翻訳「チェルノブイリ立入禁止区域での植生火災、煙の放出と放射性物質の拡散」
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uchida_kawasaki
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
森林火災とその防止 資料：林業技術ハンドブック（森林総合研究所 後藤義明氏） http://t.co/hiS0KRa94y
2013-03-05 00:53:08
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
Vegetation fires, smoke emissions, and dispersion of radionuclides in the Chernobyl Exclusion Zone http://t.co/bm2vdAMHAe
2013-03-05 01:01:03
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリ立入禁止区域の面積は2600km2（26万ヘクタール）であり、7割りがオウシュウアカマツが主な寒帯森林で、3割が農地である。事故後に放射能汚染のために森林対策が行なわれなかったので、オウシュウアカマツが過剰になり、虫や病気で蝕まれやすくなった。
2013-03-05 01:20:06
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
森林火災対策がされなかったために、草木が成長し過ぎ、火事が起こりやすくなった。1992年には12000ヘクタールが焼かれたので、見張り台や偵察機での火災監視が始まった。この火災監視と効率的な鎮火により、大火事は防げた。2005年には36ヘクタールのみが焼かれた。
2013-03-05 01:27:27
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリ立入禁止区域での森林火災の消防は成功していたが、予算不足と汚染木材が利用できないことから、積極的な森林対策を実行して森の中での燃料を減らす事ができなかった。森の中で木が密集していると下層植生が育たず、森の地表は落葉がほとんどである。
2013-03-05 01:44:12
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
この燃料構成では、火事火炎の長さが比較的短い状態で地表に留まり、極度な天候下でない限り、大きな樹冠火に移行しない。しかし、成木が枯れて日光が地表に届くようになると、小さな若木や陰樹が育つようになる。この森林遷移プロセスは、地表でのはしご型燃料を増やし、大きな樹冠火のリスクを増す。
2013-03-05 01:55:51
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリ立入禁止区域には特に火災を起こしやすい場所がある。森林対策が限られているために過剰になったオウシュウアカマツは、ストレス下にあり、害虫や病気の影響を受けやすくなっている。マイマイガが繁殖して根を腐らせ、400ヘクタール地域を含む多くの木を枯らせた。
2013-03-05 02:00:41
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
このように害虫に蝕まれた森は非常に火事を起こしやすい。1995年の火事で多くの木が燃え落ちたため、樹冠にスペースが開き、日光が地表に届くようになり、若木などの下層植生の新燃料ができる。地表の草木と大きな枯れた木は、火事が樹冠まで到達する道を作る。
2013-03-05 02:05:40
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
このため、チェルノブイリ立入禁止区域での森林火事は、時と共にさらに大きくなり、火炎の長さが長くなり、火災時間も長まり、煙の量も増えることになる。2002年12月時点での表面土のCs濃度は図に示されており、事故当時の風向きに沿っている。 http://t.co/9ICbvcBntw
2013-03-05 02:11:30
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリでの大気中放射性物質ストロンチウム90、セシウム137と、プルトニウム238とプルトニウム239＋240はと、2つの主な形態で存在しているが、これは煙の粒子とミネラルダストである。
2013-03-05 02:19:03
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
工事や強風が、汚染土からダストを起こす主な原因である。ダスト粒子は普通大きく（直径2−100μm、平均10μmほど）、元の場所近くにまた落ちる。反面、森林や草地の火事は、0.04−0.07μmと0.1−0.3μmの、2種類のサイズ範囲での微粒子を生じる。
2013-03-05 02:23:39
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリでの森林火災実験一カ所と草地火災二カ所の近くでの、Sr90、Cs137、Pu238とPu239+240の大気浮遊物放射能レベルは、空間線量より何桁も大きいというのがわかっている。大気輸送モデルからの推定では、森林火災による放射性物質の大気への放出の割合は小さかった。
2013-03-05 02:35:45
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
草地火災で大気中に放出されたのは、草地内の放射性物質の1%以下だった。放出された放射性物質はほとんどが微粒子となっており、消防士の吸入線量を増やす。この微粒子の主な放射性物質はプルトニウムだった。
2013-03-05 02:38:57
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリ（緑）とBanivka村（青）のモニタリング局でのCs137大気中濃度のグラフでは、毎年森林火災が最も激しい初春から秋の終わりにかけて何度か増加が見られる。1997年から2003年の空間線量は、両局で比較的安定していた。 http://t.co/3Kw3h8KA8x
2013-03-05 02:46:43
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
森林火災から発生する微粒子は、大火事だと何百kmも何千kmも運ばれる可能性がある。煙のプルームの拡散は、燃えている植生の種類、火事の強度、燃えている地域と期間、火炎の高さと気象状況に依存する。
2013-03-05 02:53:09
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
このサテライト画像は、2006年４月6日のウクライナと近隣諸国での火事と煙の空間的分布を示しているが、キエフより南の地域での火災からの煙が、北に100kmほど流れている。 http://t.co/IyGeL9PNS9
2013-03-05 02:54:05
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
NOAAのAVHRRサテライト画像（左の小さな画像）では、2003年5月8日に、チェルノブイリ立入禁止区域での春の火事からの煙のプルームが、人口270万人のキエフまで到達したのがわかる。 http://t.co/pu3DgLz3Bj
2013-03-05 03:00:38
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
@masaradon 人工林ではないのではないかと思いますが、私にもはっきりとわかりません。生態系のバランスが崩れて、自然林の森林遷移とはまた別の発展が見られるのではないかと思います。
2013-03-05 03:04:59
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
過去20年の間での、下層植生と枯れ落ちた木の蓄積は、樹冠火の可能性を増加させた。大きく激しい樹冠火は、浮力が強い煙のプルームを生じる事が多く、自由対流圏まで到達して長距離輸送されるのである。 http://t.co/6KqOQzi6Vk
2013-03-05 03:07:23
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Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
チェルノブイリの森林火災の煙のプルームの長距離輸送は、サテライトだけでなく、スエーデンの地上のモニタリング局でも測定されている。1972年から1985年の月間Cs137降下量は、成層圏の核実験フォールアウトのために5月がピークであったが、
2013-03-05 03:11:19
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
1987年から2000年の間は、Cs137月間降下量は4月と10月に増加した。これは、チェルノブイリ立入禁止区域内の森林火災が最も激しい時期と合致していた。チェルノブイリのミネラルダストの再浮遊もまた、Cs137月間降下量の増加に貢献したかもしれない。
2013-03-05 03:13:33
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
この論文、「チェルノブイリ立入禁止区域での植生火災、煙の放出と放射性物質の拡散」 http://t.co/qHKThEjtal の残りは、火災察知の改善と、リアルタイムの煙と放射性物質拡散予報システムの発達と実行についてですが、時間の関係で省略します。
2013-03-05 03:16:26
Yuri Hiranuma
@YuriHiranuma
＜拡散＞ FukushimaVoiceフクシマボイス: 「チェルノブイリ立入禁止区域での森林火災、煙の放出と放射性物質の拡散」の抜粋和訳 http://t.co/kgiPoyiWJx
2013-03-07 12:50:06