安げに見つめているキュヒョンに言葉では伝えきれない想いを...今までは決して自分からすることはなかった。でも、もう迷いはない。そっと触れた唇が冷たくてそれを温めるように静かに口づけた「入ろう？」ゆっくりと立ち上がり部屋のドアを開けた。 #SJで妄想

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59【カクシゴト】［ヌナ..］部屋に入るなり後ろから感じる温もり［本当に俺のものなんですね。ずっと欲しかった..心も］吐息混じりな言葉、さっきとは違って身体に熱を持ってる。それは私も同じで..向き合い見上げると彼の顔はすぐそこ「そうだよ、キュヒョナ」再び口づけた。 #SJで妄想

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60【カクシゴト】キュヒョンと一緒にいてこんなにも落ち着いた気分は初めて。いつも苦しくて辛くて。密会に使っていたこの部屋は嫌いだった。だけど今は身体がふわふわっとするようななんとも言えない幸福感が心を満たしてる「ねぇ、愛して？」自然と口にした言葉。素直な気持ち。 #SJで妄想

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61【カクシゴト】だけど、やっぱり恥ずかしくて真っ赤になった顔を彼の胸に埋めた［そんな可愛い事も言うんですね］憎まれ口をききながらも優しく頭を撫でてくれる［まだ俺の知らない事がたくさんあるようですね］ひょいっと抱き上げられ［教えて、ヌナの全部..ベッドの上で..］ #SJで妄想