NozSung_0912 × jasmine_tea_908 #SJで妄想リレー　第三弾

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 溜め息を隠そうともしない俺をメンバーが遠巻きに視線を送ってくる。負のオーラを纏っているだろう事は自覚しているものの、何をどうすればいいのかわからない。愛する事が罪なのだとしたら、俺はきっと終身刑だ。やっぱり行かせなきゃよかった。「今頃温泉か…」

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 さっきからもう何度も光っている私の携帯…。『ため息ついちゃって。彼氏からですか？(黒笑)』『！！キュヒョン君！』『先輩携帯貸してください。』『え？』私の手から携帯を奪うと『今日は彼の事忘れて楽しみましょうよ。』電源を切られてしまった…。

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 バスを降りるとそこは銀世界。随分遠い所へ来た気がするのは、日常から切り離された携帯電話が鞄の底に沈んでいるからだろうか。「先輩こっちですよ」「あ、うん…」そう、今は仕事中。ごめんねジョンウナ。あとでかけ直すね。

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 メールしても返信が遅い。我慢できず電話をかける。『あ、ヒョーン何してるの？早く着替えなきゃ！』うるさい。俺は今最も大事な用事があるんだ。……。繋がらない！！何故だ！『何故だー！！』ｶﾞﾀｯ 『うるさいですよ。早く着替えて下さい。』マンネが冷たい。

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 「契約取れて良かったですね」「うん、二人のおかげ。ありがとねドンへくん、キュヒョンくんも」宿泊先の旅館に戻り、ささやかな宴会で互いを労う。二人は豪華な船盛りに目を輝かせている。良い仕事をするとビールが美味しい。でも何か忘れて……あ、電話しなきゃ。

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 僕にとって今回の出張はチャンスなのだろうか。入社したばかりで何もわからない僕に優しく接してくれた先輩。あの時から僕は彼女をただの先輩としては見ていない。ただ、同行したドンへ先輩も彼女を狙っていそうで…。まぁ、先輩だからって譲る気はないです。

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 「キュヒョンくん、ちょっと飲みすぎじゃない？」浴衣の袖からのびる腕が僕のグラスを取り上げる。白く透き通りそうなそれから目が離せなくて。「キュヒョンくん？」突如訪れた二人きりの瞬間に頭を過ぎるのは浅はかな考え。この腕を引き寄せてしまいたいなんて。

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 ドンへ君はすごくお酒が弱いみたいで、食事を始めてすぐに酔って寝てしまった。『もう、あんなにお酒弱いのになんで飲んだんだろうね？笑』なんの気なしに言った言葉なのに呆れたような顔のキュヒョン君。『はぁ…ドンヘ先輩の気持ちわかりますよ…』どうゆう意味？

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 「無意識でしょうけどね…」そう言ったキュヒョンくんの横顔に影が差して、少し赤みを帯びる目許が哀しげに見えた。手酌を制する間もなくまたグラスを傾ける彼はそれ以降その話題に触れようとはしなかった。何故だか無性に、ジョンウンに会いたくなった。

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 僕にはドンへ先輩の気持ちがわかる。むしろ先輩みたいに酔えない自分が恨めしいくらいだ。ふとした時のあなたの表情に、あなたの心の中の誰かの影が滲むのは、僕らにはどうしようもないこと…。ほら、今も物思いに耽っているあなたはたまらなく美しいんだ。

ミル姉さん＠成分無調整 @jasmine_tea_908

@NozSung_0912 目を閉じて、流れ込む音に意識を集中させる。何日も離れていたわけでもないのに、どうしよう泣きそうだ。「ジョンウン…」アルコールのせいだろうか、声が震えてしまう。「ジョンウナ…」悟られまいとしても彼はお見通しかもしれない。帰ったら抱きしめて、強く強く。

n_o_n @NozSung_0912

@jasmine_tea_908 連絡がつかない事にイライラしながら仕事を終え、夜遅くにやっと鳴った電話。俺のイライラを、寂しさを、嫉妬を、ぶつけてやろうと思ったのに…何も言えなかった。聞こえてきた君の声が全部で俺を求めているのがわかるから。早く帰って来て。強く抱き締めさせて。