hishi_kkさんの日本のコンテンツ産業への提言
(14) 電機メーカでいえば「いいもの」を作る人の海外流出というのも、数はそれほど多くないのかもしれないが、実際発生している。コンテンツ産業の場合、これはもっと簡単に起こりえる。地方在住で大手雑誌に連載している漫画家さんもいるわけで。海外でやってる人も実際にいる。
2013-02-24 14:08:46(15) 極論かもしれないけど、海外にもっと作家に有利なインフラがあるならば「海外で書けばいいか」と考える作家の人が増えて、日本のコンテンツ産業は骨抜きになってしまうどころか滅びかねない。書籍の電子化という大きな波はそれを起こす可能性をもっている。
2013-02-24 14:09:05(16) 映像メディアにしたってもはやテレビや映画に頼らなくても映像コンテンツをひろく人々に浸透させる手段はある。いまはテレビ映画ほどの影響力はないかもしれないけど、早晩これらに並ぶもしくは越えるインフラができあがるのは間違いない。
2013-02-24 14:09:14(17) もしかすると「コンテンツ産業」という言い方がよくないのかもしれない。「創作者」とでも言うべき人たちが働きやすい環境をつくったり、こういう才能を持った人たちを育てたり伸ばしたり、そういうところにもっと力を入れるべきでは。
2013-02-24 14:09:21(18) そういう意味で「映画化で100万円」ってのはわしにとって超ショックな話だった。こんなことやってりゃ産業自体滅びかねない。
2013-02-24 14:09:28(19) テレビなんかはいわば先の「いい物をいいと評価して、どう売るか考える人」だらけの業界なのかもしれず、そのこと自体に価値を置いているのかもしれない。それが目的になっちゃうと、もはやもとの「いいもの」なんかどうでもよくなっちゃうんじゃないの。
2013-02-24 14:09:35(20) だからこうしよう、とかそういうのはないんだけど。でもIT屋としてはインフラを作るというところくらい貢献できそうな気もするんだけどねえ。そんな簡単な世界ではないよね。
2013-02-24 14:09:44(21) 余談だけど前職同僚が某大手電子書籍関連ベンダに転職したときに「一緒にやらないか」と誘われて、なんとなく自分の働き方が想像できなくて断っちゃったんだけど、行っとけばよかったなーと思うことが多い。まあ、入ったところで一エンジニアにできることなんか知れてるけどさ。
2013-02-24 14:09:54(23) 電子書籍でいえばいちばん気持ち悪いのは印刷やさんとか出版やさんがやってることだな。やっぱこれらの産業と相対する人がインフラ作って、ケンカ売っていかないといいものにならないんじゃないの。既得権益守ろうとするところからイノベーションなんか生まれっこない。
2013-02-24 14:10:19(24) 「作家さんのことを一番理解してるのが出版社」だというなら、「映画化して原作料100万円」みたいな事態にならないようにマネージメントしてくれて然るべきだと思うんだけど、しかし出版社は作家のマネージメントオフィスじゃないもんね。
2013-02-24 14:10:31(25) つかさあ、出版社が作家の著作権云々アレしてるのもおかしいでしょ。件の映画化原作料も立派なロイヤルティであって、原契約に規定がないなら著作権者と利用者との間でロイヤルティについて十分話し合うべき。
2013-02-24 14:11:02(26) というか、なんの話し合いもなく勝手に振込まれて納得がいかないものであるならば、当然に法廷で争うこともできるべき事件。しかし現在の知財裁判だと慣例ありきなので、「従前100万円くらいだったから今回も妥当じゃないのー?」みたいな判決に至る可能性は高いかもね。
2013-02-24 14:11:22(27) とか書いてたら「作家をマネージメントする」という立場があれば出版、電子メディア、映像メディア、その他などうまく管理して作家さんにプラスになって、コンテンツ産業全体の利益になるんじゃないの、とか思うけどどうですかね。
2013-02-24 14:11:34(28) というか、そういう仕組みを持ってる作家さんもいるわけだけどさ、今保護すべきはそうじゃなくてこれから育つべき作家さんの方だよね。これからどんどん産業の食い物になって使い捨てられるんだとしたら、それは我々ユーザの不利益にもなる。
2013-02-24 14:11:43(29) そんなことするノウハウはわしにはないのでできっこないけど、誰かそういうビジネスやってみない?例としてはよくないけど、音楽産業みたいに権利と出版をわけるようなやり方だね。。
2013-02-24 14:11:56(30) って、日本の音楽産業も成功してるわけではないよな、、、ていうか、たとえばJASRAC的なものを作る、という話ではないんだけどね。具体的にどうすればいいのかわからないけど、例えば作家さんの代理で出版社やTV屋さんなんかと権利交渉する人。必要なんじゃないのそろそろ。
2013-02-24 14:12:58(31) というか、冒頭の結論に達するための手段としてそういう立場が必要であり、それで出版社や映像メディアと戦えるような法整備も必要だろうってこと。そのために何をどうすればいいのかは全然分からないし、そもそもわしの考えることでもないのかもね。
2013-02-24 14:13:55