為末大さん@daijapanの「【適応】について 私達は私達も気付かないほど何かに既に適応して生きている。」
『意識とはなんだろうか』という本を読んでいる。僕は、考えている自分というもの、自分の中枢というものに対しての疑いがいつもうっすらとあるのだけれど、この本の疑問点がすごく似ていて、面白かった。様々な実験結果や事例等を用いて展開している。
2013-02-17 08:41:42例えば逆さ眼鏡という上下が反転する眼鏡をかけて生活するとしばらくは混乱し吐き気をもよおすという。それでもつけっぱなしでしばらく生活していると逆さ眼鏡に自分が適応し、全く普通に生活できるようになる。今度は眼鏡を外した時逆に混乱するようになる。
2013-02-17 08:43:24イタチを縦線ばかりの箱と横線ばかりの箱で育てた場合、箱から出たとき、縦のものには反応しても横たわっている障害物にはぶつけて転んでしまったり、その逆が起きるという実験がある。育つ環境に適応する事により、見えやすいものと見えにくいものがある。
2013-02-17 08:47:51後天的に盲目になった方が、点字を読んでいくと脳の中の”見る”事を司る部分が活性化されるという。外から見れば手で触っているのだけれど、脳の現象だけ捉えれば手で見ている事になる。見るという事を使いながら育った結果できた脳が、新しい環境に適応している。
2013-02-17 08:51:42私達は私達も気付かないほど何かに既に適応して生きている。例えば言語。エスキモーは100以上の雪に関する言葉を持っていると言われるけれど、私達にはわからない雪の違いが彼らには言分けられる。同じように私という言葉が相手によって変化する日本人は関係性の微妙な変化に鋭くなる可能性もある
2013-02-17 08:57:00【終わり】縦線で育ったイタチが、横たわっている障害物が見えないと言った時、イタチは果たして嘘をついているのだろうか。もしかしてみんな全く違う世界を生きているんじゃないかと子供の頃から時々思う。そんなもの大人になったらなくなると先生に言われたけれど、年々その感覚は増すばかりだ。
2013-02-17 09:04:34すごい RT @funky_ryota: 点字を学んで数ヶ月が経った頃、ある言葉を思い浮かべると僕の意識の中には一般の文字と点字の形が重なるように浮かび上がっていました。そしてさらに数ヶ月後は完全に点字の形だけになりました。まさに全盲という環境に適応していくプロセスだったのだと
2013-02-17 10:41:23青が見えない目に育った人が青が見えないというのは嘘かどうかという話です RT @hyougo_ishin: 違いがあるから認識出来るのは、このイタチにも言えます。縦線ばかりで育ったイタチは横の物が見えないのではなく、横の物が自分がぶつかる物だということが分からないだけだと思いま
2013-02-17 13:57:07