"エネルギー保存の法則からブラックホールの質量エネルギーは下がる。つまり質量を失う。この放射がホーキング放射と呼ばれる。" 本当はこの説明では不正確らしい(生成されるのは大部分が光子だとかなんとか)ですが、とりあえずこの説明を。
2013-03-08 20:48:28さて。ブラックホールの中から何かが出てくることはできる、ということがわかりました。では、その「何か」とはどういう「何か」なのでしょうか?
2013-03-08 20:50:32いや、ギャグではなくて。これは「ブラックホール無毛定理」とか、「ブラックホール脱毛定理」とか言われる概念です。 /ブラックホール脱毛定理 - Wikipedia http://t.co/fxOwil98Uc
2013-03-08 20:53:19"ブラックホール脱毛定理(ブラックホールだつもうていり)またはブラックホール無毛定理(ブラックホールむもうていり)は、宇宙物理学・一般相対性理論における概念の一つ。"
2013-03-08 20:54:00"「重力と電磁気力のみを考慮した、アインシュタイン・マクスウェル系でのブラックホール解における観測可能な量は、質量、電荷、角運動量の3つの物理量だけである」というもの。"
2013-03-08 20:54:15これは問題です。ホーキング輻射がブラックホールから外に出て行くことができることはわかりました。しかし、そこには何の情報も乗っていない、というのです。
2013-03-08 20:55:27つまり風の中心に落ち込んだ世界の情報は、そのまま消失してしまっているということになります。すべての情報があるといわれているそこは、からっぽの空洞だったのでしょうか?
2013-03-08 20:56:51しかし。奇妙なことです。情報はたしかにそこに「あった」のです。ブラックホールに飲み込まれたからといって、それがきれいさっぱり消えてしまうなどということが、本当に起こるのでしょうか?
2013-03-08 20:57:57この問題は、物理学者の間でも意見が分かれました。そしてついに、ひとつの賭が行われました。「情報は消失する」派と「情報は消失しない」派の科学者が、おのおのの意見の正当性を賭けたのです。
2013-03-08 20:59:24その結果はどうなったか? 紹介している記事があります。拝見させて頂きましょう。/Junkyard Review http://t.co/wicyAkyvIh
2013-03-08 21:00:08"どうやら、ホーキング博士はまた賭に負けたようです。「ブラックホールに落ちた物質が保持していた情報は永久に失われるか否か?」という有名な賭は、失われないという結果をホーキング博士自ら発表し、負けを認めることになりました。"
2013-03-08 21:02:12"ホーキングはかつてこの問いにYesと答えました。情報は永久に失われてしまうのだと。でも、これ異を唱える人もたくさんいます。なによりこの情報の消失は量子力学に反しているのです。"
2013-03-08 21:03:25"なにしろ、ブラックホールに落ちてしまった物質の性質は確率的にさえ追跡できないことを意味しますから。これがブラックホールの情報喪失問題(Black Hole Information Loss Problem)です。" http://t.co/wicyAkyvIh
2013-03-08 21:03:53といいつつ、引用ここまででした。しまった…… ともあれ。ホーキングは負けを認め、情報は失われない、という結論がひとまず現時点で出ました。
2013-03-08 21:05:20はい。ここで星見司のみなさんは気が付きましたね。記事の日付を見てみましょう。 "Jul. 16 2004" http://t.co/wicyAkyvIh
2013-03-08 21:06:10この理論、無名世界観で採用されているものとしては新しすぎるのです。なにしろ、精霊機導弾が発売された90年代後半には、すでに無名世界観は存在していたわけですからね。
2013-03-08 21:07:29しかも、芝村さんはその時点ですら十分に枯れた要素でもって無名世界観を構築されています。ということは、ここまでの話はだいぶあやしくなってきます。
2013-03-08 21:08:41しかしまあ、せっかくなので最後まで話してしまいます。ブラックホールの中でも情報は保存されることが一応わかりました。この情報は、どうやらホーキング輻射に乗って外に漏れ出てくるのではないか、ということをいう人もいるようです。
2013-03-08 21:09:59