細野議員の2013・3・3読売新聞一面記事へのコメント。

「マスメディアにおいて、政治家とはまな板の鯉である」と言う細野議員。正しくそう、と言わざるを得ないのが悲しいが、それは我々有権者がメディアリテラシーを正しく手に入れていないからこそではないかとも考える。 ソーシャルメディアは政治家にとって、マスメディアの作り出す風評へ対抗しうる武器となるだろうか。それは、こうした記事を多くの人が目にし、一人一人が自分の意見を述べ合える状況になってようやく見えてくるのかもしれない。
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細野豪志 @hosono_54

マスメディアにおいては、我々は、まな板の上の鯉です。政治家がマスメディアの記事の訂正を求めても、ほとんど反映されることはありません。ソーシャルメディアに参入して、これはマスメディアに反論できる公正なメディアになるかも知れないと考えるようになりました。

2013-03-03 23:36:15
細野豪志 @hosono_54

今朝の読売新聞の一面に、「帰還を阻む1ミリ・シーベルト」という大きな記事が出ています。当時、環境大臣だった私が1ミリ・シーベルトという目標を独断で決めたかのように書かれています。当時の経緯を最もよく知る私に、取材はありませんでした。

2013-03-03 23:36:38
細野豪志 @hosono_54

控えめに言って、記事には事実を踏まえていない部分があります。ここから長くなりますので、連続してツイートしますが、ご容赦ください。

2013-03-03 23:37:01
細野豪志 @hosono_54

まず、当時の福島県民の皆さんの声です。私が環境大臣に就任した当時、多くの福島の皆さんの意見は、1ミリ・シーベルトまで国が責任を持って除染をするべきであるというものでした。事故直後の県民の皆さんの心情を考えると当然のことです。

2013-03-03 23:37:25
細野豪志 @hosono_54

2011年9月23日には、福島県市長会から、5ミリ・シーベルト未満についても、国が責任を持って除染をすべきであるという抗議文が出されています。

2013-03-03 23:37:55
細野豪志 @hosono_54

また、10月17日の第2回原子力災害からの福島復興再生協議会で、佐藤知事も要望されています。1ミリ・シーベルトという目標は、それらの声を反映して設定されました。

2013-03-03 23:38:18
細野豪志 @hosono_54

事故に責任のある国は、放射性物質を除去する責任があります。私は、その責任から逃げるべきではないと考え、除染の陣頭指揮をとりました。

2013-03-03 23:38:35
細野豪志 @hosono_54

当時は、全くゼロから除染に取り組まねばなりませんでした。事業に慣れてない環境省の職員を叱咤激励し、職員も大幅に増員しました。事業者を呼んで除染に取り組むことを要請し、技術の公募もしました。そして、ようやく除染が動き出しました。

2013-03-03 23:39:00
細野豪志 @hosono_54

一方で、1ミリ・シーベルトという除染の目標は、健康の基準ではないこと、帰還の基準でもないことは、私自身が再三、指摘していました。記事の最後に専門家の意見が書かれていますが、原発大臣として、低線量被曝についてのワーキングチームを設置し、そういった内容の発言もしていました。

2013-03-03 23:39:24
細野豪志 @hosono_54

事故から2年。今も福島の皆さんに大変なご負担とご心配をおかけてしています。除染よりも、賠償や帰還を優先したいという声があることは、私も耳にしています。特に、地元の声には謙虚に耳を傾け、柔軟に対応すべきです。

2013-03-03 23:39:51
細野豪志 @hosono_54

しかし、当時の経緯を十分に確認せずに結論だけを押し付ける検証記事には、疑問を感じます。おそらく、この投稿には、自己正当化するなという厳しいご意見が寄せられるでしょう。それでも、私が書くことにしたのは、ソーシャルメディアの可能性を試してみようと考えたからです。

2013-03-03 23:40:17
細野豪志 @hosono_54

先ほどの長いツイートについて、友人から、番号をふるよう指摘されました。時すでに遅し。申し訳ありません<(_ _)> FBでも同様の文章を書いておりますので、ご覧いただけますと幸いです。http://t.co/v0JE7vpUMa

2013-03-04 00:08:02