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たとえ事件捜査に明るい新聞記者であっても、3日もらえれば、やってもいない殺人容疑の自供も確実に取れるんだよ

引退したベテラン捜査官の人が、親しい新聞記者に「たとえ事件捜査に明るい新聞記者であっても、3日もらえれば、やってもいない殺人容疑の自供も確実に取れるんだよ」と話したそうだ。尋問の手法はそれだけ強力で、逆に言うとそれぐらい信頼しちゃいけないものなんだと
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medtoolz @medtoolz
冤罪の本を読む。自白というものは、被疑者と捜査官の個人戦というよりも、むしろ「たしかな記憶などどこにもない」ということを前提にした、一種の団体戦なんだなと思う
medtoolz @medtoolz
捜査官の人たちは、まずは被疑者を囲い込む。友人や弁護士の人、他の目撃者、味方になるかもしれない人たちとは、この時点で隔離される。捜査官は「証拠はある。友人もあなたが犯人だと言っている。あの弁護士は頭がおかしいから解任した方がいい」と迫る
medtoolz @medtoolz
捜査官はたいてい複数で、対等なチームと言うよりも、神様役が一人、「あの人が黒というのだから、あなたは間違い無く黒なんだよ」という優しい捜査官を複数、上下に厳しく極めて堅固に固まったチームで被疑者と対峙する。
medtoolz @medtoolz
被疑者のチームはバラバラにされる。友人は被疑者を黒だと証言するし、味方であるはずの弁護士は、頭がおかしく被疑者のことを単なるお荷物としか思っていない人間のクズであると、むしろ捜査員から同情されたりする
medtoolz @medtoolz
犯人と断じられる被疑者は冷酷無比な嘘つきであるという前提で話が進む。その一方で被害者のことも悪く形容される。「あいつは殺されてもしかたがなかった。お前がそうするのもある意味しかたがないのかもしれない」と同情される。
medtoolz @medtoolz
捜査官のチームが堅固に固まり、被疑者のチームがバラバラにされ、お互いの記憶が歪められ、矛盾が生じた時点で捜査官のチームは勝利する。それが冤罪としてひっくり返ることは多いにせよ、被疑者はたいてい自供をはじめる
medtoolz @medtoolz
取り調べの現場が録音されると、被疑者チームの結束は恐ろしく硬くなる。捜査官の言葉は検証され、虚偽や矛盾が指摘され、状況は極めて不利になる。記録というのはたぶん、自供の獲得を一種のゲームと見立てた場合に、ルールを根本から変えてしまうんだろうと思う
零除算居士 @zeroDivMonk
@medtoolz 主治医が「記憶は嘘をつく」のような本を書いてます。私自身も記憶を振り返るとき、偽記憶というか誤解をやりかねないので、固く戒めています。そりゃあ、長期記憶だって現在視点でフィルタリング編集されて取り出されますよね。
medtoolz @medtoolz
@renpoo 隔離されて朝から晩まで「お前は嘘を付いている」とやられると、やっぱり厳しそうですよね。。
零除算居士 @zeroDivMonk
@medtoolz I.G. のなかでの内ゲバ心理戦が、或る意味それでした。当時はウブだったからツラすぎたな。一時間ぐらいまばたきできないとか。
medtoolz @medtoolz
@renpoo 録音機って、もしかしたらいろんな問題を解決するのかもですね。。
medtoolz @medtoolz
本人に検証が不可能な時間を踏み台にして、「さっき君がトイレに立った時に聞いたんだけれど、みんなずいぶん君のことを嫌っているみたいだね」とささやいてみせるのが、相手の意識に侵入を試みるときの入口になる。記録があれば、こうした脆弱性が塞がれてしまう
medtoolz @medtoolz
犯罪捜査や取り調べというものを、真実を追求する場ではなく、とにもかくにも疑わしい誰かから、捜査員にとって好ましい自供を獲得するための、一種の記憶を操作する場であると考えた時に、記録が取れない時空間を用意することは、記憶書き換えの入口になる。ここはたぶん絶対に譲れない
medtoolz @medtoolz
自供を得るということは、とくに冤罪の原因になってしまうようなそれは、被疑者との論理ゲームと言うよりも、むしろ人間の脆弱性をついてその人の記憶に書き換えを試みるような技術であって、真実の有無はある意味どうでもいい。
medtoolz @medtoolz
それが論理ゲームなら、録音の有無はゲームの色合いこそかえるけれど、ゲームそれ自体はきちんと成立しうる。ところが記憶の書き換えゲームとして自供を獲得しようとした場合、録音は脆弱性の排除にほかならないから、ゲームそれ自体が成立しなくなってしまう。それは非常に困るんだろうと思う
