「それであなたは、どうするんですか?」

5
凛 七星   @geillrim

ひとは誰もが自分で選んだのではない時代と場所で、ただ一度きりの人生を与えられる。わたしたちが実存する者として、この地で生きるということは、与えられた条件下で常に何かを考え、何かを選んでいく中で、そのたび特定な姿をとり、特定の生命の音色を響かせ、時を刻んで自分の歴史を綴ることだ。続

2013-03-08 20:53:30
凛 七星   @geillrim

続 しかし、それは個人の自由な選択や決断のみで決められるものではない。自分じゃない何かとの関わりなしに、そもそも人間は生きていくことなぞできない。わたしたちは否応なく関わる「何かの存在」に生命の波動を伝え、互いの生を微妙に左右していかざるをえないのだ。続

2013-03-08 21:00:28
凛 七星   @geillrim

続 それは、まるで小さな風が作る小さな波が、やがて遠く広く輪を広げていくように、いつかこの世界で共に生きなければならない人間すべての幸福や不幸と関わる普遍的な出来事とにならざるをえない。ひとの生が本質的にそのようなものであるなら、ひとりの生の基礎と柱は何で支えられているか…続

2013-03-08 21:10:54
凛 七星   @geillrim

続 目的をどこに置き、目標をどう定めているのかが、ひとりの人生の禍福を左右するのみでなく、他者の運命にも関わることとして、遮断されることなく、それが正しいのか誤りなのかを問うことは怠れない。また、そういうことはわたしたちの真剣な関心事であるべきだろう。続

2013-03-08 21:18:28
凛 七星   @geillrim

続 それが一民族や、一国家のことになっても事情はなんら変わらない。ただ、民族や国家の姿勢がどういうものであるかで、歴史が露わにするように、しばしばあまりに多くの人々の運命を「暴力」的に、乱暴に決定してきたではないか。あまりに冷酷に、無慈悲に、そして安易に行われたではないか。 続

2013-03-08 21:32:51
凛 七星   @geillrim

続 いま、日本社会からは耐えがたいほどの抑圧感から屈折し、鬱積した屈辱感と苦しさと怒りが混沌と渦巻き、マイノリティを肉体的、精神的暴力のはけ口にして、社会的弱者がさらに弱い者を激しく攻撃することで、強者体験を得て自尊心を保とうとする構図が明確に目に映る。すさまじい嵐のように。 続

2013-03-08 21:43:56
凛 七星   @geillrim

続 あまりに理不尽で一方的な暴力の痛みを引き受けさせられる側は、怒りを発することも、身を守るため抗うことも「非暴力」という名で許されないのなら、それは抑圧と否定の二重構造で虐げようとするかにおもえてしまう。「やめろ!」と叫ぶことも認めない第三者的正義とは一体なんなんだろうか。 続

2013-03-08 22:02:27
凛 七星   @geillrim

続 抑圧と攻撃を受ける側のひとりとして、「暴力」を目の前で受け止めさせられる立場にいて、葛藤は大きい。また、わたしは声を発することも許されずに、汚らしい侮蔑の言葉を吐き散らし、暴力の渦に巻きこもうとする挑発行為の前に立ちはだからなければならない。続

2013-03-08 22:19:14
凛 七星   @geillrim

続「良識ある」日本人の方々に問いたい。「非暴力」を貫いて抵抗の意志さえ口にできず、ただ身をさらして暴力を阻止しようとしている、在日コリアンの仲間たちを代表して。「それであなたは、どうするんですか?」と。

2013-03-08 22:34:09