池上氏「何が被災者と寄り添うことなのか」。朝日新聞特別報道部・宮崎次長「プロメテウスの罠は9割が現場取材。率直に話してくださる方には、過剰に報道して、勝手にやめるなとよく言われる。自分たちの解釈で勝手にタブー、ルールを作って(報道を)やめることに対するご不満を伝えてもらっている」
2013-02-24 16:25:03報ステ・伊藤ディレクター「現場で取材していると、寄り添うという言葉に違和感を感じる。僕の失敗の経験でもあるが、対等な立場で対等な対話をできるかどうかが大切」
2013-02-24 16:29:23会場から質問「風化も困る。何度も取材されるのもつらい。ちょうどよい報道とはないものでしょうか」。報ステ伊藤ディレクター「僕ら想像つかないつらい思いをしている方、前に進みたい方。僕らがあの時は?と聞くは違うと思う。探していかなくてはいけない」
2013-02-24 16:37:58おおおお。感謝! RT @asahi_tokyo 今気づき、スタッフの方に連絡しました。遅れてごめんなさい。RT@usausa_sekine: 横から失礼します、壇上が寒いようですが何とかならないでしょうか? "@hazuma: 壇上が死ぬほど寒い。。だれかスタッフがこれ読
2013-02-24 16:39:03ともかくは書籍化をお待ちください。。RT @miyagoshi 確かにいきなり行政へのアプローチは大変かも。であれば、せめて現在福島に住む方にも加わってもらった方がより現実的な案になるような気がしますが QT @hazuma: アプローチするための叩き台の計画を作っているとい
2013-02-24 16:39:41会場から質問。「プロメテウスの罠などを始めることになった社内のディスカッション、記者の気持ちは」宮崎次長「かなりの分量、新しい切り口の震災報道をやっていたつもりだが、現場にもう一度入り、深く取材すると、それでも足らないと感じた。現場に入るほどそれが見つかった」
2013-02-24 16:40:25さまざまな提案はありがたく、いずれも心に留めているのですが、現実はさまざまな制約のなかで動いており、まずは第一歩足を踏み出し関心を喚起することが大事だと考えています。
2013-02-24 16:41:46会場から質問「震災を映像、紙面と違うメディアで伝えているが、それぞれの利点は」杉浦ゼネラルエディター「キーワードで言うと新聞は、ドラマではなく、ファクトで書いていくことではないか。心地よい記事より、被災地にとっても、我々にとっても不都合な真実でもしっかり書いていく。それが役割」
2013-02-24 16:43:06杉浦ゼネラルエディター。「実は3.11以前からの問題であり、震災報道に限ったことではないと思うが、震災から2年たって、改めて、その思いを強くしている」
2013-02-24 16:44:41テレビ朝日中村編集長「速報メディアとしてのテレビは、新聞とは比べものにならない。その役割を認識し果たしていかなくては。記録ということでは、映像が伴わないと伝えきれない部分がある。壁でもあるが、新聞で描ききれないものが映像の中には必ずある。人の表情ひとつでも。それができるメディア」
2013-02-24 16:47:50遅くなってスミマセン。少しは暖かくなりましたか?RT @hazuma: おおおお。感謝! RT @asahi_tokyo 今気づき、スタッフの方に連絡しました。遅れてごめんなさい。RT@usausa_sekine:...
2013-02-24 16:50:37会場の大学生の方。「テレビ、新聞を見ていると、限られた地域ばかり報道されているなと感じるときも多いが、なぜ、陸前高田を選んだのか」。報ステ・伊藤ディレクター「結論を言えば、被害が大きい。被災地を象徴するところだから。被災地が非常に広い中、すべての被災地を網羅するやり方もあるが」
2013-02-24 16:53:08池上氏「虫の目、鳥の目、という言い方がある。鳥の目で全体を見渡す報道もあれば、地上にはいつくばり、伝えていく報道もある。両者あいまった伝えていく。伊藤さんは虫になる。鳥の目は中村さん(編集長)が考えるのでしょう」
2013-02-24 16:54:32会場から。宮城がご出身の方は「なぜ、震災報道が復興につながらないのか」。大学生の方は「政府の発表していることとメディアで報道していることが違っていることがある。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか」
2013-02-24 16:58:19池上氏「(政府発表とは別に)独自に取材をして、本音はそうのはず、というのを報じるのがメディア。実はそういうことはいっぱいある。(メディアの報道と)政府との食い違いが出てきて当然。政府の言うままに報じるのではメディアの意味がない。危険なのは政府とメディアが同じことを言い続ける社会」
2013-02-24 17:03:50林香里さん「報道が復興につながらないのはなぜ?メディアにあまり期待するのはやめたら、とも思う。私たち自身、自分たちの意見を作っていくのが大事」
2013-02-24 17:10:23東浩紀さん「被災地の現実にもきれいごとですまないことがたくさんある。これは国民も感じている。しかも被災地報道に限らない。きれいごとしかいわない、というメディアへの批判もある。人間の醜い面が出てこない。難しいが、被災地の側の複雑な、きれいごとではすまない現実を切り取ってくれれば」
2013-02-24 17:12:58朝日新聞・杉浦ゼネラルエディター「3.11は震災報道の枠の教訓を得たのではなく、それを機に日本のかつての戦争報道までも思い起こして、この職にある」「読者のみなさんの厳しい目をひしひしと感じる。ただ、今後も国民の皆さんの信頼にこたえる報道に突き進んでいかなくてはとも思っている」
2013-02-24 17:15:33テレビ朝日ニュースセンター・中村編集長「震災報道のこの2年、阪神大震災に比べ、大きく報じ、多くの人も現地に入れてきた。まずは事実を伝えること。信頼を取り戻せるように報じていきたい」
2013-02-24 17:18:17朝日新聞特別報道部・宮崎次長「私たちは、メディアに対する不信感がマックスなのであれば、それを(超えて)期待にこたえていく部署。期待しない人にひと泡吹かせるようにやっていきたい。きれいごとで済まない現実も現場で見ている。現実を見据えて報道していきたい」
2013-02-24 17:22:15報ステ・伊藤ディレクター「報道に今何ができるか。復興が進まないなら、その理由をちゃんと取材してみなさんにお伝えすること。人が足らないのか、制度が悪いのか、誰かが邪魔しているのか。プロセスを記録していくこと。被災地が直面するのは日本中の過疎地が抱えていることと共通しているのでは」
2013-02-24 17:24:33中継で気仙沼。東日本放送気仙沼支局の千葉カメラマン。「震災で失ったものは多いが教訓として得ることもたくさんある。このが形成され、人の心が復興に向かうプロセスをお伝えし続ける」
2013-02-24 17:28:32池上氏「震災は終わっていない、震災は続いているという視点が絶対必要。あれから2年、ではない。そういう視点が大事。プロセスを報じる、経過を伝える。それはつまり歴史を伝えていくこと。現代史を刻んでいく。それがメディアの役割。その思いを強くした」
2013-02-24 17:31:34池上氏「震災は終わっていない、震災は続いているという視点が絶対必要。あれから2年、ではない。そういう視点が大事。プロセスを報じる、経過を伝える。それはつまり歴史を伝えていくこと。現代史を刻んでいく。それがメディアの役割。その思いを強くした」
2013-02-24 17:31:34