国を越えた看護師受け入れ、が持つ、負の側面

小林恭子 @ginkokobayashi

今、ＲＴした記事を書いた共同通信の石山編集委員が、ＦＢでフィリピンの看護婦問題について、語っています。「公開」で書かれていたので、若干シェアします。https://t.co/AwJciO7a

小林恭子 @ginkokobayashi

石山さんの公開コメントから：（以下、引用「▽看護師資格者の受け入れ見直せ 　比の医療現場は崩壊寸前　 　経済連携協定（ＥＰＡ）に基づき、インドネシアやフィリピンからの看護師や介護士候補たちの奮闘ぶりがしばしば報じられる。」

小林恭子 @ginkokobayashi

引用：「だが、ちょっと待ってほしい。この受け入れ制度の背後には大きな問題が存在する。ひと言でいえば「医療人材の国際的収奪」。私も記事で触れたことはあるが「漢字が読めないから日本の試験に受からない」という問題は実は本質から外れている。」

小林恭子 @ginkokobayashi

引用：「フィリピンの医療現場は日本よりもはるかに深刻な医師、看護師不足に直面している。フィリピンの私立病院協会によると、海外への医師、看護師の流出で、２０００年には全国で約１７００あった二十四時間緊急対応の私立病院が０９年現在は７００以下に激減した。半分以下！　」

小林恭子 @ginkokobayashi

引用：「米国などで看護師として働いた方...がフィリピンで医師をするより高給を得られるため、医師が看護師資格を取り直し、看護師として出稼ぎに出る例も多い。フィリピン大の調査によると、２０００年以降だけで３５００人以上の医師が看護師となって海外に流出したという。」

小林恭子 @ginkokobayashi

引用：「貧困層が頼りにする公立病院はさすがに残っているが、私立病院の窓口が減れば、公立に殺到する。このため公立病院は患者が長蛇の列をなし、医療現場は崩壊寸前、いや日本的規準ではとっくに崩壊している。」

小林恭子 @ginkokobayashi

引用：「労働力が国境を越えて移動する時代とはいえ、送り出し国側の人びとの「生存権」を脅かしかねない人材を「引き抜く」ことは道義的に許されるのか。看護師受け入れは今後中止するか、途上国の医療現場に還元することを前提とした研修的な形に限るべきだ」（引用終ーＦＢ分はさらにあります。）

Hiro-san @NYHiro

@ginkokobayashi ３年くらい前に、南アフリカで同じ問題が生じている　番組を見たことがあります。皆さん、安全で楽なＥＵに移住なさるようで。新興国で医療教育も水準に充実すると、反動があるようで。