medtoolz @medtoolz
いい警官と悪い警官メソッドは、優しい「いい警官」が主役になる。怖い警官を「あの人は怖いけれどとても公平で証拠に厳密な人なんですよ」とフォローしてみせる一方で、被疑者の味方を名乗る弁護士は「悪い弁護士に当たっちゃいましたね。あの人は口だけで、信じると大変な目に会いますよ」と
medtoolz @medtoolz
書き換えというのはたぶん、常に優しい口調で行われるのだろうと思う。優しさは、恐怖が実態を持って目に見えている前提ならば、恐ろしく鋭利な道具になる
medtoolz @medtoolz
数字をつきつけるのは、相手を揺さぶる方法として合理的に思える。秒単位の時間経過を表にまとめ、相手に「それは何時何分何秒ですか」と聞く。「我々はこれだけ緻密に調べている。それなのにあなたは何分難病なのか知らないという。あなたが嘘をついているからだ」と断じてみせる
medtoolz @medtoolz
マンガやアニメの二次創作は、本編では語られなかったエピソードを、ファンの人達が膨らませて作品にする。上手な人がそれをやると、変わらないはずの本編まで、キャラクターの印象が異なってきたりする
medtoolz @medtoolz
記憶というのはそもそもが断片的なもので、トイレにいっている間にクラスで同級生が交わす会話は知ることができないし、自分が出かけている間、寝ている間に地元で何がおきたのか、伝聞は可能でも、体験は決してできない
medtoolz @medtoolz
熟達した捜査員もたぶん、一種の上手な二次創作作家みたいな側面があって、変わらないはずの自分の記憶にだってどうしようもなく存在する間隙に、様々なエピソードを膨らませ、物語ってみせるんだろうと思う。変わらないはずの本編たる自己の記憶も、もしかしたら疑わしく思えてきたりする
medtoolz @medtoolz
被疑者の友人や知人、目撃者は厚遇されるのだろうと思う。自分のために汗をかいてくれた人を前にすると、その人に報いたくなる。嘘はつかないだろうけれど、ちょっとした譲歩を引き出して、それを根拠に被疑者に対して致命的な打撃を与えてみせることは難しくない
medtoolz @medtoolz
引退したベテラン捜査官の人が、親しい新聞記者に「たとえ事件捜査に明るい新聞記者であっても、3日もらえれば、やってもいない殺人容疑の自供も確実に取れるんだよ」と話したそうだ。尋問の手法はそれだけ強力で、逆に言うとそれぐらい信頼しちゃいけないものなんだと
medtoolz @medtoolz
でもこう、真実はさておき捜査員にとって好ましい自白を求める刑事尋問と、拷問上等でとにかく知っている限りの正しい情報を引き出そうとする軍隊の捕虜尋問と、方法論としてどちらがせめてましなんだろう。。
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コメント

@izanamu 2013-03-13 16:12:35
米軍やCIAでも、拷問で得られた情報は不正確な事が多いので拷問はするなと厳命しているにも関わらず。現場レベルでは日本警察と同じ様に拷問神話が信じられていてちっとも状況が改善しないという話を聞いた事がある。
Dai=Juno @bforest_ 2013-03-13 17:59:09
恐ろしいのう…。録音は必須だな。
草薙蒼一郎 @kusanagiblade 2013-03-13 18:25:59
そもそも日本は拘束時間が不必要に長すぎるのが根本的に大問題なんだよね 国外のどこを見たってこんな長期に拘束出来る国はない
謎の七面鳥(C95 東6 ト-29b) @7mencho 2013-03-13 19:38:28
交通事故(加害側)で出頭した際、調書はとにかく警察側のペースで作られ、こっちが一々「それは違います」「そうじゃありません」と訂正させるのにヘトヘトだった記憶がある。相手には申し訳ないとは思うが、けど、交通事故ですらこれなんだから、刑事事件の取り調べの壮絶さはもっと覚悟しておいて、多分それでも足りない。
neologcutter @neologcut_er 2013-03-13 20:29:46
無実の罪で死刑となった5人の死刑囚の最後の晩餐(アメリカ) : カラパイア http://p.tl/cvYQ  やはり虚偽の自白をさせ暴行を加えていた事実が明らかになった例もあるな。
K3@FGO残0.4 @K3flick 2013-03-13 20:35:06
第三者視点を存在させないところがポイントなんだな。 小規模のセカイを作ってしまえば良いと…
