ミル著山岡洋一訳『自由論』を読んでみた。

ミル著山岡洋一訳『自由論』を読んでみて、そこからいいと思ったことや伝えたいことを引用したり、まとめたりしたもの。
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half @half_island

誰かの行動の自由に干渉するのが許容されるのは、自衛を目的とする時だけだってさ。

2010-08-25 23:42:07
half @half_island

強制や処罰が許容されるのは、止めようとしてるのが他人に害を与える時だけだってさ。

2010-08-25 23:55:57
half @half_island

「自由という原則を適用できるのは、各人が対等な立場で自由に議論することによって社会の進歩を達成できる段階に達してからである」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 00:14:00
half @half_island

「社会の進歩につくす支配者は、目的を達成できる手段が他にないのであれば、どのような手段を使っても正当と言える」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 00:18:29
half @half_island

「行動しないことへの責任を問う場合には、行動への責任を問うときとくらべて、強制力の行使にはるかに慎重にならなければならない」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 00:24:02
half @half_island

「誰でも自分が間違える可能性があることは十分に知っているのだが、自分が間違える場合に備えておく必要性があるとは、ほとんど誰も考えないし、どのような意見も間違いである可能性があるとは認めても、自分が確実だと感じている意見がその一例かもしれないとは、ほとんど誰もが考えないのである」

2010-08-26 00:43:05
half @half_island

「政府は、そして個々人は、できるかぎり真実に近い意見を注意深くまとめあげ、その意見が正しいという確信をもてないかぎり、他人に強制しないようにする義務を負っている」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 00:49:49
half @half_island

「人は議論と経験によって、自分の誤りを改めることができる。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 00:55:42
half @half_island

本当に信頼出来る判断をくだせる人は、批判に耳を傾け、反論もすべて聞いて、その中で正しい部分を最大限に取り入れ、どこが間違ってるのか考えてきたからなんだってさ。

2010-08-26 01:00:56
half @half_island

「他人の意見と比較検討して自分の意見の間違いを正し、不十分な点を補う作業を確実に続けていったとき、迷いとためらいが生じて自分の意見を実行に移せなくなるどころか、自分の意見を信じて行動するための安定した基盤を作る唯一の方法になる。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 01:04:59
half @half_island

「反論を聞く姿勢を維持していれば、もっと優れた真理があるとしても、人間の理性が発達してそれを発見できるようになったときに、かならずそれを見いだせるだろう」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 01:09:24
half @half_island

「論敵の根拠を論破できないのであれば、あるいは論敵が何をこんきょにしているのかすら知らないのであれば、どちらか一方の意見を選ぶ理由はもっていないのである。合理的な立場をとるのであれば、どちらの意見についても判断を留保すべきであり…自分の好みにあう意見…」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 01:44:12
half @half_island

「ある意見の発表を禁じた場合、その意見が正しい可能性がないわけではない。この可能性を否定すれば、自分の無謬性を主張することになる。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 02:27:49
half @half_island

「反対意見との間の論争が活発に熱心に繰り広げられてる状況がないかぎり、主流の意見を受け入れている人のほとんどは、偏見のひとつのようなかたちでそれを信じているだけで、その合理的な根拠を理解することも実感することもないだろう。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 02:32:50
half @half_island

「論争者がおかしうる罪悪のうち最悪なものは、自分と対立する意見をもつのは悪人、不道徳な人間だと決めつけることである」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 02:37:12
half @half_island

支配的な意見に反対する場合は静穏な言葉で穏便にすることで聞き手を獲得し、支配的な意見を主張する場合はこれに誹謗中傷をすることで躊躇わせるとこができる。よって、真理と正義の為には後者を抑制する必要性が高い。

2010-08-26 02:41:56
half @half_island

「慣習が慣習として適切だし、自分にとって適切であっても、それが慣習だからという理由だけでしたがうのは、人間だけに与えられた能力を鍛え伸ばすことにはならない。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 02:53:01
half @half_island

人間の能力は選択を行うことで鍛えられる。つまり、頭と心は筋肉と同様に使うことでしか鍛えられない。

2010-08-26 02:56:17
half @half_island

「何かを選ぶときでも、普通に行われていることの中からしか選ばない。人とは違う趣味や、変わった行動は犯罪と変わらないほど避けようとし、いつも自分の本性に従わないようにしているので、やがて従うべき本性をもたなくなる。人間としての能力は萎縮し、衰えていく。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-26 03:06:19
half @half_island

「世論がある行動を非難するとき、まったく冷淡な姿勢をとって、その行動をとる人の好みや都合を無視し、自分たちの好みだけをいいたてることが多いのだ。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-27 01:27:08
half @half_island

「自分が嫌う行動がとられているのをみると、害を受けたと考え、感情が傷つけられたと憤慨する人は多い。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-27 01:32:00
half @half_island

「各人には他人に宗教心を持たせる義務があるという考えが、過去の宗教的迫害のすべての基礎になっているのであり、この考えを認めれば、すべての迫害を正当化することになる、」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-27 13:31:35
half @half_island

「悪法に苦しんでいる人たちが私怨を求めてこないかきまり、(中略)その社会とは無関係な人がとんでもない鎖制度をとっている判断した理由でその社会に干渉し、直接に関係している人たちが満足しているように思える制度を廃止するよう求めるというようなことは、とても容認できない」

2010-08-27 20:41:03
half @half_island

「野蛮が世界を支配していた時に文明は野蛮に打ち勝ったのだから、ほぼ屈伏したいた野蛮が復活して文明を征服するのではないかと恐れるのはどうかしている。いったんは征服した敵に打ち倒されかねないというのであれば、文明はよほど堕落していて、…文明を守るために戦う能力を失っているに違いない」

2010-08-27 20:46:31
half @half_island

「犯罪の予防では、犯罪の処罰と比較して、政府の権限が拡大解釈され、国民の自由が侵害される危険がはるかに大きい。行動の自由の正当な行使のうち、構成にみて、何らかの犯罪を容易にするとはいえないものがめったにないからである。」ミル著山岡洋一訳『自由論』

2010-08-27 20:55:44