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裁判が公平に行われているかどうか疑問がある国は世界に多くある。公平に見えない裁判には、例えば自国の企業に有利な判決を出すホームタウンデシジョンのような比較的理解しやすいものもある。 http://t.co/gYGGjQ2p 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方(久慈直登)
2013-02-16 08:15:08中国の最高人民法院第三次五カ年改革綱要には、「党による指導を堅持し、国情ありきという姿勢を堅持する」と書かれており、これは外国企業からの中国企業に対する差止請求は(国情により)認めなくてもいい、と解釈できるそうである。 http://t.co/XXsCNCUX
2013-02-16 10:15:04数年前、中米の国で原告として知財裁判を行った。中米はメキシコより南側のエリアでグアテマラやコスタリカなど7か国、カリブ海諸国も中米にいれると結構多くなる。この地域で裁判を行うときに考えておくのは賄賂という手法の存在である。 http://t.co/3DjFDVP6
2013-02-16 10:20:06日本企業は基本的に賄賂を使わない。したがって相手側が賄賂を使えば、負けるべくして負ける。客観的に勝てる案件が負ける場合の多くは、賄賂が影響しているという推測が成り立つ。 http://t.co/n0XpfTLm 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方
2013-02-16 10:25:06賄賂が介在する場合の戦い方として、裁判官自身に職務への忠誠心を発揮してもらうことが有効。例えば裁判官に直接会ってお願いする。日本の官庁から当該国の官庁へ話を通してもらう官官ルートをはじめ、あの手この手を使えば、会えることもある。 http://t.co/EX9DrttD
2013-02-16 10:30:16中米の国の第一審で負けたあと、あの手この手を使いその国の最高裁長官と会うことになった。そこで何を手土産にするか。まさか賄賂ではない。 http://t.co/tfnkeEsF 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方/久慈直登
2013-02-16 10:35:03話の途中で彼がほんの少し身を乗り出し、じっと耳を傾け集中していることに気が付いた。考慮に値する話として認識したのではないか。会合の目的は達した。あとは彼にまかせて、公平な判決を待てばよい。 http://t.co/ML9qiuUL 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方/久慈直登
2013-02-16 10:50:07会合から数カ月たったある日、被告側がもう終了させたいと一方的に折れる内容で和解の申し入れをしてきた。第一審で勝っているにもかかわらず。こちらが最高裁長官に会った情報が伝わり、莫大な賄賂を使ったと想像し継続困難と判断したのかもしれない。 http://t.co/mO2LRKMy
2013-02-16 10:55:09実際には、日本の某お菓子屋さんの重たい羊羹4本詰合せだけが彼への手土産のすべてであった。 http://t.co/0CMWh74F 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方/久慈直登(日本知的財産協会専務理事)連載「喧嘩の作法」 http://t.co/9i3foWxN
2013-02-16 11:00:09元記事はこちら
記事に寄せられたコメント
将来の参考に: 賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/h94phG3g
2013-02-14 08:16:09「重たい羊羹」というのは、隠語に見えてしょうがない.... 重く見えるところが重要ということか / “賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方 WEDGE Infinity(ウェッジ)” http://t.co/sJc5xsIA
2013-02-14 09:03:08心を揺さぶる交渉術、なるほど、、→賄賂がはびこる国での知財裁判の戦い方 WEDGE Infinity(ウェッジ) http://t.co/nlEbzPhG
2013-02-14 20:46:41