宮沢賢治の愛をめぐって

宮沢賢治が、妹トシや親友保阪嘉内に対して抱いた強い愛着。それらを通り抜けることによって、抑圧されたもの。独特の女性観。賢治の「愛」に関する一連のツイートです。
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hamagaki seiji @ihatov_cc

いやまさに私も、「倒錯」だと思います。「小岩井農場」の最後の方の、至上福祉→恋愛→性欲の箇所も!RT @k_ghk: そこを大乗的に見るのもありだけど僕は『倒錯的』だと思うんですよRT @signaless5: 友情と恋愛=個人への想いを「みんな」へ昇華しようとした?

2010-08-28 19:45:46
hamagaki seiji @ihatov_cc

.@k_ghk @signaless5 「小岩井農場」の最後の方で賢治は、至上福祉→恋愛→性欲という「漸移」を述べますが、これは普通は逆さまだろう、と吉本隆明が書いていました。逆立ちした宗教的信念は、自らの体験の合理化でもあったのだと思います。

2010-08-28 19:58:44
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

私もそう思います。個人への愛とみんなへの愛は対立するものではないと思う。それを賢治は対立させてしまった。「小岩井農場」のあのくだりは好きですけどw@k_ghk 僕は『倒錯的』だと思うんですよRT @ihatov_cc: それこそが、『春と修羅』の最終章「風景とオルゴール」

2010-08-28 20:27:07
hamagaki seiji @ihatov_cc

個人への愛とみんなへの愛を対立させてしまうのは、仏教の本質にも一因があるかも…です。RT @signaless5: 私もそう思います。個人への愛とみんなへの愛は対立するものではないと思う。それを賢治は対立させてしまった。「小岩井農場」のあのくだりは好きですけどw@k_ghk

2010-08-28 20:38:03
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

そうですね。そこにのめり込ませたのは、自分の寿命を悟ったこと、嘉内の存在、など…つまりはやっぱり真面目でストイック…(涙)@ihatov_cc 個人への愛とみんなへの愛を対立させてしまうのは、仏教の本質にも一因があるかも…です。@k_ghk

2010-08-28 21:02:27
ガハク @k_ghk

そりゃあ完全な人なんていない。でもね美しい人はいるよ♪ずいぶんキズだらけだと思うけど外からは見えない。♦kyo

2010-08-28 08:11:25
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

ああ、そうです、それが本当の美しさなんですね。賢治がトシに見たのもそれかも。@k_ghk そりゃあ完全な人なんていない。でもね美しい人はいるよ♪ずいぶんキズだらけだと思うけど外からは見えない。♦kyo

2010-08-28 09:33:48
ガハク @k_ghk

同性としてどうかな?という思いもありますが、トシさんは特別なのでしょうね♦kyoRT @signaless5: ああ、そうです、それが本当の美しさなんですね。賢治がトシに見たのもそれかも。@k_ghk...

2010-08-28 09:53:55
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

保阪嘉内の存在は、長い間軽んじられてきたようだ。私も作品以外で一番最初に買ったのは高校生の時の『友への手紙』(嘉内あての書簡集)なのに、深い影響までは読み取れなかった。山梨の「73通の手紙展」で現物を全て見て、感動&驚愕。そこから、嘉内にも心奪われるw

2010-08-28 09:51:43
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

トシは恋愛問題で随分苦しみました。その影響もあって日本女子大に進学したようです。その深い悩み・苦しみ、そしてそこから立ち上がっていくのを見守り支えたのが賢治だと思います。@k_ghk 同性としてどうかな?という思いもありますが、トシさんは特別なのでしょうね♦kyo

2010-08-28 09:59:07
ガハク @k_ghk

賢治の恋愛と友情を考えると常に一抹の罪悪感がつきまとうのを否めないでいる。それは妹という肉親への愛にどうしても不透明なものを感じてしまうからで、その不透明さはさらに親友との友情にも影を投げかけていると見えてしまう。♣ガハク

