「引き金を引いたら六分の一で弾が出る。ロシアンルーレットの語源には諸説あるけど、ロシアで囚人たちがやらされたのが始まりってのが有力ね」とアヤネ。「肉食線虫弾丸が頭に直撃したら、それはもう大変。顔中の穴という穴から湧き出る虫、食い散らされる脳みそ……」 #dda第六話 46
2013-03-12 23:00:29耳の穴から指ぃ突っ込んで脳味噌ぐっちゃんぐっちゃんにいわしたろかコラァ!!をマジでやる(厳密には目の穴)フィクション初めて見た #dda第六話
2013-03-12 23:01:09「私は『楽しみ』を知ってる……だから、ロシアンルーレットをミフユちゃん一人にやらせたりはしないよ!」そう言って、アヤネはまじかるリボルバーを自分のこめかみに押し当てて、引き金を絞った。カチン! と空撃ちの音。弾丸は出なかった。 #dda第六話 47
2013-03-12 23:01:11こいつ、絶対に頭がおかしい……ミフユは恐怖のあまり喉がカラカラだった。「長く楽しむために、一回ずつシリンダーは回転させるね」とアヤネが笑顔で言った。 #dda第六話 48
2013-03-12 23:01:35弾丸の位置を変えてから、アヤネはリボルバーをミフユの額に向ける。カチン! 撃鉄の落ちる音。大丈夫。まだ弾丸は出ない。 #dda第六話 49
2013-03-12 23:02:06アヤネはシリンダーを回してリセット。それから、自分の頭にまじかるリボルバーを押し付けて、今度はダブルアクションで五回連続で引き金を絞った。ガチガチガチガチガチ! それを見ていたミフユのほうが思わず「うっ!」と怯えた声をあげる。 #dda第六話 50
2013-03-12 23:02:43五回連続でやったのに、弾は出なかった。アヤネはシリンダーをスイングアウト。中身を確かめると、ちゃんと弾丸は六発目の位置に入っていた。「なんとなく、いけそうな気がしたから五回やっちゃった。スリリングだった。これがエクスタシーだよ。ミフユちゃん」 #dda第六話 51
2013-03-12 23:03:09「ロシアンルーレットってセックスに似てるよね……ああ、ミフユちゃんはそこまで刺激的なセックスはしたことないかな? 魔法少女ならチャレンジが大事だよ。次は、ミフユちゃんも五回連続でやってみよう」「ひっ……!」 #dda第六話 52
2013-03-12 23:03:45「チャック・ノリスの伝説を知ってる? 彼は、リボルバーに弾丸をフル装填して、自分の頭に向けて六回引き金を絞った。それでも生き残ったらしいよ。ミフユちゃんも、目指せチャック・ノリス、だよ」 #dda第六話 53
2013-03-12 23:05:36耐えられなくなって、ミフユは失禁した。それでも、「許して」と口にしないだけのプライドは残っていた。 #dda第六話 54
2013-03-12 23:06:13そのとき、拷問空間の障壁で爆発が起きた。頑強なはずの障壁に割れ目が生じて、そこから精霊術師のメグミが飛び込んでくる。「今日は撤退!」メグミはミフユをかっさらって、全力で逃げ出す。 #dda第六話 55
2013-03-12 23:06:37「位相次元を部分的に破壊するトポロジー手榴弾を使ったのよ。危ないところだったわね。拷問空間で拷問魔法少女に屈すると、これから先の一生、ずっと奴隷にされるのよ」「……奴隷?」「拷問魔法少女の奴隷は悲惨な世界よ」 #dda第六話 56
2013-03-12 23:07:11「トポロジー手榴弾は数が少ないけど、貴重な『こちら側』の拷問魔法少女を、こんなことで失うわけにはいかない……」 #dda第六話 57
2013-03-12 23:07:43精霊術師メグミに助けたれたファンタスティックドリラーみふゆは、急いで回復魔法を使った。食い散らかされた太ももの肉を再生していく。ちくしょう。あの女……ドゥームズデイあやね。今日のことは絶対に忘れない。いつか必ず、やり返す。 #dda第六話 58
2013-03-12 23:08:11処刑獣はチナミとセリカが倒した。精霊術師は、敵の魔法少女とともに逃げていった。現場に残ったのは、すっかりその存在を忘れかけていた犯罪者の若手俳優だ。わりとどうでもよくなっていたが、プロとして拷問はやらねばならない。ちょうど、肉食線虫弾丸もあるし。 #dda第六話 59
2013-03-12 23:08:42