超音速機のエアインテイク

昨今の戦闘機では四角い二次元インテイクが多いけど、それ以前は円錐型のショックコーンのついた機種も多かった。 それらはなぜ隆成し、姿を消していったのか。
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hilowmix @hilowmix

@mach_09 F-4やF-106がショックコーンでなくショックベーンなのはなぜでしょうね。両者にどういった得失があるのでしょう。

2013-02-09 14:25:28
mach0.9 @mach_09

@hilowmix 流石に良くわかりません。ただ、機体設計の自由度が大きく変わります。円錐断面というのは、意外と表面積が大きかったりしますし。また当時のステルス設計の肝は小型化でもありましたし。

2013-02-09 14:27:29
hilowmix @hilowmix

@ecoley うーん、するとマッハ2級の固定式ショックコーン機は少なくともF-104とBACライトニングの2機種はある、と。だとすると構造的にはシンプルな固定式ショックコーンをF-106やF-4が選ばなかったのはなぜか?

2013-02-09 14:31:25
mach0.9 @mach_09

@hilowmix @ecoley 効果を発揮する領域も固定されてしまうからです。F-104なんか有名ですけど、M2あたりで効率がうなぎ上りに上がるそうで。ただ機体が熱に、とか、そこを常用領域とできるか、とか。マルヨンやライトニングの運用コンセプトからすれば適合してますけど

2013-02-09 14:33:02
hilowmix @hilowmix

. @mach_09 @ecoley 固定コーンだと最高速度域ではエンジン効率がいいけど、そこまではイマイチ。なので良く利用される亜音速あたりも重視すれば、可変式ショックコーン、可変式ショックベーン、可変ランプ付き二次元インテイクが良い、ということですかね。

2013-02-09 14:37:11
mach0.9 @mach_09

@hilowmix @ecoley いえ、固定コーンだと、効率を良くする領域も、固定されてしまう、です。F-104は最大速度近辺にしてある、と。 可変にすると重量は増えますけど、超音速領域のそれぞれで適応した衝撃波制御ができる→吸気効率を維持できる、と。

2013-02-09 14:38:44
tamamori @ecoley

@mach_09 @hilowmix いまwikipedia見てるんですが、F-4 のエンジンの項が分かりやすく、F-4のベーンは単なるスプリッタで衝撃波での圧縮を目的とした物ではないと。時系列みるとショックコーンを設けたF-104よりF-4は古い設計というのが理由かと。

2013-02-09 14:41:02
mach0.9 @mach_09

@ecoley @hilowmix あら、ありがとうございます。だいぶ記憶が混濁していて申し訳ないです。

2013-02-09 14:42:18
mach0.9 @mach_09

混濁じゃねえやw 混乱だ><

2013-02-09 14:42:37
hilowmix @hilowmix

. @ecoley @mach_09 むむむ…気がつくと、F-4のようなスーパーメジャー機についての本を一冊ももっておらず、確認できない!

2013-02-09 14:42:57
F-4のエアインテイク

ショックベーンで衝撃波を発生させ、エンジンへと繋がるダクトの空気を減速させる。

hilowmix @hilowmix

. @mach_09 @ecoley いずれにせよ、多様な速度域に対応しようとするとなんらかの可変インテイクが必要ということですよね。

2013-02-09 14:44:29
mach0.9 @mach_09

@hilowmix @ecoley はい。だが重さなどの得失もある。運用領域によっては廃止もありえる。ATFが可変インテイクを廃止しちゃったのも、その辺でしょう。ソ連は速度の優越を捨てる必要はないと考えていたらしくてMiG29では可変インテイクを維持してます。

2013-02-09 14:46:29
Mig29

ソ連末期に開発された戦闘機。 前脚より後ろに二次元インテイクがある。前輪が石などを跳ね上げてもエンジンが吸い込まないように、滑走時にはインテイクをとじ、主翼上面から吸気するという特異なギミックが採用されていた。

hilowmix @hilowmix

@mach_09 F-16やF-18は、一般的な速度域を重視し、その範囲をカバーできる固定ベーンで対応している、ということですよね。

2013-02-09 14:48:56
F-16

格闘性能を重視して開発されたが、その高性能と扱いやすさからベストセラーとなった名機。 ゼリービーンズのような固定式のエアインテイク。

tamamori @ecoley

@hilowmix @mach_09 F-106は元がF-102ですから、ショックコーンの必要性が高まって採用されたF-104より古い設計というところなのでしょうか。

2013-02-09 14:47:31
mach0.9 @mach_09

@ecoley @hilowmix いえ、あれもM2が要求性能ですから、固定だとしてもショックコーン効果がないと到達できません。ただエアインテイク設計をミスして試作機では性能を発揮できなかったらしいんで、まだ難しい時期だったんでしょう。

2013-02-09 14:51:23
tamamori @ecoley

@mach_09 @hilowmix 逆に考えると、初のショックコーンがF-104 なのでそれより古い設計の機体だからショックコーン無しでM2到達するつもりだったのかな、とも考えられます。

2013-02-09 14:57:30
mach0.9 @mach_09

@ecoley @hilowmix それは無理です。ショックベーンが無いと、エアインテイクリップのところで衝撃波が発生してしまって吸気効率が劇的に低下しますから。

2013-02-09 14:59:49
hilowmix @hilowmix

@ecoley たぶんF-102あたりはショックベーンでM2狙っていたんじゃないですかね。

2013-02-09 14:58:56
tamamori @ecoley

@mach_09 @hilowmix そうですねF-102の設計は音速超えるものでも無かった位だけど、106でM2の要求つきつけられときには、ショックコーンの知見があった筈なので、何か対策があるに違いない、ということでしょうか。興味があります。

2013-02-09 15:10:51
hilowmix @hilowmix

@ecoley フランスは「多少メンテや重量でマイナスでも多様な速度域に対応させたい」ってことで可変ショックコーンなんでしょうねえ。

2013-02-09 14:51:52
mach0.9 @mach_09

@hilowmix はい。超音速性能を仕様から捨てれば、軽量で推力重量比の高い機体を作れる、と

2013-02-09 14:52:44
hilowmix @hilowmix

. @ecoley @mach_09 ううむ。固定式ショックコーンは「広い速度域では可変の方がいい」「速度域は気にしないので固定でいいけど円錐(半円や1/4円も含め)はイヤ」という声で出番が減ったうちに、ステルス重視の考えが出てきて、気がつくと消えたってことかな。

2013-02-09 15:02:02