20130210 #NHK スペシャル「“核のゴミ"はどこへ~検証・使用済み核燃料」

3つの建屋が爆発した、福島第一原子力発電所の事故。原子炉とともに危機的な状況に陥ったのが、莫大な放射能を持つ使用済み核燃料の貯蔵プールだった。原子炉の稼働によって生じる使用済み核燃料は、全国の原発などに貯蔵され、その量は1万7千トンに達している。国が、使用済み核燃料を資源として貯蔵・再利用する、核燃料サイクルを推進してきたためだ。 しかし、サイクルの要となる青森県六ヶ所村再処理工場は、トラブルの連続で操業開始を延期し続け、高速増殖炉「もんじゅ」も、1995年の事故以来、ほとんど動いていない。さらに、再処理に伴って生じる高レベル放射性廃棄物を埋設処分する場所も決まっていない。国は、3兆円近い経済効果をうたってきたが、唯一名乗りを挙げた高知県東洋町では、激しい反対運動が起こり挫折。原発事故後、さらに状況は厳しくなっている。 続きを読む
38
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。東電内部でも、再処理を経営上のリスクとみなしていたという。それでもなぜ国と電力会社は再処理から撤退しなかったのか。資源として再利用を前提に、各地の原発から使用済み核燃料の一部がすでに送られている。撤退が決まれば、これは資源ではなくゴミとなる。

2013-02-10 21:38:59
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。その場合、使用済み核燃料は各原発に返され、保管できる場所がなくなり、原発は稼働できなくなる。「再処理をやめたら、原子力は立ち行かない」「再処理は原子力の生命線だ」国と電力会社で話し合い。どちらも原発を動かし続けることを優先し、再処理を見直さない。

2013-02-10 21:40:23
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。解決されないままの問題は、原発事故で再び遡上してくる。青森県三村知事「使用済み核燃料が青森県に放置されるのではないか。約束と違ってはいけない。私どもはゴミ捨て場ではない」政府は、再処理の方針を見直さなかった。当事者たちの複雑な利害関係があった。

2013-02-10 21:41:36
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。霞ヶ関の庁舎で23回行われた原子力委員会秘密会議。日本原燃、東電、内閣府、経産省、原子力委員らが一堂に会する。内閣府「六ヶ所は動かさないといけない」日本原燃「ありがとうございます」日本原燃が配布した資料。日本原燃の借金は1兆円。経営危機を訴える。

2013-02-10 21:43:18
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。NHK、このやり取りについて日本原燃に質問。回答は「民間として事業を進めてきた。その国策を突然変更されれば、対応が必要であることを一般論として説明した。再処理事業が中止となれば、一般論として自治体の財政にも影響はあるものと考える」

2013-02-10 21:44:59
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。原子力委員会・鈴木達治郎委員長代理「いわゆる利害関係。今の自分達の属している団体組織の利害が、今のサイクル施策に直結しているので、事業に影響があるからやめてほしいと。制度や組織をそのままにして政策変更の議論をすることに、どうしても制約があったのかなと」

2013-02-10 21:46:34
ほんのこ @shbttsy74

#NHK SP。根本デスク「原発を動かすことは、新たな使用済み核燃料を生み、新たな核のゴミを増やすことを意味する。核のゴミ問題の解決から目を背けることは、もはや許されない」

2013-02-10 21:48:31