NozSung_0912 × jasmine_tea_908 #SJで妄想リレー 第二弾

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n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 手は止めたものの挑戦的な目が俺を射る。俺の勘違いではなかったようだ。それなのに彼女は鈍感で...。そんな笑顔を奴に向けるなよ。危なっかしいお前を、これだから放っておけないんだ。心配で片時も離したくない。男に見せつけるように肩を抱いて歩きだした。

2013-02-06 13:16:20
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 流れる景色を視界に入れながら、この微妙な雰囲気の原因を探した。何か気に障る事があっただろうか。強めに抱かれた肩の感触がまだ消えない。「あのさ、さっきの…」言い淀む横顔には迷いの色。赤信号で停車すると繋げたのは言葉ではなかった。口唇が、苦しい程に熱い。

2013-02-06 20:21:17
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 クラクションの音で我に返る。慌てて再び前に向き直りハンドルを握った。俺の気持ちわかってるのか...?横目で窺った彼女は頬を紅潮させて緩く口唇が開いている...。とにかく急いで帰ろう...。さっきの事が少しどうでも良くなった時、彼女の携帯が鳴った。

2013-02-06 22:48:00
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 ディスプレイにはさっき分かれたばかりの後輩の名前が映し出されていた。「出れば?」その横顔には薄っすら笑みが浮かんでいる。「もしもし…うん、」どうして出てしまったんだろう。後悔はすぐに訪れた。忘れていた、彼の嫉妬が病的だという事を。「出張って、何?」

2013-02-07 00:45:13
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 『ドンへ君だけじゃないの!二人で行くわけじゃないよ?』車を降りてからも尚、必死に説明する彼女の話を最後まで聞かずに強引にエレベーターに乗せた。ドアが閉まると同時に壁に追い詰めると、彼女の少し怯えた目には俺だけが映っている。熱が...上がる...。

2013-02-07 01:54:34
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 もっと警戒して欲しい。笑顔を見せるのは俺だけにして欲しい。男の嫉妬は醜いというけれど、君の前じゃ理性が働かない。押さえつけた手首から力が抜けて抵抗しようとしない君が愛おしい。わかってるんだ、この口唇を味わえるのは俺たけだと、わかっているのに止まらない。

2013-02-07 08:17:12
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 行動は荒っぽいのに手首を掴んだ手も何度も角度を変えるキスも甘く優しくて次第に力が抜けていく。口唇の合わせをなぞられ、それに応えると感じるのは彼の熱。エレベーターが止まり『今日は優しくしてやらないからな。』そう言う彼の熱っぽい視線に胸が震えた。

2013-02-07 09:35:44
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 靴を脱ぐのも億劫で夢中で口唇を追い掛けた。許さない、他の男の名を呼ぶなんて。「本当は好きだろ、こういうの」潤んだ瞳を隠せない。荒い息遣いがぶつかり合う。「望み通りにしてあげる」痛みを伴うほどに刻むよ、何も考えられなくなるように。

2013-02-07 11:56:35
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 鍵を開ける時間ももどかしいように、口唇を這わせられた耳が熱を帯びてくる。靴を脱ぐ事も許されず玄関で呼吸を奪われた。器用に動く細い指がジャケットのボタンを外し、薄いシャツ越しに背筋をなぞる頃には、私の両腕は彼の首の後ろにまわっていた。

2013-02-07 17:53:31
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 乱れたシャツの隙間から胸元に手を忍ばせる。ごくりと息を飲んだのは俺か、それとも君か。「…」「…ぷっ」空気の読めない腹の虫に君はクスクス笑い出して、甘い雰囲気がすっと消えた。「何食べたい?」廊下の先で、ボタンを留めながら振り返った姿が眩しくて。

2013-02-07 19:02:42
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 髪をゆるく束ねてキッチンに立つ彼女のうなじが白く眩しくて、たまらず後ろから抱き締めて口唇を滑らせる。やめてと言いながらも笑顔で手を動かす彼女は本当にいい女で、『食欲と性欲が一気に満たされるっていいな!ハハハ!』『ん、出来たよ~』『無視するな!』

2013-02-07 22:05:07
ミル姉さん@成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 食欲が満たされて一息つくと、気になっていた事を思い出したのか彼はぽつりぽつりと零し始める。いつ、誰と、どこへ、何をしに。私はそれをひとつひとつ拾っては、不安が消えるように祈るだけ。膝を枕に意識をさ迷わせる彼の顔を見ると口元が緩む。恋心とは酷く厄介だ。

2013-02-08 08:40:30
n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 食事を終えて片付けをし始める彼女を捕まえて俺の不安をぶつける。ひとつひとつ真摯に答えてくれる彼女がたまらなく好きだ。彼女なりの言葉で俺に安心をくれるけど...。どうしてもさっきのあいつはダメだって、近付くなって、言ったら君は呆れるだろうか?

2013-02-08 09:45:45