@makoto_maruさんによる阪本成一教授講演サイエンスカフェレポ

日本学術会議・文部科学省主催:『小惑星探査機「はやぶさ」は日本の星になった!?』 講師:阪本成一 開催日:2010/08/27 会場:文部科学省情報ひろばラウンジ
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まこと。 @mako_maru

様々な先進的な技術。イオンエンジン、素晴らしく高効率、低推力。野心的。推力が足りなかったのでスイングバイ。これも難しく、イオンエンジンをつかいながらやるのは本当に難しい。遠方なので自律航行。今回はうまくいかなかったが、独創的なロボットを搭載。

2010-08-27 19:18:43
まこと。 @mako_maru

次回やることになったら同じコンセプトを導入したい。タイヤでも足でもないロボット。それからサンプラー。未知の場所から確実にサンプルを持ってくるためなもの。そして再突入カプセル。2年以上かけてイトカワへ。サンプル採取にトライ。その過程で数々の世界初を成功させた。

2010-08-27 19:19:45
まこと。 @mako_maru

現在、最後の最後、小惑星のサンプルがあるかどうかということを調べているという状況。非常に野心的なミッションなので、途中で終わる可能性も大いにあった。安全側に行くことも多い。でも、我々はそれを良しとしなかった。なので100点満点にさらにミッションを組み込み、全部成功させた。

2010-08-27 19:20:59
まこと。 @mako_maru

はやぶさで何がわかった?サンプルは調査中。小惑星の近くまで行ってランデブーをした。それを表しているのは行く前に書かれたこの絵。小さな星なので丸くない。大きな小惑星のようにクレーターがある。引力が小さいから砂はない。表面にあるのは岩盤だけ・・・行ってみるととんでもない。

2010-08-27 19:22:13
まこと。 @mako_maru

先ほどの絵は全然違った。まるくないのはあっているが、クレーターはなかった。くぼみのあるジャガイモのような形が実はかみなりおこしだった。そして砂があった。大きな岩がごろごろしていた。我々は小惑星を送り込むことで小さな惑星の正体を知った。

2010-08-27 19:23:16
まこと。 @mako_maru

そこに至るまでの道筋。RWが1機壊れ2機壊れ。着陸したときに燃料漏れ、ねずみ花火のように姿勢が乱れ、ロスト。みつけていよいよ帰還と思ったら、イオンエンジンが寿命。それもどうにかした。

2010-08-27 19:24:33
まこと。 @mako_maru

どのくらいやばいのか整理。RW2機壊れ。これは通常ではありえない。姿勢制御、キセノン生噴き。 バッテリーが壊れたので、太陽電池のみを使用した。イオンエンジン・中和器もぼろぼろ。サイボーグのようにつぎはぎした。

2010-08-27 19:25:52
まこと。 @mako_maru

はやぶさの最期。ウーメラでの映像。本当に不死鳥と呼ばれるのがよくわかる。不死鳥は自分が死にそうになったら、自身を渦中に投じてまた生き返る。 はやぶさもまた別の形でよみがえると期待をしている。

2010-08-27 19:26:52
まこと。 @mako_maru

カプセル紹介。未来館で展示されている。

2010-08-27 19:27:08
まこと。 @mako_maru

広報活動についての話。いろいろな要素があったと思う。まずは世界初、無謀に挑戦、地球帰還・・・。私は「力道山の空手チョップだろう!」とおもった。

2010-08-27 19:27:52
まこと。 @mako_maru

自律機能を持っている。これが擬人化の要素をはらんでいた。 エンジニアが周到な準備をしていて。これが色々な不具合によって準備をしていたということがわかった。不具合によって舞台裏が1つ1つみえてきた。

2010-08-27 19:28:34
まこと。 @mako_maru

準備できてなかった部分ではどうにか乗り越えてきた。そして不屈のプロマネ。そして人事を尽くして神頼み。そういった人間模様もみえてきた。広報は大きく3つのフェーズがった。打ち上げ、ランデブーと着陸、そして地球帰還。

