アラフォーから英語学習を始め、3年間ほぼ毎日リスニングをしてきて気づいたこと

今から3年前、36歳の時に英語の勉強を始めました。 その後ほぼ毎日リスニングをしてきて、気づいたことがありますのでシェアさせていただきます。 ※この記事が参考になったという方は、☆マークを押してお気に入りにしていただけると、大変うれしいです。
35
嬉野克也 @self_agenda

まず話は、英語学習開始当時にさかのぼります。ある日僕は、とても簡単そうな英会話用のCDを選んで聴いてみたのですが、全く聴き取れませんでした。繰り返して聴けば耳が良くなって聴こえるようになるのかな?と思い続けてみましたが、なかなか効果は表れませんでした。

2013-03-10 22:02:13
嬉野克也 @self_agenda

昔音楽をやっていたので耳には多少自信があったのに、正直ショックでした。でも今にして思うと、耳の良さはあまり関係なかったんですね。

2013-03-10 22:03:11
嬉野克也 @self_agenda

英語学習開始時は、大量の聞き流しは有効だと感じます。そもそもの英語自体に慣れていない場合、わからなくてもとにかく大量に英語を耳から入れることで、徐々に聴こえる単語が増えていきます。

2013-03-10 22:04:34
嬉野克也 @self_agenda

その上で、これからリスニングをしていく人に自分の体験を通じてお伝えしたいことは、聴き取れないまま聴くだけでは、誤解なく理解できるレベルまで聴こえるようにはならないということです。

2013-03-10 22:05:38
嬉野克也 @self_agenda

この発音がこの言葉(文字)、というストックが増えていくから、わかるようになるんですね。耳が良くなるわけではなく、例えば"Make it up"が「めきら」と発音されたり、

2013-03-10 22:06:49
嬉野克也 @self_agenda

もしくは"Get up"が「げらっぷ」とくると思いきや「げたっぷ」と発音されることもあるんですねとか、そんなストックが増えることで、「前にも聴いたことがある」⇒「文字と音声がつながる」というプロセスを辿るようです。

2013-03-10 22:07:54
嬉野克也 @self_agenda

それを繰り返すと徐々に英語が全般的に聴き取れるようになるため、耳の力がアップしたと感じた時期があったのですが、実際には、ストックの増加と刷り込みによって英語を体が認識してきたという側面が大半を占めているのでは、と感じます。

2013-03-10 22:09:24
嬉野克也 @self_agenda

これを知識として持った上でリスニングに取り組むと、きっと結果が出るのは早くなります。そこで、何を言っているのかわかっている音声を繰り返し聴くことが重要になります。体に染み込ませることで初めて、耳で識別した音を瞬時に意味に変換して理解することが可能になるためです。

2013-03-10 22:11:39
嬉野克也 @self_agenda

次に、ストックを増やす方法について。まずは単語と熟語を大量に知る必要があり、それには単(熟)語集を使うのが効率的です。その後、単熟語を例文と結びつけてストックを増やすステップがあって、さらにその後は、それらが実際に使われる場面と結びつけてストックを増やすステップがあります。

2013-03-10 22:13:32
嬉野克也 @self_agenda

洋画を英語字幕付で観て、できればシャドーイングもすると、自分の知らない場面、外国人が実際に使う表現を、演技と物語付で学べます。TOEICで目標達成して更にLを伸ばしたい方には特にお勧めです。※詳しくは .@romyscafe さんの著書、サイト、tweetをぜひ参考にされて下さい

2013-03-10 22:15:21
嬉野克也 @self_agenda

僕も、大好きな洋画『幸せのちから』でチャレンジしました。そして冒頭、"Time to get up, man."が聴こえず、ここで挫折しそうになりました。一番最初の台詞、しかもたった一言なのに。。。

2013-03-10 22:17:07
嬉野克也 @self_agenda

これは、朝にパパが息子を起こすシーンです。僕には"It's time to get up"としかストックされておらず、It's が省略されること、息子に対してmanと言うことがあることを知らなかったことが、聴き取れなかった原因です。

2013-03-10 22:19:33
嬉野克也 @self_agenda

もう一つの例です。夫婦喧嘩のシーンで、奥さんが呆れた顔で一言、"Whatever."奥さんは怒っているため、はっきりは発音してくれません。ここで自分のストックに、Whateverが「どうでもいいわ」という意味を持つという情報があれば、聴き取れます。

2013-03-10 22:21:46
嬉野克也 @self_agenda

耳を鍛えたから聴き取れる、というよりむしろ、その単語や熟語の発音や使われる場面を知っているかどうか。それらのストックが増えると、推測ができるようになります。ネイティヴと僕では発音が明らかに違うのに、なぜ彼らは僕のを聴き取れるんだろう?と思ったことがありましたが、

2013-03-10 22:24:08
嬉野克也 @self_agenda

これは、ネイティヴや英語の堪能な人は英語表現のストックが豊富で、この会話の流れだと次にどの語彙を持って来ようとしているのかを推測できるため、僕の発音が微妙でも通じるんだと思います。

2013-03-10 22:25:57
嬉野克也 @self_agenda

少し話は脱線しますが、以前ダウンタウンの『ガキの使い~』で「アイスコーヒーの限界に挑戦」という企画があり、喫茶店では「アイスコーヒー」をかなり適当に言っても通じる、という実験をしていました。

2013-03-10 22:28:33
嬉野克也 @self_agenda

店員さんは、お客さんがメニューの中のどれかを発すると予測して待っているため、お店以外で何の脈絡もなく言われた時には通じないような発音でも通じやすくなる、ということは言えます。

2013-03-10 22:30:22
嬉野克也 @self_agenda

英語もそれと同じなのか!と感じたことは、いわゆるアハ体験でした。だからシャドーイングは効果があるんですね。音を掴んでいるから声に出せるわけですので。

2013-03-10 22:32:56
嬉野克也 @self_agenda

逆に、よく言われる「日本人が自信なさそうにぼそぼそ英語を話すため聴き取ってもらえない」というのは、純粋に聴き取り力によるものだと思います(小さい声だから聴き取れない)。大きな声でゆっくりめに、なるべく聴いた音に忠実に発音すれば、きっと通じます。

2013-03-10 22:35:45
嬉野克也 @self_agenda

【今回の連続tweetは以上です】少しでも参考にしていただけたら幸いです。読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

2013-03-10 22:37:43