広島教採塾さん「演出力なきものは去れ!」のツイート。

0
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

アメリカ人なら誰でも知っているゲティスバーグの演説の全文はワシントンDCのリンカーン像の台座に刻印されています。アメリカ史の金字塔の一つであるその演説に興味があることを語ることで、言語と歴史・文化の密接な関係を私が重視していることを伝えたのです。

2013-01-18 00:48:40
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そして、インタビューは私の趣味の話に移りました。趣味は映画やテレビドラマを見ることだと伝えました。アメリカが誇る文化である、映画とドラマを見まくっている日本人教師の登場です。その新聞記者より私のほうがアメリカの映画やドラマに詳しいくらいでした(笑)。

2013-01-18 00:50:17
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そこで、私は付け加えました。日本からは日本のドラマの録画も持参していますと。(まだ、その頃はかさばるVHSのビデオテープでした。笑) もちろん、時代劇も持ってきたと伝えました。時代劇、すなわち、Samurai Dramaはアメリカ人の興味をそそります。

2013-01-18 00:51:42
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

既に私は、現代日本の生活は、サムライ生活ではないということをはっきりと述べていたので、ここで時代劇も文化教材として使うと言っても誤解はされないだろうと判断したからです。

2013-01-18 00:53:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

アメリカの映画の古典と言えば、西部劇です。私も西部劇が好きです。西部劇と言えば、偉大な俳優、ジョン・ウェイン。ジョン・ウェインはアイオワ州出身です。私はわざとアイオワがジョン・ウェインの出身地だと知って感動しました!と言ってみました。アイオワ州民の地元意識をくすぐってみたのです。

2013-01-18 00:55:46
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

1時間のインタビューの翌日の新聞に、先程の新聞記事が掲載されました。記事の中でMr.KonoのEnglishは、almost letter perfect(ほとんど文字通りのパーフェクト)だと書いてもらったのがとても嬉しかったのを覚えています。

2013-01-18 00:58:19
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

この記事によって私はアイオワの地方都市で教師としてデビューしました。単なる外国人教師ではなく、志を持ち、アメリカを理解し、言語と歴史の関係を尊重し、そして何よりユーモアのセンスを持っている話せる教師として認めてもらいました。以後、私はお客さん扱いされたことはありませんでした。

2013-01-18 00:59:55
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

長々と自分の二十数年前を書いてしまいました(笑)。ちょっと自画自賛が過ぎるかもしれませんが、私が言いたいのは次のことです。自分を知ってもらい、相手に共感してもらい、自分の夢を叶えるには、表現力が必要です。演出力が必要です。そのためのバックグラウンドとなる知識や教養が必要です。

2013-01-18 01:02:12
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は、教師に必要な演出力には3つあると述べました。1.相手に興味関心を抱かせる発話力。2.相手の心を見通して、相手の共感や感動を勝ち取る洞察力。3.何が重要で何が目標かを相手に伝え理解させる力。 の3つです。私は、24歳の時のインタビューでもこの3つの力で勝負しました。

2013-01-18 01:04:07
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

はい。自画自賛は以上です(笑)。実は、二十数年経った今になって思い出すと、あの時のインタビューでの私の英語も私の語りも、全然ダメだったと思います。24歳の若者の未熟な語りでした。でも、24歳の未経験な新米教師としては、未熟者なりに頑張ってみました(微笑)。

2013-01-18 01:06:52
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

このお話を書きながら、今、私は、脂汗をかいています。そのくらい、あのインタビューは今から思いだすと、反省すべきところはたくさんあります。でも、あの時の私にはベストでした。全力で立ち向かったインタビューでした。24歳の新米教師が精一杯、背伸びして語りました。

2013-01-18 01:08:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今となっては良い思い出です。下手な語りでしたが悔いはありません。自分の想いを自分の言葉で伝えられたと思っています。

2013-01-18 01:09:38
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教師を目指す若い方に申し上げたいのは、今から二十数年経ったときに、脂汗をかきながらでも、良い思い出だった、未熟だったけれど自分のベストを出したぞ!と思えるチャレンジを今して欲しいということです。

2013-01-18 01:11:29
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そのチャレンジのためには、自分を磨き、自分の表現力を高め、自分の演出力を高める必要があります。自分が自分の中だけに籠っていては、チャレンジにはなりません。自分を自分という殻から外に出し、相手の心を掴み、相手の心を動かすコミュニケーションを行ってほしいと願っています。

2013-01-18 01:13:14
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そんなコミュニケーションの機会の一つが、教採での面接、人物評価試験です。表現力を持って、演出力を極めて、教採の面接にチャレンジして欲しいと思います。二十数年後には脂汗が出るようなものかもしれませんが、今のあなたのベストを表現し、演出して欲しいと思います。

2013-01-18 01:14:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採の場では、みんな未熟です。ほとんどが未経験な若者です。それでも、それぞれのベストを尽くして表現・演出して欲しいと思います。その力は教師になって必要な力なのですから。そして、あなたのその力で教わりたい子どもがあなたを待っているのですから。

2013-01-18 01:17:00
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

厳しめに書くつもりが、自分の昔話を持ちだしたせいで、全然、厳しめにはなりませんでした(笑)。要は、表現力・演出力は若いうちからそれなりに必要だということです。そして、その力が教採の合格には不可欠だということです。表現力・演出力のためにはその背景となる知識・教養が必要です。

2013-01-18 01:19:15
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

みなさんの自分の持っているものを総動員して、自分なりの最高の表現力・演出力を発揮して、教採に合格し、素晴らしい教育実践を進めていかれることを期待しています。

2013-01-18 01:20:23