2010-08-27 19:29:35
まこと。 @mako_maru

最期はきれいに戻ってきて、歓喜というか狂気に包まれた。 出足はどうだった?最初はスタンダードだった。88万人の名前が寄せられた。それは私にとって迷惑な数字になってしまった。88万と比べられたら、あかつきでもかぐやでも、本当につらい。

2010-08-27 19:30:41
まこと。 @mako_maru

他のキャンペーンもやった。のぞみのときは27万人の名前がはがき出来た。これはトラウマになった。拡大縮小・・・ そしてはやぶさ88万人、 かぐやは月に願いを! で41万人。 あかつきのときはメッセージ、26万。多いか少ないかわからないけどよくあつまった。

2010-08-27 19:31:57
まこと。 @mako_maru

なぜ多かった?キャンペーンが珍しかった、マスコミが取り上げた、名前だけだからじゃんじゃん来た。 それが88万人に繋がった。

2010-08-27 19:32:25
まこと。 @mako_maru

そのころから変わった広報をしていた。打ち上げ前に応援ソングが既にできていて、癒し系のビデオを早い段階でつくっていた。そうこうしているうちに着陸。凄い写真が取れてきて、多くの科学者が熱狂した。私が一番泣いたのは自分の影が映っているこの写真です。

2010-08-27 19:33:24
まこと。 @mako_maru

このときもただ小惑星といってもなじまないので、小惑星もキャラにしようということで、ラッコにした。ラッコにすることで我々としても使いやすかった。

2010-08-27 19:33:58
まこと。 @mako_maru

そしてトラブルが多くなると人間がメインになっていた。プロマネの意思、ビジョンが非常によく見えてきた。決してぶれない、そしてビジョンを言葉として出していく。そうすると周囲も1つにまとまっていく。 着地にこだわり、着地による故障を「勲章」だといい、目的地は地球。

2010-08-27 19:35:28
まこと。 @mako_maru

そのほかにも広報メンバーが多かった。 的川先生がみんなに働きかけた。 寺園先生。ブログなどで優秀な広報をしていただいた。帰還運用ではIES兄さん、dVさん、ばあやさん。みんなが広報メンバーだった。プロジェクトが誰の手によってどう進められているのか非常によくわかった。

2010-08-27 19:37:07
まこと。 @mako_maru

オフィシャルドリンク? ・・・ ドリンク大量加工版の画像が出てきました。JAXAの画像を勝手に加工するんじゃない、ラベルも勝手に作るんじゃない!(笑

2010-08-27 19:37:50
まこと。 @mako_maru

そして擬人化。キーワードは「はじめてのおつかい」。感情移入が進んでいった。その発端が「はやぶさ君の冒険日誌」だと思う。これは業務の合間に作られて、バージョンアップされていった。絵が親しみやすく、読みやすい。大人でも内容を理解できる非常によくできたもの。

2010-08-27 19:38:53
まこと。 @mako_maru

帰還が迫ってくるとHBTTE。これが大ブレイク! プラネタリウム業界の救世主とも言われた。プラネタリウムというと大人が行って寝るところから親子でいって泣くところとなった。現在26館、続々と延長が続いている。

2010-08-27 19:39:42
まこと。 @mako_maru

そしてtwitter。フォロワー数が結構多い。呟き数とフォロワー数の日も少し特殊。 創作活動に火が付いた。 「そんなこともあろうかと!」(画像が出てきました)

2010-08-27 19:40:26
まこと。 @mako_maru

日本の技術者は変態だと。この動画は見ると見入ってしまう。これは第三者だからこそ作れる。我々がやったら嫌味になってしまう。これの陰で多くの人に知ってもらえた。「こんなこともあろうかと」は流行語になるんじゃないかと期待している。

2010-08-27 19:41:42
まこと。 @mako_maru

2chについての話。いい話を聞かないことが多いが、2chいい話がたくさん載っていて、大変うれしかった。 そして実物大模型まででてきた。 そして擬人化。 手作りの模型、 おかし、ぬいぐるみ・・・。 それぞれの人が自分にできることで捜索活動をやってくれた。

2010-08-27 19:43:08
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