2010-08-28 16:42:17
ガハク @k_ghk

結局それは未だ賢治に清廉潔白な聖人像を求めてしまっているということなのか…。♣ガハク

2010-08-28 16:43:45
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

というのは、何故なんでしょうか。そうなんでしょうか。@k_ghk それは妹という肉親への愛にどうしても不透明なものを感じてしまうからで…

2010-08-28 18:51:18
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

賢治がトシの入院中、「下の世話をした」という話はトテモ怪しいと思っている。

2010-08-28 18:53:00
ガハク @k_ghk

言葉足らずでしたね(謝。近親愛に性愛を重ねるという倫理的疑念が賢治にありそれが同性への愛に跳ね返り…と言いたくて♣ガハクRT @signaless5: というのは、何故なんでしょうか。そうなんでしょうか。@k_ghk それは妹という肉親への愛にどうしても不透明なものを感じてしまう

2010-08-28 19:04:12
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

しつこくてゴメン、賢治がトシに近親相姦的愛情を持っていたということかな?@k_ghk 近親愛に性愛を重ねるという倫理的疑念が賢治にあり…

2010-08-28 20:22:12
ガハク @k_ghk

@ihatov_cc @signaless5 「たった一人を祈ってはいけない」という言葉にも現れているかと。それが余りにも教義的。一人への愛を完成し得ないという思いが『衆』への愛に置き換えられ時、倒錯的愛が始まったのかなあ、と。

2010-08-28 21:31:42
ガハク @k_ghk

そうではないと思いますよ。兄妹愛というのは性愛を必ず含んでいる。ただ誰でも薄々知っているそのことに賢治は なぜか気づいていない。そこに倒錯的愛へと向かう要因も潜んでるんじゃないかと @signaless5 @ihatov_cc

2010-08-28 21:40:12
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

そうか。そうだったか。私はそんなこと考えた(思った)こともなかったけど。そうかもしれない…(T_T) @k_ghk 兄妹愛というのは性愛を必ず含んでいる。ただ誰でも薄々知っているそのことに賢治はなぜか気づいていない。 @ihatov_cc

2010-08-28 22:56:10
hamagaki seiji @ihatov_cc

すべての愛がエロス的であるというのはフロイトの考えですが、賢治はこの側面を「抑圧」しようとしたんですね。一方で賢治は、肉親であろうと同性であろうと、とことん愛さずにはいられない性向を持っていた。RT @k_ghk: 兄妹愛というのは性愛を必ず含んでいる。 @signaless5

2010-08-28 23:38:22
ガハク @k_ghk

エロスを肯定的に謳歌しているギリシア神話。昼は太陽、夜は月灯りしかなかった時代のエロスは今の人々には想像できないくらい明るく美しいものだったでしょうね。♦kyoRT @ihatov_cc:...

2010-08-29 01:33:59
ガハク @k_ghk

恋愛経験が乏しいというのではなく、妹を理想の異性として愛することは倫理的に悖ると思っていた。だからその感情を抑圧する。ここまでは普通だとしても問題は、それを『無意識に』していたことにあるんじゃないかと。RT @ihatov_cc: @signaless5

2010-08-29 02:35:57
ガハク @k_ghk

『無意識に』抑圧してそれでも人を愛そうとすれば、性愛と隣人愛との関係は『倒錯的』にならざるを得ないのかな? @ihatov_cc @signaless5

2010-08-29 02:46:05
ガハク @k_ghk

例えば我々夫婦はよく言われるんです「兄妹みたいに仲が良い」とか「双子みたい」とか。それって近親相姦だろ⁈wそういう訳で皆さん実は気づいてらっしゃるんじゃないでしょうか。近親相姦的愛の確かさに。@ihatov_cc @signaless5

2010-08-29 02:50:11
signaless(Marjorie Wilbury) @signaless5

嘉内に惚れ込んでしまったのは理解できるんですが、トシにははたしてそうなの?という疑問がまだ私にはあるのです。トシの生前には、それほどトシ・トシと言ってはいないと。@ihatov_cc 一方で賢治は、肉親であろうと同性であろうと、とことん愛さずにはいられない性向を… @k_ghk:

2010-08-29 06:01:35