daeme @daeme 2013-03-13 21:02:59
検察の普段行っている取り調べの音声を、誰よりも彼らの子供達に聴かせてみたい
darkwood @major_oaks 2013-03-13 22:17:13
冒頭の文章の[たとえ事件捜査に明るい新聞記者であっても、3日もらえれば、やってもいない殺人容疑の自供も確実に取れるんだよ ]が意味不明。
玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2013-03-13 23:17:52
結局のところ、人間なんて継続的な脅迫……しかも助けがない状況で……の前では弱いもんだよ。犯人だと決めてから捜査すりゃそりゃ冤罪も起きるわなぁ……って話 
星夜輝/✨💎⛵/μ'sic forever @hoshiyo 2013-03-13 23:34:25
major_oaks たとえ事件捜査に明るい(=警察の手練手管を熟知している)新聞記者(が取り調べ対象)であっても、3日もらえれば、やってもいない殺人容疑の自供も(その記者から)確実に取れるんだよ、ということではないかと思います。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2013-03-14 07:05:00
何か微妙に受け取り方がずれている印象がある。 虚偽自白の話のようだが、ウソ記憶自体は、被疑者優位、捜査側優位どちらにも転化しうる、方向性のないものです。 まず、それを前提に。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2013-03-14 07:06:52
その上で、特定の思い込み(これは、何が優位か、という事ではなく、どういう方向を「真」と見たか)に囚われると、その特定の方向に記憶が形成される、という事でしょう。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2013-03-14 07:09:00
ちなみに、そういう意味では、本人を拘束から解き放ってしまう = 真実に近づく、ではない事に注意。 その場合には、被疑者優位のニセ記憶が形成されるだけです。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2013-03-14 07:12:22
(被疑者が嘘をつかない、というのも逆の意味でありえない。) → ここから導かれる事は、記憶の記述は多方向から見て矛盾ないか、検証を綿密にしないと、事実関係を正しく反映していない可能性がある、って事。
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2013-03-14 07:16:59
後、冤罪前提の話(冤罪である、というのを、どういう推定で成立させたか、が不明で、それが検証・証明されていないので。)ってのも、前提が偏っているような。
sesamechang @sesamecake 2013-03-14 08:03:34
だから愉快犯一人上げるのに血道を上げるより警察の冤罪作成体質をもっと大々的に問題にすべきだと言ってきたんだがなーもう事件全体が下火になってきちゃった
甘党猫が通りますよ @Future_Men 2013-03-14 13:30:15
司法に「人権を守る」という意識が薄いからなあ。なぜ一つの罪で20日間も拘束され、期限切れになりそうになったら、別の罪でも続けてそれが認められるのか。
7TZtopic @5TZtopic 2013-03-14 14:04:51
まあ、でも冤罪の方が少ないからな。
柳瀬那智@冬コミ3日目 東5へ−02b @nachi_yanase 2013-03-14 14:12:40
5TZtopic 冤罪率は49%までオッケーとかすごい理屈だな
雲居雁乃 @kumoikarino 2013-03-14 15:01:04
よく「冤罪防止の為の可視化は真相解明とバーターである」ということが言われますが、遠隔操作ウイルス事件を見てもわかるように、自白の強要は逆に真相から遠ざかるもの。
od @odododod 2013-03-16 23:08:45
5TZtopic 残念ながら遠隔操作事件に関しましては、操作されて逮捕された4人のうち2人が容疑を認めている=冤罪とそれ以外が同じ数という状況が可視化されておりまして……。まあ即全体には適用できませんが、どうなんでしょうね。
7TZtopic @5TZtopic 2013-03-17 00:30:22
冤罪率は49%までオッケーと読めるアスペも凄いなあ。
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